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浦安から市川市福栄へ移転した「佐野産婦人科」行ってきた。変わったことと変わらないことをレポート!

46年の長きにわたって、浦安の女性とその家族を支えてきた「佐野産婦人科」。浦安での出産といえば「佐野さん」、「佐野さんで子どもを産んだよ!」「逆子を直してもらった」「婦人科で通っている」「検診はいつもここ」等々、妊娠~出産をはじめお世話になっている方も多いと思います。そんな「佐野産婦人科」が今年8月、市川市福栄に移転オープンしました。

新たなスタートを切った佐野産婦人科。このたび、院長の今野先生にお話を伺うことができました。ピカピカの院内も拝見してきたのですが、とってもステキでしたよ! 移転した佐野産婦人科の「変わったこと」「変わらないこと」、レポートします♪(※写真は全て佐野産婦人科よりお借りしたものです)

思った以上に浦安からも近い! 変わらずに通い続ける患者さんも多いのだそう

移転先は市川市福栄。住所こそ浦安ではないものの、大三角線をまっすぐ行って左に折れればすぐに建物が見えてきます。浦安駅近くの事務所から自転車で行ったのですが、10分くらいで到着。あら、浦安から意外と近い!

移転の話が持ち上がったのは2017年。当時当代島にあった佐野産婦人科の隣に、納骨堂の建設が決定したことがキッカケでした。妊娠・出産は幸せだけではない、流産や死産といった出来事も一定の確率で発生するもの。できれば死を連想させるものは見たくない・見せたくないというのは、自然な考えだと感じます。当初は浦安市内で移転先を探したものの条件に合う場所がなく、徐々に対象範囲を広げていき、見つかったのがここ福栄でした。「当代島の建物は駅から近かったこともあり縦に長い造りで、フロアを跨ぐ移動をしなければならないことが多く、使い勝手の悪い部分があったんです。移転先はなるべく平面で広く取れる場所をと考えていました。それに、ここなら元々の患者さんたちも通いやすい。『意外と近いね』とおっしゃってくださる方も多いです。開院当初うちで出産したという80代・90代のおばあちゃんも、先日浦安からいらしてくださいました」と今野院長。浦安市から配られるがん検診や妊婦健診などの助成券も、今までと変わらずに使用できます。

病室もラウンジも廊下も、とってもおしゃれ♡ホテルみたい!

建物を新しく建てるにあたり、設計士さんとは別にデザイナーさんにも入ってもらい、空間設計を行ないました。「くつろげる、心休まる空間をコンセプトにしました。移転がコロナ禍真っ只中だったので、感染対策を考えて病室はすべて個室に。そして産後はなかなか大人都合でのお出かけは難しいので、病室の雰囲気は大人っぽく、照明を落としてホテルのような空間になっています」と今野院長。

実際にお部屋を見せていただいたのですが、何も知らずにここへ来たら病室とは思わないようなステキな空間♡ しっとり落ち着いた高級感のある内装で、差し色を彩度低めの寒色でまとめているのも好印象。しかもベッドとテーブルのほか、トイレとシャワー室も室内についているんですよ! お部屋は個室でもトイレやシャワーは共用、という病院が多いと思うのですが、産後のボロボロの体でトイレまで歩いたり、シャワーを浴びにいったら使用中で一旦病室に帰ってまた出かけて…なんていうのは地味に大変。こうして個室にまとまっていたら全部ここで済むので、どれだけ楽か!

3階のフロアにはラウンジがあり、レストランのようなおしゃれな空間♪

ここでは、退院前の祝い膳をご家族で食べることができます。「産後は家族で外食に行くこともままならないため、ちょっとでもそんな雰囲気を味わってほしい」という配慮。ちなみに佐野産婦人科は以前から「ごはんが美味しい!」と評判なのですが、今回の移転を機に内容をリニューアルし、より季節を意識したメニューに変更。美味しくて栄養バランスの取れた食事で、産後の体の回復を促し、心もほっとさせてくれます。

妊娠・出産って未知のことばかりで、時には暗闇に突き落とされたような気がすることもありますが、こうして妊産婦のことを考えてくれているのが空間からも伝わってくる産院だったら、気の持ち方が違いそうですよね。ここで赤ちゃんを産むお母さんが羨ましい…。

