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必要な人に〝髪〟を寄付する【ヘアドネーション】を体験してみた

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髪を寄付する【ヘアドネーション】をご存じでしょうか。身の周りでも「ヘアドネーションした」という話をよくきくようになりました。

寄付した髪の毛でウィッグ(かつら)がつくられます。ウィッグを必要としているのは、病気や事故により髪を失われた方々です。人毛のウィッグは見た目や手触りが自然な上、耐久性もあり、長期間使用できるのだそうです。

ウィッグをひとつつくるために、どのくらい髪の量が必要だと思いますか? 答えは、20〜30人分。しかも「31cm以上」の長さが必要だといいます。

ウィッグを必要とする方々のためにじぶんの髪を寄付したいけれど「30cm以上カットできるまで髪を伸ばしつづけるのはたいへん」「仕事や習いごとの関係上、短くできない」という声も耳にし、我が身に置き換えたとき。

「自分は髪が長くても短くても差し支えない生活を送っているなあ」と気づきました。――よし、髪を伸ばそう!

顎のあたりで切りそろえた状態からスタート。こちらが5年前の写真。

伸ばしつづけて、ようやくこの長さになりました。

ウィッグをつくる際には特殊加工を施すため、カラーやパーマをした髪でもヘアドネーションするには問題ないそうです。美容師さんに「ドネーションをしたい」と伝え、1〜2ヶ月おきに伸びた部分の白髪染めをし、まとめやすいようにパーマもかけて、髪を伸ばしつづける上でのストレスはありませんでした。

今回、カットを担当してくださったのは【Attract hair by MUSE(アトラクトヘアー バイ ミューズ)】のスタイリスト・川端さん。

まずは、スタイリストのテクニックで髪の毛を真っ直ぐな状態にしていただきます。

ヘアドネーション用のカットは、写真のように数カ所に分けてゴムでくくり、髪の束をつくってからハサミを入れます。

バッサリと切った状態から、いい感じにヘアスタイルを整えていただきます。

切った髪の毛は短い部分で44cm、長い部分で50cm以上ありました。

「ドナーシート」に必要事項を記入し(任意)、【Japan Hair Donation&Charity(JHD&C)】に送ります。こちらの団体では小児がんなどで髪を失った子どもたちにウィッグを送る活動をしています。いま現在、流通しているのは成人女性用ウィッグが大多数で、子ども用ウィッグは数がとても少ないそうです。

詳しくは「ヘアドネーション」で検索するか、こちらのホームページをご確認ください。https://www.jhdac.org/hair.html

毛量が多く、針金のごとき剛毛。三つ編みをすればまるでしめ縄。若かりし頃は絹糸のような繊細な髪に憧れました…。年齢を重ね髪は多少細くなったものの「髪の量多いですね!」といまだに美容師さんに驚かれるほど。ウィッグを必要とする方のお役に立てるのだとしたら、剛毛&多毛でも悪くなかったかも!? 

くせ毛、髪の色、パーマやカラー、年齢、性別も問わないというヘアドネーション。大切に髪を伸ばして、病気の子どもたちのための医療用ウィッグに貢献しませんか。

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