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【New Open】今朝あがった超新鮮な魚介が当代島で毎週土日限定で買えるっ!【浦安市当代島】※2024/2/5修正追記

堀江3丁目にある水産会社の㈲忠七丸水産さんが、当代島で小売販売を始めたと聞きつけ、取材に行ってきました! もともと忠七丸さんの工場は堀江にあります。今朝あがったばかりの超新鮮魚介が堀江の工場へ運ばれ、ここから豊洲市場や全国の市場、魚屋・寿司屋・居酒屋などに卸されているんです。なんでも浦安で唯一、漁師さんが現役で活躍されている会社でもあるんです!

当代島で小売販売

この秋からなんと小売り販売を当代島1丁目で毎週土日限定10時30分~13時30分(なくなり次第終了)で始めることにしたそう。忠七丸さんは実はお魚の自動販売機で冷凍の販売も行っていることをご存じでしたでしょうか。その自動販売機のある場所をちょっと右に入ったところに、今回小売り販売店舗がありました!

車での駐車も可能ですが、自転車で行って見ると意外にも分かりやすい道で安心。当代島保育園の横の公園を曲がり、少し行くと冷凍自動販売機が見えてきました。小売り営業している際には黄色いのぼりを目印に、右に曲がるとありますね~、緑色のテント下にずらっと並んだ鮮魚!

今朝届いたばかりの鮮魚が並びます。忠七丸さんと言えばホンビノス貝! 市川や船橋で水揚げされたものが多く、豊かな千葉の海やまた三番瀬ブランドのホンビノス貝が入ることもあるとか。なんとなく春先イメージのホンビノス貝ですが、増田さんに聞くとホンビノスは年中食べられるのだそう!この日はワタリガニが入っていましたよ~! ワタリガニを調理するなんてなんだか玄人な気がしますね~。住宅街の中ではありますが、料理人さんや住民の方々がすでにいらっしゃっていました。

そう、忠七丸さんは堀江での本店小売りだけでなく、コロナをきっかけに自動販売機や市内のマルシェやお祭りにもたびたび参加されています。社長の鈴木さん曰く、「ここ数年魚離れを感じていて、コロナ禍がさらに追い打ちをかけるように、魚離れが深刻化していると感じていました。そんな時期にたまたま知り合いが話をしてくれて『舞浜三丁目マルシェ』の存在を知ったんですよ。買い物がしづらいと、困っている方々がいるなら自分たちができることをしようと思うようになりました。今こういう時代だからこそ、漁師さんがとったとれたての魚を昔の浦安のように、新鮮でうまい魚を食べてほしい。大人だけじゃなくて、子ども達にもまるの魚を食べて元気に育ってほしいと思っています」。と話してくれました。

自分の子どももそうですが、生魚を見るだけでも気持ち悪いとか言っちゃう、今どきの子ども達…。当然私も魚をさばいたことはありません。もっぱら切り身の魚を買って焼いて…。しかし浦安には魚屋さんが沢山あって、食べ方はもちろん、食育にも適した環境が揃う街でもあります。ということで、まん丸アジのさばき方をこっそり伺い、まん丸アジを家でさばいてみた結果…。

なんと言う事でしょうか。自分がさばいていると「自分もやってみたい! これならできそう!」と普段お手伝いもしない子ども達にも変化がありました! まる魚にテンションが上がるのは予想外でした。さばいて焼いただけでしたが、おいしいおいしい!と2尾も平らげていました。ふっくらしていてしっかり味も濃くて美味しかったのですが、子どもが焼き魚をおかわりしたことは今までなかったので、私もいつも以上にやってよかったと思える出来事に大変嬉しかったです!

魚の冷凍自動販売機!

