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浦安ってこんな街!

二俣新町に行ってみたい

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海浜幕張にはマリンスタジアムが、新習志野にはビール工場が、南船橋にはららぽーとがある。では二俣新町には何があるのだろう? …行ってみたい。ということで、今回降りてみました。

京葉線の二俣新町駅周辺には、工場や物流センターなどが立ち並び、通勤で使う方が主というイメージ。ウィキペディアによれば、京葉線で一番乗降者数の少ない駅なのだとか。武蔵野線と京葉線からなる三角地帯の中間に位置するという立地も、他の駅とは違うオーラを放っています。武蔵野線の線路から目と鼻の先にある駅なのに、武蔵野線は停まらない…武蔵野線の通勤時間帯の混雑を考えると、なんかもっと上手いことやれたんじゃないか?と思ってしまうけど、そうもいかない事情が色々とあるのでしょう。

指針は己の好奇心! 二俣新町に降り立つ

新浦安から京葉線に乗って2駅、二俣新町駅に着きました。

改札に向かうと、早速デカデカと「ふなばし三番瀬海浜公園」の文字。二俣新町には「ふなばし三番瀬海浜公園」があるのか。よし、行ってみよう!
 

ロータリーから駅を見るとこんな感じ。
 
ベンチがたくさんある気がする…周辺には飲食店はありませんが、駅前にはパン屋さんも併設しているデイリーヤマザキ(お店の前にもベンチ)があって、たぶんこのデイリーで買い物をして駅前のベンチで食べる人が多いんだろうなと予想。

細い道を歩いていくと…
 
徒歩ルート 2km」の文字を発見! 2kmと言ったら30分くらいだし、歩いてみよう~と軽く考えていたのです…この時は。

すぐに左側に357が現れます。車の量・スピード・音もすごい! 前に妙見島を探検した時も思いましたが、ジュラシックパークに迷い込んだような気持ち…。ここを渡って、

川沿い(左に川がある…はず)を歩きます。

右側の道路との間に植栽があって、道路と近すぎないのが救い。そんな道を、ひたすら真っ直ぐ行きます。
 

徒歩ルートのはずが、案内がない。ゴミが多い

時々花が咲いてて小さな春に癒されますが、それ以上にゴミの多いこと多いこと…。
 
歩きや自転車の人にはほとんど会わないし、一体誰が捨てるんだろう? 車に乗っている人? なぜ人は車に乗るとゴミを捨てても平気になるのだろうか…それとも単に住んでいる人やこの道を歩く人が少ないから拾う人がいないというだけで、誰も拾わないと道にゴミがこのくらい溢れるのは常識なの? あまりに抑揚のない道なので思考が空転してしまう。せめてこの左側にあるはずの川の様子が見えたらもっと違うんだろうけど…。っていうか駅前に「徒歩ルート」って書いてあったのに、一切その後の案内がないんですけど! 道はこっちであってるんだよね?


悶々と考えていると、橋が見えてきました。橋を上って振り返ると、なんとも工場地帯っぽい眺め! ハウルみたい!

そして水門を越えると入り組んだ海沿いの眺めが…

向こうには南船橋のマンション群も見えます。このスケールの大きさたるや…! ここまで歩いてようやくココロが踊り始めた!!

しかし道路と歩道を隔てていた植栽がなくなり、すぐ脇を地響き立てて通り抜けていく大きなトラック。ふと我に返ります。ガードレール歪んでるし…怖…。早く渡りきろう。

橋を下りたところには海浜公園の案内板。

やっと出てきた! もう少しで着くかな?と思ったのも束の間、まだまだ真っ直ぐの道は続きます。
 
え、これホントに着くの? 公園あるの? もしかしてもう諦めて引き返したほうがいい?…ゴミだらけの道もいい加減飽きた、、と正面に突き当たりっぽいものを発見! 公園か?

 
? 公園はどこに…
 
横断歩道があったので渡ります。あ、海浜公園って書いてある。ここなのか…?

あった~! 結局45分くらい歩きました。

やっぱり海のそばは癒される


潮干狩りスポットでもある「ふなばし三番瀬海浜公園」。子どもの頃家族で来たはず…なのですが、あれ、こんなところだっけ…? あんまり見覚えがありません。20年以上昔のことだからかなぁ? ちょっと風が強いけど、展望デッキで持参したおにぎりを食べて一休み。

園内の案内板を見ていたら、この公園は東日本大震災で液状化の被害がひどかったのだそう。

あの時は浦安もひどかったですが、同じ湾岸エリアもダメージを受けたのでした。リニューアル工事を経て、昨年現在の形になったそうです(どうりで20年以上昔の面影がないわけだ)。

公園のあちこちには津波の場合の避難場所への誘導が。浦安の公園ではあまり意識して探したことがなかったのですが、確かに海沿いの公園だといきなり逃げ場がない状況になりますよね…。総合公園にいたらどうするかな…やっぱり近くのホテルに逃げるかな…? この公園には、潮干狩り会場のほか、売店や「環境学習館」「関東の富士見百景」、バーベキュー場やテニスコートなどもあります。「ふなばし三番瀬海浜公園」のホームページはこちら
 

帰りはもう同じ道を歩く気力がないのでバスに乗車。

反対側にも行ってみた

駅まで戻ってデイリーヤマザキで調達したドーナツ片手に、今度は反対側にある「原木公園」を目指してみます。

そう、優雅なお茶のひと時が送れると思っていたのです…この時は。

水門を抜け、京葉線の下をくぐっていくと、沈みかけた船や壊れた桟橋や、水辺の風景が現れます。
 
ゴミはあるけど、さっきと違って車も来ないし快適。このあたりで武蔵野線と京葉線が合流するため、何本もの線路の構造物に囲まれた、なんとも不思議な場所です。

川を隔てた向こう側では、大きな機械が忙しく働いています。

そんな様子を眺めつつ、この橋を渡ると原木公園なのですが…

 
公園?…なのか? ここは。というか入っていいところなのか?

ブルーシートにゴミの山、なんだか不穏な空気をびしびしと感じるんですが…。途中まで来て、「これ以上行っちゃいけない」という全身の毛穴からのサインに従って引き返すことに。お茶タイムへの希望は泡と消えました。

駅までの帰り、いつも線路からしか見ていない武蔵野線と武蔵野線の合流するところを発見。

今あの三角形の中にいるんだ、と思うとなかなか感慨深いものがありました。

そして新浦安へ帰る


帰ってから調べてみると、あのまっすぐ歩いた道は二俣新町駅周辺では市川市、ふなばし海浜公園へ行く途中の大きな橋を渡ってからは船橋市のようです。だから橋を渡るまで公園までのサインがあまり出てこなかったのか~、と納得。ちなみに食べる場所を失ったドーナツは、家に帰ってから家族でおやつに食べました。

ずっと気になっていた二俣新町。ゴミのこと、津波のこと、改めて考えさせられました。こんなうららかな春の日に歩けて良かったです。

今回歩いたコースはこちら↓

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