浦安ってこんな街!
1.132022
【Happy New 麺②】行列の理由は、店主が朝4時半から仕込むスープと自家製麺。浦安生まれ・浦安育ちの店主の真っすぐな姿勢に心打たれる『麺屋真星(しんせい)』
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「仕事だと思ってないんです。ラーメンは自分自身が自己表現する場、自分が存在する場だから」。そう話してくれたのは、北栄のバイパス沿いにお店を構える『麺屋真星』の店主・安田さん。朝の4時半にはお店に入り、スープの仕込みに製麺、そして提供までほぼ一人でラーメン作りをこなします。おまけに定休日がない!「前は火曜定休にしてたんですけどね。その日に入りたいバイトの子もいるし、その日に来たいお客様もいらっしゃる。じゃあ休まないでやるか!って」。
(トップ写真:ほぼ休みなくラーメンと向き合う安田さん。ラーメンを作っていて一番楽しい瞬間は「お客様に、ごちそうさま~!って言われた時」。『真星』という名前は、安田さんと共同経営者である友人の名前に共通する『真』と、「新生」「新星」にかけて付けたのだそうです。まさに浦安ラーメン会の『真』の『星』ですね!)
取材にお伺いしたのはお昼の営業後。「取材だし仕込みがないようにと思ったんだけど、スープなくなっちゃって。すみません仕込みながらで」。
真星さん、最近はお昼時にお店の外まで行列ができる、今浦安で注目のラーメン屋さんでもあります。一番人気は、白濁したクリーミィなスープの『濃厚鶏白湯(ぱいたん)らーめん』。真っ白いスープにピンク色のチャーシュー、そしてピンクペッパーを浮かべた見た目もキレイなラーメンで、ここでしか食べられない!と多くの女性にも支持されています。鶏白湯のスープは、鶏ガラに丸鶏・鶏の足( もみじ) を入れ、潰しながら強火で煮出すこと10時間( ! )。そこからさらに少しずつスープをすくって漉し、冷やしながら攪拌する…という、かなり手のかかったスープなんです。最近は特に回転が速く、ほぼ毎日この作業をしていらっしゃるのだそう。「大変ですよ。でも、このラーメンを食べたくて列を作るお客様がいる、それってすごいことだと思う。だから頑張らないとね」。
浦安生まれ・浦安育ちの安田さん。小さい頃はお腹が空いたらお菓子ではなくラーメンを食べていたと言います。ラーメン屋をやりたい!と思うようになったのは、会社勤めをしていた23歳のころ。「でもどうやったら始められるのかわからなくて。悶々としていたときに本八幡にあるラーメン屋さんの社長さんと仲良くなって、訳を話したら会社が休みの日だけお店で修業させてくれることになったんです。そこで会社勤めの合間に修業して、開業セミナーや創業支援などに通いました。真星をオープンしたのは2019年12月、29歳の時です」。しかし、走り出した直後にコロナ禍へ突入。「このままじゃヤバイと。もっと尖ったラーメンに変えて、見せ方や売り方も変えようと。10日間お店を閉めて試行錯誤を重ねました」。ラーメンソムリエの資格も取得し、2020年の秋に従来のメニューを一新。現在の看板メニューである『濃厚鶏白湯らーめん』が誕生します。
粉の配合や太さなど、スープに合わせて全て変えているという自家製麺。小麦粉だけでも6種類を揃えているのだそう。どんどん麺が出来ていく様子は本当に面白い!
右肩上がりでお客様が増えているという『麺屋真星』。安田さんに2022年の目標を伺いました。「子どもたちに麺やスープの作り方を見せて、食育とかやりたいですね。あとは彼女を作る( 笑) ! 一緒にラーメン作りたいっていう仲間も増えたらいいな」。生業として真剣に向き合うラーメン、そしてその先に広がる自分の世界。安田さんのラーメンに対する真っすぐな姿勢は、『麺屋真星』の力強さそのものなんだと感じました。
麺屋真星(しんせい) Twitter
047-316-7778
浦安市北栄2-19-26
11:00 ~ 14:15(LO)/平日17:00 ~ 21:30(LO)・日祝17:00 ~ 19:30(LO)
※この内容は、フリーペーパー「浦安に住みたい!」2022年1-2月号に掲載された内容です。
※フリーペーパーに掲載されている日程が変更になる場合があります。最新情報はそれぞれの店舗・主催者にご確認ください。
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