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9月の境川はクラゲの川!?

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今年は本当に台風の多い年でした。雨風がものすごく、水かさが増した境川には、買い物袋らしきビニールやペットボトルなどのプラスチック類が、いったい何処からこんなに集まったんだろう!?と思うほど大量に浮かんでいます。

風がいくぶんか穏やかになり、秋の気配を感じる頃、境川の川縁を見下ろしてみると…。

流木だけでなく、さまざまなゴミが打ち上げられています。釣り愛好者にも人気の境川。訪れた人の忘れ物もあるでしょうし、強い風で巻き上げられた道端のゴミくずなども川に流れこんでしまうのでしょう。

これらのゴミが河川に住む生き物たちに及ぼす悪影響は決して少なくないのだろう、と思ってしまいます。

そんな物思いに耽りながら、川を見つめていますと…。

白くふよふよと漂っているもの、大量のビニールゴミ?

少し近寄って見ますと…。


もしかして、クラゲ!? 

大好きなアーティストの曲に「9月の海はクラゲの海」という曲があります。歌のタイトルにもあるように、確かに9月は海のクラゲが大量に出没する季節。でも、ここは川なのに?

調べてみると、昨年のネットニュースでも話題になっていました。なんでも神奈川・横浜市の川でもクラゲが大量発生していたそうなのです。

ニュース画像と比べて見ましたら、どうやらこの境川の白く透き通るようなクラゲは「ミズクラゲ」という種類らしく、潮の満ち引きによって川に入りこんでくることもしょっちゅうあるらしいのです。

クラゲは英語では、jellyfish(ジェリーフィッシュ)と呼ばれ、水中をたゆたう優雅な姿に魅了されるという人も少なくありません。市内のテーマパークには、ジェリーフィッシュの名を冠した楽しいアトラクションもありますよね。

境川は透き通って美しい川とは言いがたいのですが、大量のくらげが波間に漂う様子は真昼にも関わらず、幻想的でいつまでも見飽きませんでした。

クラゲは海沿いの日の出橋下あたりから、大量に流れていましたが、釣り人の多いこのあたりではほとんど見えなくなりました。

夕暮れを過ぎたら、また海へと還っていくのでしょうか。まだ、だいぶ日差しの厳しい9月の終わり、白く透き通るクラゲの姿にほんの少し涼しさをもらったように感じました。

遠くで見ている分には優雅でとても美しいクラゲ。しかし、触手には猛毒を含んでいます。ディズニー映画のシーンにも小さな魚がクラゲに刺されるところ、ありましたよね。間違っても近寄って触ったりしないように。

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