浦安ってこんな街!
12.222025
【高洲中学校サッカー部】少人数でも強く、ひたむきに――高洲中サッカー部が県大会3位の快挙!仲間でつかんだ成長と、これから。【浦安市】

浦安市高洲中学校サッカー部が、なんと「第54回千葉県中学校新人体育大会」で3位入賞を果たしたという嬉しいニュースが届きました!サッカー競技の試合では初の入賞とのことで、快挙を収めた選手の方々を取材してきました。
高洲中サッカー部がつかんだ県大会3位の快挙!仲間と積み重ねた確かな成長とは?
お話を伺ったのは、2年生の部長・野辺春暁さん、副部長・小林風太さん、副部長・伊藤拓武さん、そしてチームを指導する監督・小川先生。3年生が引退した今、2年生が上級生としてチームをまとめ、活動を盛り上げています。

「強豪校に勝つことができて嬉しいです。県大会3位という、今までで一番の結果を残すことができ、達成感もあります」と今大会を振り返り話してくれたのは、部長の野辺さん。
部長としてチームをまとめてきた経験から、「チームの成長を実感できたことが、何より嬉しいです」と笑顔を見せてくれました。

副部長の小林さんは「勝ち進むほどにチームの絆が強まった」と話します。「予選から県大会まで、試合を重ねるごとに“もっとみんなでサッカーがしたい!”という気持ちが強くなりました。だから準決勝で負けてしまったときは、悔しさと一緒にどこか寂しい気持ちもありました」
高洲中サッカー部は19名と、決して多くはない人数で活動しています。今回の県大会出場校の中でも最少人数だったそうですが、“全員が主力選手”という環境が強い団結力につながっているのだそう。

明るくチームを盛り上げるムードメーカーでもある副部長の伊藤さんは、ゴールキーパー!なぜゴールキーパーというポジションを選んだのか?理由を尋ねると、「“守護神”という言葉に憧れたんです」と照れながら教えてくれました。これには野辺さんも小林さんも、小川先生も驚きながら、思わず笑ってしまっていました。

3位入賞は嬉しかったものの、その前の試合で負傷してしまい「試合に出場できなかったことには悔しい思いもあった」と伊藤さん。「自分が試合に出られない悔しさと、このチームだったらもっと上を目指せたはずという気持ちがありました。でも、その悔しさがこれからの自分を強くしてくれると思っています」
印象に残った試合を尋ねると、当時の光景が蘇ったのか、3人とも表情が引き締まります。
野辺さんが挙げたのは、支部予選の市川市立第三中学校戦。
「市川三中は県大会常連の強豪校なので、ここで勝つことは一つの目標でもありました」接戦を繰り広げる中、1対0で勝利をおさめた高洲中。決勝点を決めたのは、なんと野辺さん自身だったそうです!

「ゴールを決めたときは本当に嬉しくて、正直ちょっと喜びすぎちゃったところもあったのですが…僕だけの力じゃなくて、チームが繋げたゴールだったから、チームのみんなで勝ち取った勝利だったと思います」と振り返ります。
伊藤さんが心に残っているのは、予選初戦の市川市立第二中学校戦。初戦だから勢いをつけよう!と挑んだ試合でしたが、結果は敗戦だったそうで…
「初戦で敗れてしまって、悔しさと焦りがありました。でも、この負けで“もう後がない”という気持ちになり、チーム全体が引き締まったと思います」

小林さんは、伊藤さんがあげた市川二中の次の試合、市川市立妙典中学校戦を挙げました。この試合、なんと監督の小川先生不在という緊張感のある状況だったそうです。
「監督がいない中で、どう戦うか…。前の試合は負けているし、とにかく絶対に勝たないといけない試合でした」ハーフタイムではチームみんなで声を掛け合い、全員で気持ちを立て直したそうです。「皆で声を出し合って、つかんだ勝利でした」
“ここぞ”の瞬間に強いチームへ!監督が見た、高洲中サッカー部の成長曲線。
そんな3人の話を聞きながら「このチームの最大の魅力は“瞬発力”だと思います」と教えてくれたのは、監督の小川先生。高洲中サッカー部の顧問になって6年目で、ご自身も長くサッカーを続けてきた経験者です。
小川先生はチームの変化をこう語ります。「はじめは気持ちが空回りして、ちぐはぐな部分もありました。でも試合を重ねるごとに、自然とまとまっていったように思います」

特に変化が大きかったのは、小林さんも印象に残っていると話していた妙典中戦。「私が不在の中で、自分たちで考えて試合を動かし、勝利してきた。あの試合からぐっと成長したと思います」

「試合の中で急にギアが入る瞬間があるんです。この瞬発力すごいなって、私自身が驚くことも!夏から今にかけて、本当に強くなりましたよ」大会を振り返りながら、チームみんなの成長を話す小川先生の表情はとても誇らし気でした。
この数カ月で確かに強くなったのは、技術だけではなく、仲間を信じ、状況を読み、自分たちで動けるようになった“チームとしての強さ”だったんですね。
“仲の良さ”が力になる!代々受け継がれる高洲中サッカー部の強さと、これから。
今年の大きな目標は「去年の3年生の結果を超えること」だったそうで、県大会3位入賞を果たし、その目標を達成したチームは、さらに高い場所を見据えていました。
「もっとチーム力を高めたいです」と野辺さん。
「課題に気づいたとき、どうやって解決するかを学びたい」と小林さん。
「コミュニケーションの力をつけたい。あと、ゴールキックをもっと飛ばせるようになりたいです」と伊藤さん。
一人ひとりが自分の課題と向き合い、成長しようとする姿がとても印象的でした。

県大会での入賞をきっかけに、県外への遠征など活動の幅を広げている高洲中サッカー部。様々な経験を経て、更に力強く、成長していきそうですね!
そして何より、本当に“仲がいい”!今回お話を伺った3人はもちろん、チーム全体が良い意味で和気あいあいとしていて、とても温かい雰囲気に包まれていました。これは今年の代に限らず、その前の代も、さらにその前の代も同じで――高洲中サッカー部は、代々「雰囲気の良さ」が受け継がれているのだそうです。
仲間を信じ、支え合いながら戦う姿勢は、地域の誇りでもあります。これからの成長がますます楽しみな、高洲中サッカー部の皆さんでした!これからも応援していきたいです!!
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