浦安ってこんな街!
11.212023
超初心者でも楽しい! 俳句と水墨画で季節を感じるワークショップ「俳画を楽しむ会」に参加してきた!次回は12/5(火)開催♪
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肌寒くなって来た頃に、秋を感じられるワークショップがあると聞きつけ、猫実にある「アトリエ花ことり」さんへ体験をしてきました! 「アトリエ 花ことり」さんでは教室を開きたい、お友達を集めてワークショップをしたい、自分の作りためた作品の展示をしてみたいなど、自宅で行うには難しい、気軽に借りられるスペースとして約2年前にクリエイティブスペースとしてオープン。やなぎ通りからちょうど一本入ったみなと線沿い、道が6本交差する場所に建つピンク色の建物の一階にあるのが「アトリエ 花ことり」さんです。
こちらで定期的に開催されている「水墨画ワークショップ」では水墨画を気軽に描くことができるとあって人気なワークショップですが、今回はなんと「俳句」と「水墨画」が合わさった「俳画」に挑戦です。とても貴重な体験ですが、私自身、俳句も水墨画もよくわからないずぶの素人…。こんな私でも体験が可能なのか、「アトリエ花ことり」店長の佐々木さんに伺うと、初心者さんにこそぜひ体験していただきたいとのこと、いくつか俳句を考えてみましたが、全く浮かばず…。それもそのはず、俳句に触れるなんて高校生の時以来、たまに俳句の番組をTVでサラッと見る位しかありません。何か考えないと…、ということで編集室のみんなでいくつか考えました。
「ラフランス・いつか行きたい・おフランス」
「ラフランス・皮をむいたら・ようなしか」
どうしてもおかしな方向にしか考えられず…。もう手ぶらで行くしかありません。
「俳画」は初めての開催ということで、今回は私を入れて4名の方々で挑戦です。中には俳句を趣味で行う方もいたり、水墨画も俳句も初心者です、という方もいらっしゃいました。教えてくださる講師は、国際墨画会にて水墨画を学んだ斉羅舞(さいら まい)さんです。
今回のテーマは秋! ということで「紅葉」と「山茶花」がお題。初心者向きな「紅葉」は実際の紅葉を使用し、茎の部分のみを描くとのこと。そしてちょっと難しい「山茶花」は現物ではなくそのものを描いていきます。さすが斉羅先生! すらすらと見本となる水墨画を描いていきます。
斉羅先生のお手本もそこそこに。迷ず「紅葉」を選びました。そして参加者の方々も想いおもいに描き始めます。皆さんとってもお上手です。白い半紙の上にどう描けばいいのか…。迷いを捨て紅葉の枝を描いてみます。思いきりが大事ということで、枝をのばして描いてみると、やはりうまく描けません。枝をグラデーションのように描くことがポイントだということで、筆に水を含ませ、ある程度しごいてから先端に墨を付け、筆を横にしてトントン…と馴染ませてから描くと筆の先っぽは濃く、根本は薄いグラデーションになった水墨画らしい濃淡のある絵が描けるとのこと。
先生のお手本 自作
これは三墨法(さんぼくほう)という手法だそうで、斉羅先生のように真似てみますが、なかなかうまくいきません…。何度も何度も筆を鳴らしひたすら一本線を描くと、なんとなくできたような? 上手く描くことは簡単ではありませんでしたが、こうして集中することも普段ないのでとても新鮮な時間です。他の方々ももくもくと練習を進めます。何度か水墨画を経験されている方もいて、見事な絵を描いています。
水墨画の練習をある程度して、お次は俳句です。お題は「紅葉」、そう簡単に俳句は出てきません…。何も思いつかず…紅葉から連想する言葉やイメージなどを考えていると、不思議と言葉が出てきます…。一つの言葉を自分なりに探っていく作業は嫌いじゃない! だけども、俳句らしい姿に変えることはやはり知恵がないとできない…。そこで、参加されている方々の皆さんの知識や知恵をお借りして、考えた言葉を俳句らしいものに変えてもらうと、あら素敵! な俳句が出来上がりました。
皆さんそれぞれに素敵な俳句が仕上がっていきます。お一人で俳句を作ることが苦手な方も、私のような初心者には大変ありがたいし心強い、他の参加者さん達ととも言葉遊びを楽しみながらできるのはとても楽しかったです。集中して絵を描き、俳句を考えたところで、斉羅先生のおやつタイム! この日は先生が作ったというお手製の焼き立てパンをいただきました。ふわふわしてほのかに甘いパンがとっても美味。そして秋を感じる柿もいただきお腹も満たされ頭もスッキリ! ごちそうさまでした。こうした時間にも皆さんとちょっとした会話も弾み、いい時間が流れていきます。
そうして、本番! 清書書きをしていきます。めっちゃくちゃ緊張するのは私だけでしょうか。こんなにも真白なところに描くなんて…でもやるしかありません。まずは俳句をいれる場所を考えてみるとどこに絵をかけばいいのか分かるわよ、と参加者さんの言葉の通りに、まず俳句から入れました。書写も嫌いではありませんがうまくはない、なんだか小学生に戻った気分で書きました。二度書き厳禁と分かっていても書いちゃうんです…。これには反省…余計に汚く見えてしまいますね…。
水墨画では三墨法が練習の時よりうまく行った? 思いながらも紅葉を重ねて行きます。なかなか上手に胸を張ってお見せできるものではありませんが、こうした経験から、どこか自分の性格が前面に出てきてしまうものだと感じました…こうした機会はあまりないので反省するとともに自分とも向き合えたような気がした時間でした。
そして最後は皆さんの作品を一つづつ額に入れてお写真タイムと、俳句の意味を発表していきます。皆さんすごい! 風情もあり風格すら感じる、優しい水画が表現されていました。
そしてクライマックスはその俳句の意味合いも説明していきます。言葉の奥に隠されているメッセージなど、聞いているととても面白く、感性の勉強にもなりそうです。そうして皆さんの思いや季節を感じることの美しさから優しさも生まれていくんだろうなと感じた2時間。どこか身も心もキレイにしてくれたような気がするのは私だけでしょうか? これはぜひとも、絵や言葉が好きな方におすすめしたいワークショップ、もちろん、俳画って何だろう? という私のような初心者も受け入れてくれるので、温かな時間が過ごせました! 皆さんありがとうございました!
次回の「俳画を楽しむ会」は12月5日(火)14時から16時に開催予定。そのお題「残り柿」「木守り柿」とのこと。本格的な冬を迎える前に、柿の晩秋から初雪の降る初冬への季節の変わり目をテーマにした俳画が開催されるとのこと。日本の季節を俳画を通し感じられ、さらに書いた俳画は自宅にもって帰れることができるので、ご自宅に飾るも良いですよね。年末年始で自宅の飾りを楽しめる時期にピッタリではないでしょうか。ぜひともお一人でも親子でも、ご夫婦での参加も◎なので、ぜひとも水墨画の奥深い世界と言葉遊びの美しさを感じに体験してみては?
「俳画を楽しむ会」
12月5日(火)
14時~16時を予定
参加費 3,000円
詳しくはホームページからご予約ください
アトリエ花ことり
浦安市猫実3-10-26 ホッオラーラ102
080-7536-1192
https://www.hanakotori.com
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