浦安ってこんな街!
7.232022
【浦安で肉が食べたい!】来年で創業50年を迎える焼き肉店『南大門』さんで、めっちゃ珍しくて美味しい肉を食べてきちゃったよォ~!
最新の情報をお探しの方はサイト内検索で最新情報がないか検索してみてください。
さあさあ、浦安の肉シリーズ第3弾! 肉と言えば…やっぱり焼肉は外せませんよね♡ 浦安には数々の焼き肉の名店がありますが、今回訪れたのは浦安駅のロータリー内にお店を構える焼き肉店『南大門』さん。1973年創業、浦安の発展とともに美味しい焼き肉を提供し続けてきた名店です。そんな『南大門』でマネージャーを務める井本さんに、イチオシのお肉を伺ってきました!
トップバッター「タン」には並々ならぬこだわりが…!
「焼き肉店の顔といえば『タン』。塩でいただくことの多いタンは、『まずはタン!』とトップバッター的に最初にご注文されるお客様が多いんです。そしてタンは鮮度と肉質をごまかせない部位でもある。お店の信用を担うと言っても過言でないタンには、特にこだわって仕入れています」と井本さん。
メニューをめくると、お肉の一番初めに出てくるのはおっしゃる通り「タン」。こだわって仕入れる「上タン」も絶品ですが、南大門さんでは幻の「黒毛和牛タン」が味わえるんです!「タンって9割以上が輸入に頼っている部位でもあります。うちの黒毛和牛タン(通称黒タン)は国産なので、味わいの違いを感じていただけると思いますよ。黒タンは週に2本しか入らない、希少なタンなんです」。そんな南大門さん自慢のタンがこちら!
写真上が黒タン。これは掃除(余計な脂やスジなどを取り除くこと)する前だそうで、タンの下部分である「タンすじ(タン下、タン下駄とも言う)」の部分もついています。写真の下にあるのがアメリカ産のタンです。こうして見るとタン=舌、というのがはっきりわかりますね…!
まずはアメリカ産の上タン(2420円)から。やはりタンは塩がおすすめ♪ サッと炙ってレモン汁をまとわせ、口へ運ぶと…ジュワッと広がるタンの旨味!サクッと歯切れよく、意外にも脂がしっかり乗っている! タンってもっと淡白な部位なのかと思っていたけど、このタンならトップバッターとしても十分すぎるスラッガーなのでは!?
週に2本しか入荷しない、希少な黒タン。メニューにあったらぜひ注文してみて!
続いてこちらがお待ちかね、黒毛和牛のタンの登場です! スライス(3190円)とブロック(130g/3520円)があるのですが、どちらも味見させていただきました♡
黒毛和牛といえば、美しいサシの入った霜降り肉。ステーキにすれば柔らかな口どけに舌も心も酔いしれる…そんなお肉が思い浮かびますが、なんとタンでもそうなんです! タンのサクッとした歯切れのよさはそのままに、とろけそうな肉質。舌の上で優雅に滑る肉そのものの甘さ、弾ける旨味。トップバッターの中でもメジャーリーグで首位打者争っちゃう、往年のイチロー的な存在なタンですね♪
こちらはブロック。「お刺身で食べられるくらいの鮮度なので、全面に焼き色を付けてレアで食べてもいいですし、ある程度焼いてから網のはじによけて、じっくり火を通しても大丈夫。スライスとはまた違った食感が楽しめますよ」と井本さん。はさみを渡してくれるので、ある程度焼いたらさらに小分けにして食べるのも◎。このブロック、贅沢に一口でほおばっちゃいましょう! ザクッ、プリッ、ジュワァ~…ん~~、うんま~♡ 食感、肉の歯切れ、あふれ出す旨味。そう、これは奥歯が狂喜乱舞する美味しさです。あぁ、奥歯になりたい…!
