浦安ってこんな街!
1.312020
千葉の大多喜で開催された『EVER BOOK STREET』めちゃくちゃ良かった…! 浦安でも「本で繋がる」をテーマに何かやれたら絶対面白いと思う!!
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房総半島の外房寄りに位置する大多喜エリア。その大多喜にある『丘の上バラ園』で1/26・27、“本で繋がる2日間”をテーマに開催された『EVER BOOK STREET』というイベントへお邪魔してきました。「浦安に住みたい!」の人がなぜ大多喜に?…そう、それには3つの理由があります。浦安から猫実珈琲店さんが参加されていることがまず1つ目。そして猫実珈琲店さん、房総をはじめ各所から来る人たちに「浦安の魅力を紹介して、遊びに来てもらいたい!」との思いから、浦安を紹介する本や新聞・地図など、様々なものを持って行かれるということで、それはぜひ「浦安に住みたい!」も見届けたい!というのが2つ目。そして、私も紙の本を愛する一個人として、本のイベントに非常に興味を持ったというのが3つ目です。実際に行ってみると新たな発見がたくさんあって、浦安でもぜひ本のイベントが開催できたら良いな~と思うほどでした。この思い、誰かに届け…!ということで、記事にしたためます!
日帰りショートトリップは、ローカル線に乗って。
浦安から大多喜までは、車で1時間半ほど。今回は一人の旅路だったので、電車で向かいました。蘇我から外房線に揺られること1時間半、外房線の大原駅に到着。
ここから千葉の誇るローカル線「いすみ鉄道」へ乗り換えます。鉄道というよりはケーブルカーのような、遊びに来た!という感じがする電車で、ここからすでにワクワク…!
田んぼと山と林を抜けて、降り立ったのは『城見ヶ丘』駅。ここから歩いて『丘の上バラ園』を目指します。
晴れだったら、春だったら、田んぼが緑だったら…歩きながら、様々なたらればが頭を駆け巡ります。人も車も建物も、浦安と違ってとても少ない。
空が広い。川のせせらぎ。昨年の台風の爪痕は所々に見られるものの、小鳥の羽ばたく音、犬の唸り声、トンビの鳴き声、人間以外の生き物の気配が、濃厚に感じられる。まさにショートトリップ、2時間ちょっとで訪れる非日常!
40分ほど歩いて『丘の上バラ園』に到着。
全く季節外れなのでバラは咲いてはいませんが、春や秋はこの広々としたお庭にバラが咲き乱れ、かぐわしい香りが匂い立つのだろうな…。
「本に囲まれる」という異色のイベント。その心地よさといったら…!
バラ園の真ん中にあるこの建物で、『EVER BOOK STREET』が開催されています。
入り口を入ると…
わあ、ステキ!
緑に囲まれた、テラコッタ調の床、温室を思わせる内装。
そしてそこに置かれている、たくさんの本…!
各ブースに集められた本は、出店者の手で一冊一冊が厳選されたもの。だからか、本が固まりとして個性を放っています。
図書館や本屋さんにいるのとは全く違う、本を選びに来るというよりも本棚を見に来たような感覚。
雑貨や食べ物を扱うブースもありますが、必ずそこには本が添えられているのが普通のイベントとの違い。皆さん「お店のルーツとなる本」を持ってきてくださっています。
たとえば順番待ちの間、コーヒーが入るのを待つ間、食事をよそってもらっている間など…各ブースに添えられた本を目にすれば、このブースに立っているのがどんな方なのか、どんなことを考えてお店をやっているのかが、はっきりと言葉にしなくても空気感で伝わってくる。今までたくさんのお店の方にお話を聞いてきましたが、置いてある本を通してそのお店を知るというのはとても新鮮でした。
ふつうイベントというと、家族や友人と訪れることで楽しさが増しますが、この『EVER BOOK STREET』に限っては、一人でじっくりと没頭したい。置かれている本をじっくりと眺め、ピピっと来るものは手に取り、テーブルについてじっくりと読むもよし。販売されている本は購入して、帰りの電車で読みながら余韻に浸るもよし。
私は「ひまつぶしがらん堂」さんのブースに釘付けになってしまいました。どれも興味を引かれるタイトルばかりで、隅から隅まで眺めた挙句、2000円まで!と決めてこの6冊を購入。
普段は蕎麦を打つ仕事をしているという店主、今回は「人生を踏みはずす本」をテーマにたくさんの本を持ってきてくださったのだそう。実際に人生を踏みはずす…かは置いておいて、ページをめくればいくらでも踏み外せるのも、本の持つ大きな魅力ですよね。
猫実珈琲店さんのブース「猫実の街」では、「浦安に住みたい!」も配布♡
2回目の開催となる『EVER BOOK STREET』、浦安のカフェ『猫実珈琲店』さんは昨年に続き2回目の出店です。お店にもたくさん本が置いてあって、コーヒーを飲みながら本を手に取れる猫実珈琲店さんですが、今回は本屋さんに変身! ブースには「猫実の街」をテーマに、猫実珈琲店ゆかりの作家の本、浦安在住の作家の本、猫実珈琲店が協力して作った本、そして浦安市の図書館からお借りした浦安の本などが並びます。
その中に、猫実だけでなく浦安をもっと知ってほしくてこのイベントのために作ったという『猫実新聞』と『浦安町歩きMAP』。 地図は私も製作に協力したのですが、なんとかこのイベントに間に合わせることができて本当に良かった…(浦安では少しバージョンアップして配る予定です。もう少しお待ちください)! 来場する方は南房総の方をはじめ、遠方からいらっしゃる方も多かったのですが、「ディズニーランドのすぐ近くにこんな町があるんだ!」ということが伝わったでしょうか。今度はぜひ、ディズニーではない浦安に遊びに来てほしい!
そして、浦安の紹介といえば…浦安のフリーペーパー「浦安に住みたい!」も、「アエルデ」さんと一緒に配布していただきました♡ お手に取ってくださった皆様、ありがとうございます!
時間を忘れてしまうのも、会場の穏やかな空気も、本のチカラかも。
気になる本をめくりつつ、お店の人とお話をしたり、詩の朗読に耳を傾け、ピアノの音を味わったり、房総グルメに舌鼓を打ったりしているうちに、だいぶ時間が経っていました。
本当は2時間くらいで帰ろうかな~と思っていたのですが、3時間半いてもまだまだ居たりないくらい…。ふつうのイベントだと、どうしても美味しいものがメインのお目当てになるので、お昼時に来て1時間くらいで帰るイメージですが、本があるだけでこんなに長く居たくなるイベントになるんだ!というのも新たな発見でした。
本がメインのイベントであるが故に、自然と本好きな人たちが集まります。会場に穏やかで優しい空気が流れていたのは、出店していたお店の皆さん、来場者の皆さんが醸し出す雰囲気だったのではないでしょうか。
浦安でも、『本で繋がる』イベントが出来たら良いな…!
図書館が充実している浦安。きっと、本好きの浦安市民も多いはずです。そして各種お祭りやマルシェなど、数々の魅力的なイベントが根付いている浦安。『EVER BOOK STREET』のように、浦安でも本を介在させたイベントを開催したら…なんだか、また新しい町の魅力に気づけそうな、浦安に新しい風が吹きそうな、そんな気がしませんか。大多喜の町を歩いて駅に向かいながら、いすみ鉄道に乗りながら、そんなことを考えて一人ワクワクしたのでした。
EVER BOOK STREET…https://www.facebook.com/EverBookStreet/
丘の上バラ園…千葉県夷隅郡大多喜町小土呂225
猫実珈琲店…浦安市猫実4-16-16 047-382-8584
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