市民による浦安の地域情報総合サイト

浦安ってこんな街!

夏の風物詩といえばヒンヤリ、ゾゾーッ背筋が冷える怪談と肝試し!?「四谷怪談」を語るときは「於岩(おいわ)稲荷」のお参りもお忘れなく・・・(※閲覧注意)

この記事は最後に更新されてから1年以上経っているため、情報が古くなっている可能性があります。
最新の情報をお探しの方はサイト内検索で最新情報がないか検索してみてください。

浦安市内あちこちで、賑やかに夏祭りが開催された8月最後の週末。

その夜、ラディアンコースト新浦安内ガーデンでは、ひっそりと子どもたちのための「怪談&肝試し」イベントが行われたのだとか。

「怖さ」を感じるポイントというのは年齢によって異なるといわれています。大人になればおばけや幽霊の類いが怖くなくなるわけではなく、大人になったからこそ理解できて、「そういう意味だったの……怖ッ!」となる怪談もあります。

「四谷怪談」は、よく知られた怪談のひとつ。ちなみに昭和のコントでもお馴染み♪いちにまい、にまい〜♪とお皿を数える幽霊のお菊さんは「番町皿屋敷」。「四谷怪談」はお岩さんのお話です。このふたつ、よく混同されがちだそうなのでお間違いなきよう。

こわ〜い「四谷怪談」お岩さんのお話は児童書から現代作家の創作まで、さまざまなバージョンがあります。探して読んでみてくださいね。

さて、この四谷怪談を題材にした劇や映画を制作する際、新宿・四谷にある【於岩(おいわ)稲荷】のお参りをするのが通説となっています。なんでも、お参りを忘れると、関係者や作品自体がアクシデントやトラブルに見舞われることが多いのだとか。

鶴屋南北作「四谷怪談」のお芝居が大流行したのは元禄時代。「お参りしないと祟られるなんてただの迷信でしょ?」と現代人は考えます。ところがーー。

1993年オープンした両国・江戸東京博物館。目玉は、江戸時代に上演された「四谷怪談」を再現したミニチュアのからくり舞台。ハイテクを駆使した仕掛けが、お披露目直前に動かなくなり、原因は不明。関係者が頭を抱えこんでいたとき、「於岩稲荷にお参りしていない」ことが判明。スタッフのひとりが慌ててお参りにいき、そのあとは何事もなく仕掛けが動いたんだとか…。これ、実話だそうですよ。

今回、浦安の子どもたちに「四谷怪談」を語ることになり、於岩稲荷を訪れました。地下鉄丸ノ内線四谷三丁目を降りてすぐ、於岩稲荷がふたつあります。

ひとつは、こちらの風流な田宮神社。

墨でしたためられた、ありがたいお言葉もいただけます。

そして、もうひとつは、ななめ向かいにある陽運寺の於岩稲荷。

陽運寺ホームページ 

陽運寺では木漏れ日の中でお抹茶をいただくことができます。野点(のだて)のような贅沢な時間。猛暑であるにも関わらず、しばし暑さを忘れました。

戸棚に並べられた器の中からお客が好みのものを選び、氷をいれた冷やし抹茶を丁寧に淹れていただきます。私が選んだ鮮やかな黄色の陶器はポルトガル製だそうです。美しく盛られたお菓子の上品な甘みと抹茶のほのかな苦みが絶妙のコンビネーション。

「縁結び」のパワースポットでもあるという陽運寺。「四谷怪談」を話す機会はなくとも、ぜひ一度訪れてみては?

さて、於岩稲荷でお詣りも済ませ、怪談&肝試しイベントは無事終了。

背筋がゾゾーッと冷えて、子どもたちは熱帯夜を涼しく過ごせたでしょうか。

それとも、怖くて眠れなかったかな……。

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

最新情報をお届けします

Twitterでフォローして最新情報を入手しよう

月別アーカイブ

ページ上部へ戻る