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大好きな街“浦安”に、ゴミ拾いを通じて明るくポジティブな連鎖を!【ゴミ拾い炭治郎】

「え?炭治郎??」まるで太刀のようにトングを操るその姿に、思わず目が釘付けに…。浦安駅・新浦安前や市内のイベントで、鮮やかにゴミを拾う炭治郎を見たことのある方も多いはず!人気コミックス『鬼滅の刃』のキャラクター「竈門炭治郎」に扮し、市内はもちろん、最近では都内から全国まで、ゴミ拾いの活動の場を広げている「ゴミ拾い炭治郎」さんを、取材させていただきました。

「ゴミ拾い炭治郎」が誕生するまで…清々しさから始まったゴミ拾い活動への一歩。

「ゴミ拾いを始めたきっかけは、自宅の前に落ちていたゴミでした。最初はただ嫌だな…と思うだけで拾うことはなかったんです。でも、あるとき拾ってみたら不思議なもので、とても清々しい気持ちになって。それから目につくゴミを拾うようになりました」

ちょうどその頃「自分の世界を広げたい」と考えていた炭治郎さん。「どうせやるならSNSも一緒に!」と、SNSでの発信と一緒にゴミ拾い活動を始めようと意気込みます。
なぜ、“炭治郎”だったのでしょう?

「もう一つ、活動を始めるきっかけになった『ゴミ拾い侍』と言う方々がいて。今の僕と同じように、籠を背負ってゴミを拾っている人たちなんです。たまたまSNSでその動画を見かけて『ゴミ拾いするなら、これだ!』って直感しました」

もともとコスプレが好きで竈門炭治郎の服を持っていた炭治郎さん。「あとは籠があれば、禰豆子っぽいし完璧だ!」と考えますが、なかなか良いアイディアが浮かばず…。どうしようかと考えていた時にTVを通して知ったのが、柏市でゴミ拾い活動をしていた「茨城のフリーザ」さんでした。

「思い切って、すぐにSNSでDMを送ってみたんです。そしたら『じゃあ一緒にやろうよ』と返事をくれて。一緒に活動させてもらいました。その時に『これからも頑張ってね』と譲っていただいたのが、今では相棒になっているこの籠なんです」

そう話しながら嬉しそうに見せてくれたのが、炭治郎さんのトレードマークでもある大きな籠。たっぷりとゴミを入れられる頑丈なつくりが特徴的です。拾ったゴミを次々と入れる炭治郎さんの手際の良さを見ていると、この籠が単なる道具ではなく活動を支える“心強い仲間”なのだと感じさせられます。

それから浦安市内で本格的にゴミ拾いを始めた炭治郎さん。最初は自宅近隣から活動を始めますが、意外にも初めは恥ずかしかったそうで…
「いや、本当に恥ずかしかったですよ。炭治郎の格好をして『いざ!』と出かけるものの、玄関から外に出られなくて(笑)。外に出てみたけれど、恥ずかしさに負けてすぐ家に戻ったりもしてました」今では堂々とトングを振りかざしてゴミ拾いをする炭治郎さんの姿からは想像もつかず、思わず笑ってしまいました。

「実は僕、引っ込み思案なんですよ。笑わせるのも苦手だし、もともと明るい性格ではなくて」。しかし、ゴミ拾いを続けることで自分自身に少しずつ変化を感じるようになったそうです。

ゴミ拾いが変えた、僕の性格と日常。「いいことしかない!」ゴミ拾いの魅力を伝えたい!

「ゴミ拾いをすると、自分の考えや気持ちを整理できるし、前向きになれる。性格も変わった気がします。嫌なことがあっても、人のせいにしなくなりました」

そんな変化を実感するうちに、日常でもゴミ拾いが大切な日課となっていった炭治郎さん。今ではゴミ拾い炭治郎としての活動以外でも、朝の散歩や通勤途中にゴミ拾いをしているんだとか。

「ゴミ拾いをすると運気も上がる気がしていて、大切なことがある前の日には必ずやっています。願掛けみたいになっているかも。健康にも良いし、環境にも貢献できる、運気も上がる!ゴミ拾いって、いいことしかないでしょ?ぜひ皆さんにもやってみてほしいです!」

満面の笑顔でお話されるから、ゴミ拾いがとっても楽しいものに思えてきて、取材をしながら私もやってみたくなりました。「ぜひぜひ!」と話しながら、もう一つ、活動を続ける理由をお話してくれました。

小さな一歩が未来を変える。ゴミ拾いの力を多くに人に伝えていきたい。

「落ちているゴミって、最終的にどこに行くと思いますか?海なんです。30年後には魚よりゴミの方が多くなっているかも…なんて言われるくらい、ゴミが増えているんです」魚よりもゴミが…?ゴミ削減が叫ばれている中で、まだまだ放置されるゴミが多く、その量は増えているという現実に驚きました。

「海のゴミを魚が食べると、それが魚の体内に蓄積され、やがてその魚を人間が食べることになります。つまり最終的に“害”として自分たちの元に戻ってくるんです。この問題がさらに深刻になったら…と考えると、子どもたちの未来のためにも、一つでも多くのゴミを拾わないといけないと思うようになりました」

環境問題を伝えることの重要性も感じた炭治郎さん。今後は子どもたちにも「ゴミ拾いの大切さを楽しく伝えていきたい」と話します。

[ゴミ拾い活動に同行させていただいたのですが、浦安駅周辺に落ちているゴミが多くて驚きました。意識してみていると、こんなに落ちているんですね…!]

「昨年の10月ごろから活動を始めたので、ちょうど1年くらい(取材当日は2024年11月)になりました」え!たった1年? さまざまな場所で見かけるから、もっと長く活動している印象を持っていました。

「そう言っていただけるのは嬉しいです。2024年は本当にたくさんの方に知っていただけた年だと思います。市民まつりや三社祭、盆踊り大会などで『あ!炭治郎だ!!』って声をかけていただいたり、『ゴミ拾いがんばって』と応援してくださる方もいました。とても嬉しかったです」

イベントでの活動はもちろん、SNSでの発信も欠かさない炭治郎さん。特にTikTokで公開されているゴミ拾い動画は多くの人を惹きつけています。「浦安ってこんなにゴミが落ちているの?」と思わず驚くような映像や、排水溝の隙間に挟まってしまったゴミに苦戦する姿など、ユーモアと真剣さが混じり合った内容に思わず見入ってしまうんです。こうした地道な活動もまた、炭治郎さんのファンを増やしていった理由のひとつですね。

最後に、2025年をどんな年にしたいかお伺いすると…

「2024年は多くの方に自分を知っていただいた年だったと思います。そして今年は、ゴミ拾いの楽しさはもちろん、環境の大切さをもっと多くの人に伝えていきたいです」

ゴミ拾いというシンプルな行動に、楽しさや驚きをプラスする炭治郎さんの発信力。その活動は、ただ環境を守るだけではなく、人々の意識を変える大きな力を持っています。「小さな行動が、未来の地球にとっては大きな可能性に。一緒に楽しく、ゴミ拾いをしましょう!!」小さな行動が、大きな変化を生む。そんな希望を胸に、炭治郎さんは今日もトングを手に歩み続けています。あなたも炭治郎さんの活動に触れて、一歩を踏み出してみませんか?

■ゴミ拾い炭治郎
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