浦安ってこんな街!
6.302020
【アート巡り?】浦安市に散在するオブジェを見てきた・その1
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普段何気なく通る道にオブジェやアート作品があるのを、誰しも目にした経験があると思います。それらは空間や環境をより豊かにするための役割を担っており、決して無意味な飾りではありません。近年。オフィスやショッピングモールにも積極的に置かれるようになりましたが、世界的に見て日本はアートへの関心がまだまだ低いようです。今回は少しでも興味を持っていただこうと、身近な場所に置かれたオブジェ作品を見ていきます。
■こんなところにも…
私は運河や海の道を歩きながら散策をするのがとても好きです。早速ご紹介するのがこの金色の像で、明海橋の4箇所スロープを登ったところにそれぞれ設置されています。髪のような流線フォルムを力強くなびかせる姿は何処か孤高な静謐さを感じさせ、海風が強いこの場所を一心に表現しているようです。
同じく明海橋に設置されているオブジェ。こちらも先ほどの作品と同じ色合いですが姿形がまるで違います。対になる設置方法がまるで神殿の前に置かれている獅子像のようでもあり、縄を縛るように通る三本の筋のバランスを引き締めています。中央部には大きな穴が開いており、河口から吹く風を通すことによって自然に順応しているように感じます。
もしかしたら双方とも橋の安全を願う守り神のような存在なのかもしれませんね。
■明海の丘からシンボルロード沿いへ
横断歩道を渡って、コンビの画ある場所を越えると『明海第二街区公園』という公園が見えてきます。そこに置かれた球体オブジェの数々。一番大きな球体は違うマテリアルで作られた半球にのめりこんでおり、まるで何も無かった岩石から生まれた知性のようです。暖かな光が降り注いだ日に球体に触れてみると、安心感のあるぬくもりが感じられます。子どもが主軸となる公園によく合ったリズムある作品だと思いました。
以前の記事でも紹介した日の出公民館。その正面玄関に置かれたU字型のオブジェはおそらく浦安のローマ字表記、頭文字であると推測されます。まとうように流れる波模様が動的な表現を与え、上部に置かれた球体が周囲の環境を写し出す効果をもたらしています。ボリュームのあるバランスのとれた作品で何か別のものに見えてくるという視覚的な面白さもあります。
今回ご紹介したのはごく一部に過ぎないものです。作品というのは作者の意図などを探ろうとする必要は無く、「自分がどう感じたのか・考えたのか」が一番大切なのだと私は思います。普段とは一味違った視点で散策してみてはいかがでしょうか。
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