浦安ってこんな街!
1.62022
「勉強会」にお邪魔してわかった!女声コーラス【マードレ】の美しい歌声、変わらぬ若さはたゆまぬ努力、そして、旺盛なサービス精神&茶目っ気あってこそ!
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女声コーラス【マードレ】は市内合唱関連のイベントで必ずお会いするコーラスグループのひとつ。“マードレ”とはイタリア語で「おかあさん」という意味です。
私事で恐縮ですが、浦安に引っ越してきたのが2000年の暮れ。浦安での初イベントが、その年オープンしたばかりの舞浜・商業施設で行われた「カウントダウン第九合唱」でした。そこで、合唱をこよなく愛するたくさんの浦安市民の方々と知り合いました。
当時話題によくのぼっていたのが、女声コーラス【マードレ】のこと。「若いママさんたちのコーラス」「みんな美人」「すごく上手」…。その後、実際に拝見したマードレのステージはハーモニー、立ち姿ともに非常に美しく、噂にたがわぬ素晴らしさを実感しました。
ホームページを拝見すると、マードレが活動スタートしたのは2000年なのだそう。舞浜・商業施設と同じ年の創立だったのですね!https://urayasumadre.wixsite.com/chorus/profile
私がはじめて「マードレ」の名前を聞いてから早21年。
……ん? 若々しい姿も澄んだ歌声もあれからまったく変わっていない気がするのですが!? メンバーは入れ替わっているの!? でも、あの頃と同じ声が聞こえるような…。
現在、総勢23名。みなさん、熱心にレッスンに励んでいるそうです。
マードレでは、春の「浦安市合唱際」、秋に開催される「日の出公民館祭」に毎年参加しているほか(ここ2年はコロナ禍による中止や縮小開催の形態に)、2004年を皮切りに三年ごとに定期演奏会を開催。それに加えて「勉強会」の機会をもうけているのだとか。とても意欲的ですね!
「勉強会」は発表会やコンサートとは趣旨が違い、テクニックや表現力の向上と歌う楽しさの追求を目的として「内輪」で行っているそうです。「練習を重ねてよい演奏を目指そう」「音楽を楽しもう」というメンバーの思いが伝わってきました!
面白かったのは、メンバーを「長子チーム(兄姉がいない)、長子でない(兄姉がいる)チーム」の2グループや、懐かしのテレビ番組「新春かくし芸」の東軍・西軍ならぬ、出身地域「西部チーム、東部チーム、北部チーム」の3つに分けたアンサンブル。同じ歌を聴いても、それぞれのチームの声・表現に味わいがあって(深読みもできて)興味深かったです。
こちらは、ドイツの作曲家・フンパーディンクの歌劇「ヘンゼルとグレーテル」のデュオ。
衣装にも工夫があり、振りつけもユーモラス。ドイツ語がわからなくても楽しさが伝わってくるステージでした。歌声が素晴らしい上、演技やダンスにも堪能なメンバーが揃っているのがスゴイ!
マードレで指揮・指導をされている関口 直仁先生のソロ歌唱は、ヘンデル作曲「オンブラ・マイ・フ」。テレビCMなどでもおなじみのあの曲が、まるでオペラのワンシーンを見ているかのような迫力です。マスク越しであるにも関わらず、関口先生の豊かな歌声が会場いっぱいに響き、聴き惚れました。
「譜読みが早く、上手な人ばかりが突出したり、主導したりするのではなく、個性溢れるいろいろな声が重なり合って、ひとつの曲を歌いあげる。そんなコーラスこそが素晴らしい」という関口先生のお話はとても心に沁みました。
古典からオペラや歌劇、現代合唱曲まで、とてもバラエティに富んだプログラム。真剣にレッスンに励みながらも、茶目っ気たっぷり、サービス精神を忘れない。そんなところに素晴らしい歌声、ハーモニー、若々しさの秘訣があるんだな、と思った1時間でした。次回のステージも楽しみです!
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