そしてこちらが同じく黒毛和牛のタンすじ(1160円)。舌の下側にあたる部位で、上タンよりもスジがあってしっかりした肉質です。食べてみると、確かに上タンよりもコリコリ度が強め。噛めば噛むほど肉の旨味が増してくる、しっかりとした肉肉しさも味わえるのがタンすじなんですね! 「上タンよりもタンすじのほうが好み、というお客様もいらっしゃるんですよ」と井本さん。私もタンすじ、好みかも♡
4番を任せるなら、脂身と赤身のいいとこ取り「カイノミ」
続いてもう一品、南大門さんのオススメがカイノミ(150g/2280円)です。「バラ肉の中でも一番ヒレに近い部位のことをカイノミと言います。脂も乗っているけれど赤身の美味しさも楽しめる、いいとこ取りの部位なんですよ! 私も大好きなお肉の一つです」と井本さん。この美しいサシ…見ているだけでも惚れ惚れしてしまいますよね。こちらも黒毛和牛、A5ランクのお肉を使っています。
カイノミの食べ方はスライスとブロックの2通りあり、塩・タレが選べます。私は塩派なので塩をお願いしました!「カイノミはとても柔らかく、赤身と脂のバランスが最高なんです。ハラミやヒレが好きな方にもオススメ。塩ならぜひワサビと一緒に食べてみてください」。ではまずスライスから、いただきまーす♡
……とろける。タンのときも「とろける」と思ったけど、カイノミはわたあめみたいなとろけ方。口の中で柔らかな肉と脂が合わさったその刹那、舌の上に美味しさだけを残して消えてしまうような。そんな中、ワサビの心地よい刺激が一本、青空へ突き抜けていきます。芯で捕らえすぎて手ごたえがほとんどない、でも打った球はバックスクリーンへ直撃したみたいな…快感。そう、快感です。
ブロックはタンのブロックと同じように、全面を焼いてはさみで小分けにし、中はレアでいただきました。このレア感、まるで大トロ。焼いたところはしっかりと肉肉しく、レアで食べるところは大トロのようにねっとりとした舌触り…はぁ。ホンモノの美味しさの前では、もう言葉なんて無力だなと思わされます。カイノミ、君に4番を任せよう…!
お酒を飲むだけじゃない、ライスセットもあります♪
美味しいお肉が食べられる南大門さんでは、お肉にプラスできるライスセットがあります。サラダ・キムチ・ナムル・韓国のり・ライス・スープが付いて770円! お酒よりもごはんがお好きなアナタはお肉にプラスして豪華な夕食を食べるのもいいですね♡
お昼ならランチセットがとってもお得。焼き肉セットのカルビはなんと黒毛和牛なんですって! ライスセットもお昼の時間帯は600円です。16時までランチが食べられるのも嬉しいポイント♪ ちょっとバタバタして食べ逃しちゃった…なんて時も安心です。
名脇役・キムチも忘れずに
最後に、南大門さんの名脇役・キムチをご紹介します! 実はこのキムチ、創業当初から社長夫人(井本さんのお母様)が手づくりしているという自家製なんです。季節や天候によって少しずつ分量を替えながら、南大門のお肉に合う味を育んできました。ピリッと辛い中に乳酸菌の酸っぱさ、シャキシャキの白菜は、お肉のお供にもお酒のおつまみにも◎♪ お持ち帰りもできるので、ぜひおうちでも味わってみて!
「南大門は1973年に父が創業しました。当時は2階にお店があって、6階に住まいがあったんです。母が深夜にお店へ下りていって、夜な夜なキムチをかき混ぜていたのを覚えています」と井本さん。2001年には行徳へ出店し、2008年にはビルの建て替えを経て浦安駅前ロータリーへ再オープン。現在お母様は行徳の店舗でキムチを仕込み、浦安へ届けているのだそうです。
信頼があるからこそ手に入る、希少な部位と新鮮な肉
訪れるお客様は常連さんが多く、創業当時から通い続けている方もいらっしゃるという南大門さん。もう50年近くにわたり、浦安の人たちの胃袋をつかみ続けている秘訣をお伺いしました。「やはり焼肉屋は肉の仕入れがモノを言うので、お肉屋さんと信頼関係を築くことが大切。昔から付き合いのあるお肉屋さんとは家族ぐるみの付き合いで、私も子どものころから父に連れられてお肉屋さんの現場を回ったり、お休みの日には一緒に遊びに行ったりしていました。もちろんビジネスの上でも、定期的な仕入れや支払期日の厳守など、基本的なことを積み上げることで信頼を築いていく。そうするとお肉屋さんも信頼で応えてくれるんです」。だからこそ仕入れられる希少な部位、レアで食べられるほどの新鮮なお肉。信頼で仕入れるお肉を提供するからこそ、お客様からも信頼される焼肉屋さんなのですね。
ちなみに南大門さんで使用している焼肉ロースターは、焼き肉の煙と一緒にお店の換気もしているという優れもの。約3分半でお店の空気を全て入れ替えることができるんですって! コロナ禍の現在、換気が徹底しているお店なら、安心して訪れることができます。
来年で創業50年。井本さんに、これからやっていきたいことをお伺いしてみました。「弟が店を手伝ってくれることになったので、これからはグランドメニューに載っていないお肉を仕入れて『今日の限定肉!』といった提案もしていきたい。いつ来てもお客様に楽しんでいただけるお店にしていきたいですね」
夏をがんばる自分にエールを送るなら、断然“焼き肉”♪ 浦安の誇る焼肉店『南大門』さんで、タンとカイノミの強力打線を相手にしてみてはいかがでしょう? 他にもカルビにロースにホルモンに…とラインナップは充実しているので、自分好みの打線組んじゃうものありですよ!
焼肉 南大門…浦安市北栄1-17-14 TEL:047-353-4902
11時半~23時 無休
この記事が気に入ったら
いいね!しよう
最新情報をお届けします
Twitterでフォローして最新情報を入手しよう
@urayasusumitai