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椅子に座って体験できる“茶の湯”。初めてでも安心&手ぶらでOKの、大人のための学びの場『雅の会』行ってきた!【次回は11月8日開催@浦安ブライトンホテル】

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お客様を招き、お抹茶をたててもてなす「茶の湯」。日本の伝統文化であり「お茶」とも呼ばれる「茶の湯」、皆さん体験したことはありますか? 私はそれこそ小学生以来…社会人になってからはなかなか触れる機会がなく、ここまで来てしまいました。作法も勝手もわからない、でも大人になった今こそ“お茶”を体験してみたい…! そんなアナタ、浦安ブライトンホテル主催の「雅の会」をご存知ですか?

月に1度、ホテル内レストラン「京懐石 螢」で開催される「雅の会」、10月・11月のテーマは「茶の湯」。茶道のいろはを学んだあと、レストラン「螢」の美味しい懐石料理をいただき、そして最後にお抹茶とお菓子をいただく…という、とっても豪華な構成になっています。もちろん初めての方も参加OK、手ぶらでOK。洋服で気兼ねなく参加できますし、テーブルと椅子を使うので正座がつらい方にもオススメなんです! 芸術の秋にぴったりの「雅の会」、参加してきましたのでレポートします♪

会場はお茶をいただくのにピッタリの空間。正座の必要がない体験会なのも◎!

会場となるのは、レストラン「京懐石 螢」奥のお座敷。畳敷きの和室、奥の床の間には掛け軸が飾られ、窓からは緑が見える落ち着いたお部屋です。ここで「茶の湯」体験だなんて、ピッタリですよね…!

茶道というと、皆さん気になるのが“正座”ではないでしょうか。茶室で茶の湯といえば畳に正座が基本、でも正座は足がしびれる、膝が痛くなる…。実は今回の「雅の会」では気軽にどなたでもご参加いただけるよう、テーブルと椅子を使うので、正座の必要がありません! 正座が苦手でなかなか茶道に挑戦できなかったという方も、ぜひ気軽に参加ください♪

今回お茶を教えてくれるのは、茶道裏千家の福嶋先生。「今日は“茶の湯”体験ということで、まず前半は茶道の基本的な作法をお伝えします。後半ではお食事の後、お点前を拝見していただきながら、お菓子、お茶を召し上がっていただきます。実際の茶事では、懐石の食事、お菓子が終わった後、休憩をはさみ、お茶をいただきます。今日は少しでも茶事の雰囲気を楽しんでいただけたらなと思います」

まずは作法のレッスン

まずは、お菓子、お茶のいただき方のレッスン。福嶋先生と同門であるスタッフさんが、実際の所作の見本を見せてくれます。見ていて思うのはとにかくお辞儀が多い! お隣の方に一礼、いただく前に一礼、お茶を出してくれる方に一礼…1回じゃなかなか覚えられません…。「お辞儀が多いのは、相客同士礼儀を尽くし、相手を思いやってこそ、その時間を楽しめる為です」と福嶋先生。

一通りの作法を拝見したあと、実践。まずはダミーのお菓子と空の茶碗で練習します。覚えたつもりでも全然できない! 後ろに先生がついて丁寧に教えてくれるのですが、礼をするのをすっかり忘れてしまったり、お皿やお茶碗の持ち方が変だったり…。でもご安心を! 先生やスタッフさんたちが優しく丁寧に教えてくれますよ。着物の先生やスタッフさんたちに囲まれると、自分の背筋もしゃんと伸びる気がするから不思議です。

意外だったのはお茶を飲み干すとき、音を立ててすするのが良いということ。「美味しくいただきました」という意思表示になるんですって! お皿は親指をかけずに指の腹で支えて持ち上げる、お茶碗も親指をかけずになるべく手を広げずに持つのが良いそうで、慣れない私はなんだか落っことしそうで不安でした…。でもゆっくりやれば全然大丈夫でした!