また、自動販売機でもそうですが、冷凍にして加工することで、高齢の方や忙しい方々にとっても新鮮でおいしい魚介を提供していきたいと考え、なんと浦安で唯一の加工機材を導入しているのも、忠七丸さんならでは! その機材を見せていただきました。

その名も「凍眠」。ただの水で凍らせるのではなく、厚生労働省で認可を受けたアルコール液で液体そのものが食品に分類されるほど安全性の高いものなんだとか! 少し水を触ってみたらものすごい冷たい! なんでもこの液体は食品殺菌に優れているそうで、この液体を使用して一気に凍結することで魚の旨みを閉じ込めることができるそう。しかも解凍後は魚特有のドリップが出ることを防げるので鮮度抜群の美味しさを保てるんですって! またアニサキスなどの食中毒対策にも有効とのこと。解凍は冷凍庫から冷蔵庫に移す低温解凍するのが美味しさと品質を保つことができる秘訣だそうです。

こうして手間ひまかけた魚介たちが自動販売機や小売りで購入が可能です。忙しい日々を送っている方々も大変ありがたいですよね。しかも自分で冷凍するよりもはるかに美味しい冷凍方法で新鮮な魚が気軽に買えるの嬉しい! 忠七丸さんならではの冷凍魚介を試してみては?
自動販売機の過去記事はこちらから

そして浦安で唯一、漁師さんが現役で活躍されている会社でもあります。浦安はその昔ほとんどの町民が漁業で生計を立ててきました。黒い水事件などによって汚染水問題が深刻となり漁魚を行うことが難しい状況下、さらにテーマパーク誘致と、一部放棄から数年たち昭和46年に漁業権を全面放棄した過去があります。当時町民のほとんどの生活であった漁業の損失で、計り知れない苦難や苦労を抱えていたに違いありません。そんな中、当時の忠七丸さんでは自分たちの職業を途絶えさせたくないと、漁師を諦めることができなかったとか。全面放棄ということで浦安での漁業は諦めるしかありませんが、東京であればできると、その当時東京都の漁業権を取得し認可を取り、漁師存続と東京湾沖合での漁をすることが可能になったそう。

後列左から:醍醐さん、大野さん、宮崎さん、鈴木さん
前列左から:前田さん、鈴木社長、増田さん

現在では8名の漁師さんが在籍、毎朝早朝4時頃には海へ出て東京湾沖で江戸前の魚をとりに行くんだとか。とれたての魚をいただけるなんて、なんて贅沢なんでしょうか。昔は当たり前なことでも、今では貴重で大変ありがたいものなんだなと、そして漁師さんを目の前にすると人の手や身体を使ってとってきたものに、改めて感謝しなければいけないなと感じます。また、過去には中学生が二日間お手伝いをする職場体験を行っていたそうですが、現在は漁師さんの人手減少などで万全な体制をとることが難しいと今は工場のみで行っているんですって。鈴木社長は、子ども達にまずはもっと魚を食べてもらい、魚や海に興味を持ってもらいたいと話します。

そして現在は堀江本店、当代島一丁目、舞浜三丁目マルシェで小売り販売をされています。いずれも短時間ですが、食べたい魚や店頭にない魚でも、ほしい魚があれば遠慮しないで気軽に相談してほしいと話します。漁師さん方に話しかけづらいなと思いましたが、話してみると大変きさくに、魚のことを知らない私にも親切に食べ方などを教えてくださいました! またそれぞれに売れる魚が違うのだそうで、あちこち行って見るもの面白そう。また今後は新町でも小売り販売を予定しているそうで、さまざまなエリアでとれたての魚や安全性の高い冷凍魚が購入できるとのこと! 今後の忠七丸さんから目が離せませんっ!

有限会社 忠七丸水産…浦安市堀江3-10-11 / 047-316-6055 / 9時~ 16時頃まで/火曜・土曜定休(随時HPをご確認ください)
※しけや天候などにより漁に出られない場合鮮魚はありませんが、フリーズドライやホンビノス貝はご購入いただけます。
過去の記事はこちらから
https://tyu7maru.jp/
インスタグラムはこちらから
・当代島一丁目店舗…浦安市当代島1-29-25/毎週土日 (10時30分~13時30分)※なくなり次第終了 ※駐車場あり
・舞浜三丁目マルシェ…毎週木曜日 過去の記事はこちらから

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