1階の診察スペースも、患者さん目線でつくられています

外来の患者さんの動線にも気を配った設計です。受付から診察室まで向かう間に、採尿室と血圧測定器を配置し、スムーズに受診が可能。キッズコーナーも動線上に配置されているので、上のお子さんを連れて来院される妊婦さんも気軽に利用できるようになりました。「当代島のころからキッズコーナーはあったのですが、移転してよりわかりやすく利用しやすくなりました。お子さんを連れて診察室へ入っていただいても構わないのですが、お子さんが診察室の雰囲気に大泣きしてしまい、お腹の赤ちゃんや妊婦さんの状態についてのお話が充分にできない…ということもあります。キッズコーナーには保育士さんが常駐してくれているので、安心してお子さんを預けていただき、健診の時間は妊婦さんご自身とお腹の赤ちゃんのことに集中できる時間になればと思います」

コロナ禍と時代に合わせ、“個”を尊重する病院に

2020年から始まったコロナ禍。いわゆる「町の産婦人科」で、もともと感染対策がしっかりなされている建物というのは稀なのだそう。確かに陣痛室や分娩室ってカーテンで仕切られているだけだったり、お医者さんや助産師さんが行き来しやすいようにドアが開けっぱなしだったりして、空間がしっかり分けられているというイメージはないかも…。その点、感染対策を意識して設計がなされた新しい佐野産婦人科は、先ほどご紹介したように大部屋はなく全て個室、それぞれのお部屋にシャワーとトイレがあるので水回りの共用も必要なし。加えて分娩室・陣痛室も個室化したことで、コロナ陽性の妊婦さんの出産も受け入れられるようになっています。「これまでに数例、陽性の妊婦さんの出産も行ないました。もちろん医師・助産師は感染対策をして、母子感染を防ぐために産後すぐは赤ちゃんに触れないなどの制限はありますが、お母さんもお子さんも元気で退院するというのが第一。第8波も来るでしょうから、今後も必要な対応だと考えています」

新しい佐野産婦人科のもう一つのコンセプトは、「“個”を尊重する」ということ。「妊産婦さんのプライバシーに配慮し、なるべくご本人の希望に沿えるようにと考えています。大部屋をなくして全て個室にしたこともそうですし、例えば授乳指導も、大勢の一斉指導ではなく個室での個別指導に切り替えました。母乳を推奨するスタンスは変わりませんが、産後早めに働く必要があるなど何らかの理由で母乳を諦めなければならないお母さんには、希望に合わせて人工乳の対応もしています。無痛分娩も対応可能になりました」。時代が変われば、生活スタイルや価値観も変わっていく。これまでの歩みを大切にしながら、時代のニーズにも応えていくのが佐野産婦人科の新たな姿です。

浦安・市川エリアで一生付き合える産婦人科として

場所が市川へ移転したことで、原木中山や総武線沿線から江戸川を越えて受診に来る患者さんも増えていると言います。「現在では8人に1人くらいが川向こうの患者さんです。車なら30分くらいで来れる場所で、意外と近いんですよ。総武線の本八幡駅周辺には婦人科が少なく、妊産婦さんは都内や船橋まで受診に行っているという現状があります。そこで今年3月、本八幡に新しくクリニックを開業しました」。クリニックの名前は「レディースホームクリニックやわた」。婦人科検診や婦人科での受診、妊婦健診を受けることができるクリニックです。ここでの分娩の取り扱いはありませんが、佐野産婦人科での引き受けが可能です。

「レディースホームクリニックやわた」診察室

浦安から市川までの広い範囲をカバーし、ますます地域の産婦人科として頼りにされる佐野産婦人科。これからの展望を今野院長に伺いました。「私は元外科医なんですが、産婦人科というのは医者が『おめでとう』と言える唯一の科。命が生まれる、尊く嬉しい場所です。赤ちゃんとお母さん、ご家族が良いスタートを切れるよう、これからもサポートを継続していきたい。順天堂大学浦安病院をはじめとした近隣の病院と連携し、安心安全なお産が叶う浦安・市川エリアをつくっていきたい。この地域で一生お付き合いできるような産婦人科でありたいですね」

今野秀洋院長

佐野産婦人科は、46年前から新しい命の誕生を見守り、浦安・市川エリアのお産を支えてきました。変わりゆく時代に合わせた新たな空間と設備を備え、創業当初からの変わらぬ信頼をこれからも紡いでいくことでしょう。妊娠・出産・婦人科検診だけでなく、避妊相談、月経の悩み、更年期障害などでも受診可能。受診はwebから予約が可能です。地域の女性のかかりつけ医として、「佐野産婦人科」の名前は覚えておいて損はありません。ぜひ頼りにしてみてください!

佐野産婦人科…市川市福栄1-19-5 TEL:047-374-3708
診療時間:9時~12時、15時~17時
休診日:日・祝・土午後 ※木曜の午後は産後1か月健診のみ実施
公式サイトはこちら

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