続いてお食事。たくさんの種類を少しずついただける、大満足の二段重スタイルランチ♡

30分ほど講義を行なった後、螢のお食事が運ばれてきます。「雅の会」では学びと食がセットになっており、「献招点心」という二段重スタイルの懐石ランチがいただけます。

まず運ばれてきたのは先付、そしてお椀。螢のお食事はお出汁が効いていて、薄味なのに美味しいんです…♡ お椀の中身もぜひキレイに飲み干して。

そしてこちらが二段重! 塗りのお重の存在感、そしてふたを外したときの「わぁ~!」と心が華やぐワクワク感は二段重スタイルならではですよね。この日はかますの利休焼きや松茸の艶煮、粟麩田楽焼きといった秋のお料理が並んでいました。もみじや銀杏の葉、稲穂があしらわれているのもとってもステキ!

別で運ばれてきたお造りは鯛。赤出汁のお味噌汁もほっこり美味しいんです♡ 美味しいものをちょっとずつたくさんいただいて、お腹も大満足。ちなみに次回「雅の会」が開催される11月8日からは、今回とはまたメニューが違います。何が出るかはお楽しみ♪

美味しいお食事を囲んで、先生をはじめお茶に詳しい皆さんとお話をするのがとても楽しかった! やはり食事を共にすると距離が縮みますね。こうして知らない世界に触れられるのも、「雅の会」の醍醐味です。

いよいよお茶とお菓子をいただきます

食事のあとは、お点前の設えがされ、お部屋が茶室に早変わり。ここで実際にお茶を立ててくれるんです! 食事のときの和やかな雰囲気はそのままに、ぐっと空間に深みが出ます。

「前半の講義では細かい所作もお伝えしましたが、緊張しすぎてしまうとせっかくのお茶とお菓子も美味しくいただけないので、考えすぎずにリラックスして楽しんでくださいね。そして、今日、この時間この場所にこの人たちが集まるというのは一生に一度しかない、そうした一期一会の時間を大切に楽しんでいただきたいと思います」と福嶋先生。

まずは菓子皿に載ったお菓子が運ばれてきます。こちらは秋にぴったりの「紅葉」。菓子皿からお箸を取り(お箸を取る動作一つにも細かく決まりがあるんですよ…)、お箸でお菓子を一つ取って懐紙に乗せ、左手に乗せて黒文字でいただきます。気になる作法は、後ろについた先生が先回りして優しく教えてくれるのでご安心を! 緊張しすぎることなく、お菓子の美味しさを堪能できました♡

そしてお抹茶。薄茶の場合、こうして泡立てるのが裏千家のお作法なのだそう。前半の講義で教えていただいたことを思い出しつつ、礼を尽くしてお茶をいただきます。お茶を口に含み、口腔と鼻腔に広がるふくよかな香りと、舌をなでてゆく青苦さ…急がず自分のペースでゆったりと味わいます。飲み干したあとは一度お茶碗を机に置き、お茶碗の手触りや柄を鑑賞。お茶もお菓子も、何も考えずにいただいたら一瞬で胃袋に消えてしまいますが、こうしてお作法通りにいただくことで、一杯のお茶やひとつのお菓子のありがたみ、一口一口の美味しさを噛みしめることができました。「雅の会」の初めての「茶の湯」体験、これにて終了です…!

次回は11月8日開催!ご予約は公式サイトから受付中♪

次回11月8日(火)に開催される「雅の会」も、同じく「茶の湯」体験が予定されています。数寄屋造りの落ち着いた店内で、季節を感じる京懐石の二段重に舌鼓を打ち、お茶とお菓子をいただく…そんな極上の“和”を体験できます。ご予約は浦安ブライトンホテル東京ベイの公式サイトより受付中♪ お一人で、お友達と、ご家族と…ぜひお気軽に「茶の湯」を体験してみてください!

浦安ブライトンホテル東京ベイ…浦安市美浜1-9 047-380-6666(代表)
https://urayasu.brightonhotels.co.jp/
「京懐石 螢」… ホテル1F 047-350-9093
雅の会についての詳細・ご予約はこちら

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