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【東京ベイシティバス潜入記②】運転士ってどんな人?1日はどんな感じ?若手運転士さんにインタビューしてきた!【浦安市】

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【東京ベイシティバス潜入記】第二回は、運転士さんへのインタビュー! バスの運転士さんって、子供のころ憧れだったという方も多いのでは? 運転士さんの1日、そして運転士さんのやりがいについて、ベイシティバスの運転士歴8年の川戸優希(かわと ゆうき)さんへお話を伺ってきました。

1日の始まりは健康チェックから

東京ベイシティバスには、240名以上の運転士さんが在籍しています。勤務はシフト制。一番早いシフトの場合は公共交通機関が動き出す前、朝4時ごろから出勤し、最も混雑する朝の時間帯のダイヤを担当します。お昼すぎから出勤して夕方~夜のバスを運行する運転士さんもいらっしゃいます。

出勤したらまず営業所にてアルコールチェック。絶対にあってはならない飲酒運転を防ぐため、息からアルコールが検出されないか機械を使ってチェックします。

アルコールチェックをパスしたら、その日に乗る車両のチェック。整備士さんに全部任せているのかと思いきや、運転士さん自らきちんと点検するんです! 中には朝早くから自分で洗車する運転士さんもいらっしゃるのだとか。これも日々の大切なルーティンなんですね。

最後に営業所へ戻り、点呼。ここでは運行管理者と向かい合い、今日の勤務内容や注意喚起を共有します。運行管理者の皆さんは、運転士さんの顔色などふだんと変わったところがないか、一人ひとりの健康状態を把握し、毎日きちんとチェックをしています。たくさんの命を預かる運転士さんだからこそ、何かがあってからでは遅い。健康診断も毎年2回、その他脳ドッグなどの検診も定期的に行なっているんですって。
※運行管理者とは…バスの運行など管理する他、千鳥車庫で全バスの運行状況や道路状況、車内の混雑状況まで把握し、運転士と連絡を取り合いスムーズな運行をサポートしている。

その日走るバスのルート・時刻が書かれた行路表を受け取り、出庫です。いってらっしゃーい!

車庫を出たら、現場は“一人”

勤続8年の川戸さんは現在31歳、若手のホープ。「祖父と叔父がバスの運転士なんです。私は人間関係があまり得意ではなくて、仕事をしてもなかなか馴染めず職を転々としていたんですが、心配した祖父から『バスの運転士なんてどうだ』と言われて。やってみたら意外と面白くて、長く続いています」と川戸さん。

運転士は、ひとたび発車すれば車の運転からお客様対応まで全て一人で行います。「私にとってはそれが良かったですね。もともと運転することは苦手ではなかったですし、一人でいるほうが気楽というか、ハマる人にはハマる仕事なのではないでしょうか」

とはいえ、ハプニングも当然起こります。「真夏のある日、乗車してきた女性が、いきなり倒れたんです。おそらく熱中症だったんだと思います。そういう場合の対応は研修で何度もやっているんですが、実際目の前にするとやはり焦ってしまって…まずは救急車を呼んでから、運行管理者へ連絡しました。運行管理者から『まずは人命優先だからその対応で良い』と言われて、ホッとしたのを覚えています。運転士が焦るとお客様にも焦りは伝染してしまいますから、イレギュラーな事態にも焦らず対応できるように、心していかなければと思います」

運転士の花形「高速バスの運転士」を目指して

実は川戸さん、京成グループが開催している「BMK(ベストマナー向上)推進運動」の接遇コンクールで、昨年秋に50点満点を取ったのだそう! 「京成グループでは、各社の人たちが互いのバスに乗って、運転士の運転技術や接客マナーを点数で評価していくという取り組みをしています。私も最初は27点とかだったんですが、これじゃダメだと。マイクでのアナウンスと、乗車してくださったお客様への『ありがとうございます』をきちんと言うようにしたら、点数が上がり、お客様から感謝やお褒めの言葉をいただけるようになっていきました」

川戸さんが「これじゃダメだ!」と奮起したのは、高速バスを運転したいという思いからでした。東京ベイシティバスでは、運転士として入社して最初に運転するのは小型バス、そのあと大型バス。高速バスの運転士になれるのは、大型バスの運転士の中から社内試験を通過した人だけです。「やはり高速バスは運転士の花形。東京ベイシティバスでは羽田、成田~ディズニーリゾート・新浦安地区間、秋葉原・東京駅~ディズニーリゾート・新浦安地区間の高速バスを運行しているのですが、ディズニーリゾートを目指して空港に着いたお客様がまず相対するのはバスの運転士です。路線バスよりお客様の乗車時間も長いので、マナーも運転技術も、路線バス以上に求められます。3回目の挑戦でようやく受かりました」

バス運転士は「やりがいのある仕事」

「今までいくつかの仕事をしてきましたが、バスの運転士で得られた経験はほかのものには変えがたい。やりがいのある仕事です。ちょっとでも興味がある方がいたら、ぜひチャレンジしてみてほしいです」。ぜひ若い人に来てほしい!と、川戸さん。「そしてお出かけの際は、ぜひベイシティバスを使ってください!」

慢性的な人手不足だというバス運転士。川戸さんにも、貴重な休憩時間をいただいてインタビューさせていただきました。「人づきあいが苦手」とおっしゃるのが信じられないくらい、様々なお話を聞かせてくださった川戸さん。お忙しい中ありがとうございました! 次回は女性運転士さんのインタビューをお届けします。ぜひお楽しみに♪

【東京ベイシティバス潜入記】バックナンバー
・【東京ベイシティバス潜入記①】「千鳥車庫」って行ったことある? たくさんのバスと運転士さんたちがいる、東京ベイシティバスの本拠地に突撃してきた!

東京ベイシティバス…https://www.baycity-bus.co.jp/

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