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浦安ってこんな街!

浦安育ちの「じっこ(地元っ子)」頼れる街の法律家、司法書士・居川さんにインタビュー

突然ですが、問題です!私たちの生活や人生のなかで、「司法書士」が登場するのはどのようなシーンでしょうか?

端正なネイビーのスーツに身をつつみ、颯爽と現れたのは地元浦安で活躍する司法書士居川文庸いかわとものぶ)さん。「法律職に憧れたんですよ〜。ヒーローみたいでカッコいいなって(笑)」。襟につけた司法書士バッジが光ります。

昨年10月に富士見で独立開業し、市民向けの講演会や無料相談会を定期開催。「動く司法書士」を活動テーマに掲げ、自転車一つでお客さまのもとへ駆けつける!日々、市内を東奔西走する「街の法律家居川さんにフォーカスします。

さて、気になる問題の答え合わせは……!?このあと居川さんに聞いてみましょう。

「平和を守るミッション」司法書士の登場シーンとは

「少しでも司法書士について知ってもらい、身近な存在に感じてもらえたら嬉しいですね」と話す居川さん。生活にあまり馴染みがないと思われる司法書士ですが、私たちの生活にどのような接点があるのか伺いました。

「例えば、ご家族で不動産をお持ちの方がお亡くなりになったときに『登記』をします。これは、家や土地を誰の所有物にするのかを明確にする大切な手続きなんです。登記をすることで、ご家族の大切な財産を守り続けることができます。このとき立ち会っているのが司法書士なんですよ。

司法書士の業務は『予防法務』や『平和法務』とも表現されます。争いごとに発展する前に、法律の専門的知見をもって皆さまをサポートさせていただく。そんなイメージですね」

なるほど!まさに法律の観点から私たちの生活を守り抜く“ヒーロー”のような存在。他にも成年後見などの場面でお世話になるのだそう。

「じっこ」として、かけがえのない浦安三社祭

幼児期に東京から富士見へ移り住んで以来、浦安で育った居川さん。中学まで地元の学校に通いました。40年たった今でも、じっこ仲間や地域とのつながりを大切にしているといいます。

「僕のなかで一番の思い出は、なんといっても三社祭です。来年6月、8年ぶりの開催決定はとても感慨深いですね。子どものころは、子ども会で神輿を担いでました。富士見3丁目自治会と縁を持ってからの8年間は、毎月のようにお酒を酌み交わしては祭り話をするんです」

他にも自治会メンバーで富士山へ登ったり高尾山ハイキングに行くなど、プライベートも共に過ごすそう。地元愛で結ばれた絆を感じます。

浦安市にあるユニバーサルホッケーチームの1つ「見明川パイレーツ」

ユニバーサルホッケーと歩んで20年。失意のなかで子どもたちに救われた

現在、浦安市スポーツ協会の傘下にある浦安市ユニバーサルホッケー協会の会長職も務める居川さん。20代のときにこのスポーツと出会います。

「大学卒業後、とある団体に就職したのですが、3か月で辞めてしまって……。その後は、宅建士資格の勉強のため、東京の予備校に通いました。たまたま浦安から通う方と出会い、その方がユニバーサルホッケーに誘ってくださったんです。ちょうど今のような夏の暑い日。舞浜小学校の体育館で初めてプレーしました。それから早、20年です」

小学校低学年から中高生、大人まで幅広い世代が練習に参加している

現在はプレーヤーと監督を兼任しながらホッケーを楽しんでいるそうです。

「意気消沈していたときでした。すぐ仕事を辞めてしまって、これから資格で生きていかなきゃいけないって追い込まれていた時期だったので。純粋無垢で楽しそうにプレーしている子どもたちの姿を見て、救われる思いでしたね。子どもたちは僕のような新参者を自然に受け入れてくれて。子どもたちと関わりを持つようになって、自分を取り戻していけました。浦安のユニホッケーに、感謝と恩返しの想いがあるんです」

司法書士バッジ 法務省の紋章になぞらえて「五三桐(ごさんのきり)」がモチーフになっている

士業を志し、諦めず努力を続けた15年

居川さんが司法書士を目指すことになったのは、宅建士に合格したあと。その道のりは決して平坦ではありませんでした。

「宅建士に合格後、司法書士という資格があることを知りました。もともと法律職への憧れがあり、大学は迷わず法学部への進学を決めたほど。仕事のかたわら、すぐに資格勉強に取りかかりました。大学は現役で合格し、宅建士も3か月で合格。次も1年で受かるつもりで意気込んだものの、鳴かず飛ばずで……。

そうこうしているうちに30代後半になり、厳しい状況が続きました。でも、諦める気持ちはみじんもなかった。司法書士事務所に就職して実務経験を積みながら、資格の勉強も続けました。その過程で『自分の道は間違いなくこれだ!』と確信に変わっていったんです。合格するまでは頑張る覚悟を持って、年に1度の試験に挑み続けました。合格したのは、15回目です」

資格勉強中に2年間働いた「ソラカフェ」 障害者就労支援の現場を肌で感じる経験は、現職に活きているそう。今でも親交があり、気軽に訪れるホームのような拠り所となっている

「恩返しの想い」迷わず浦安で独立開業。「人間居川」として人とのつながりを求めて

2022年10月、地元富士見で独立のスタートを切った居川さん。市民の人たちとの関わりや地域貢献を大切にしながら、今年2月に千葉青年司法書士協議会の会長に就任。全国を飛び回り、若手育成のための研修や懇親活動にも尽力しています。

「船橋や市川など近隣地域にも伺いますし、県内はもちろん、ご依頼があれば東京や埼玉など近都県にも喜んで出向きます。でもやっぱりベースはいつも浦安心はいつも浦安にありますね。司法書士である前に『人間居川』として、顔の見える関わりを大切にしたい。大好きな浦安の地でより多くの人とつながり楽しい時間をともにしたい。それが僕の抱負です」

「頼れる街の法律家」は、あの日少年が夢見た“ヒーロー”そのもの。しかし、そのキリッとした力強さと頼もしさからにじみ出るのは、熱い浦安への想いと温かな人情でした。

ところで、インタビューの途中で話に触れた新制度、「相続登記の義務化」って一体なに!?来年4月1日から施行されるそうです。こんなときは、「教えてください、居川さ〜ん!!」。これからも頼りにしてます!

事務所居川司法書士事務所
ホームページhttps://legal-services-14627.business.site/
所在地浦安市富士見1丁目2番16-201号
問い合わせTEL: 047-350-9703
携帯: 090-3684-1727
E-mail: ikawa@office-ikawa.com
所属千葉司法書士会
千葉青年司法書士協議会(http://chiba-ssk.jp/

【講演会・無料相談会情報】

第2回開催 9月2日(土)10:00〜12:00(以後、定期開催)

◾️場所:浦安市老人福祉センター(通称:Uセンター)

◾️定員:先着20名 

◾️参加対象:市内にお住まいの60歳以上の方(Uセンターをご利用いただける方)

◾️参加費:無料

お申し込み、詳細などのお問い合わせはUセンターまで

その他、個人的なご相談ご依頼につきましては、直接事務所へご連絡ください

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