浦安ってこんな街!
6.232022
浦安の夏は、これを食べなきゃ始まらない♪老舗そば屋『天哲』の看板メニュー『天哲そば』美味しさの秘密に迫る!
最新の情報をお探しの方はサイト内検索で最新情報がないか検索してみてください。
ジメジメ梅雨真っただ中、でもこれが開ければ待ちに待った夏! …浦安で夏を過ごす皆さんに、ぜひお知らせしたい“夏の食”があります。それは、創業100年を超える『そば処 天哲』さんの『天哲そば』! 夏季限定の天哲そばは、冷たいお蕎麦の上に揚げたての天ぷらの乗った一品。私も大ファンで、毎年夏が来るたびにいただいているメニューです。そんな天哲そばの美味しさの秘密を探るべく、今回なんと厨房にも潜入させていただきました!
老舗の夏の看板メニュー『天哲そば』の始まりは、些細な事だった
初代・江野澤哲次郎さんが創業したという『そば処 天哲』。「天ぷら哲次郎」と呼ばれていたため、略して「天哲」と名付けられました。当初は境川沿い、現在の宮前通りのあたりにお店があったそうですが、宮前通りを作るということで現在のフラワー通りへ移転。現在は三代目のご家族、そして四代目も一緒に切り盛りしています。
「はじめはね、なんかパパッと簡単に食べれるメニューがほしいって言われて。ほら、浦安は忙しい人多いでしょう。10年くらい前かな、新しく作ったんです」と話してくれたのは、『天哲』三代目のおかみさん。『天哲そば』というくらいだから、かなり歴史のあるメニューなのかと思いきや、最近できたメニューだったんですね!「内容は大体決まって、名前を何にしようかね…と話していた時に、ちょうどお客様が『天哲そば』でいいんじゃない?って言ってくれて。じゃあそうしようって、始まりはそんな些細なことでした」
100年超を誇る歴史から見れば新参者の『天哲そば』ですが、今や押しも押されぬ人気メニューの一つです。その勢いたるや、昔からのファンが多い『カレー南蛮』と並ぶほど。「土日は遠くから車で来てくださるお客様も多くて、1日中天ぷら揚げっぱなし。やっぱり皆さん『天哲そば』を求めてきてくださる方が多いです」。そんな『天哲そば』の美味しさの秘密を探るべく、今回初めて厨房に潜入させていただきました…!
『天哲そば』美味しさの秘密は、おかみさんとご主人のコンビネーションにありました
アツアツ&サクサクの天ぷらを揚げるのは、おかみさん。おそばを茹でるのは三代目のご主人。「まずは火の通りづらいかぼちゃから揚げて行きます。あとはおそばの茹で具合を見ながら、ちょうどおそばが出来上がるころに天ぷらが揚がるよう、タイミングを見計らって…」。厨房には冷房はなく、高温の油鍋の前に建つおかみさんの後ろには、そばを茹でる大きな釜。もうもうと立ち込める湯気に油の熱、まだ6月ですが、厨房内はかなりの熱気。「扇風機まわしても全然効かないの!」とおかみさんは笑いますが、お昼の時間帯ずっと立ちっぱなしのまま、ここで天ぷらを揚げ続けるのは並大抵のことではありません。
揚げ物が始まると、ごま油の良い香りが厨房中に、そして換気扇を通ってフラワー通りまで漂っていきます。ジュワっと良い音を立てる、鍋の中の野菜や海老。そこへ衣を少しずつ垂らし、“花を咲かせ”ていきます。「これが出来るようになるまでが難しくてね。二代目のおじいさんは『見て覚えて』というタイプの人だったから、こっそり後ろから覗いて。でもやってみると難しくて、こうして“花を咲かせる”ようになるまでが大変でした」。今は天ぷらに“花を咲かせ”はしないお蕎麦屋さんも増えて来たそうですが、「うちはつゆが濃いから。これくらいしないと負けちゃうんです」。こうして“花を咲かせる”ときに生まれる揚げ玉も絶品なんです!
おそばの釜の前では、三代目のご主人が竹ざるを手際よく動かします。ボコボコと沸騰を続ける釜の温度は100℃。「手を入れても全然熱くないんですよ」と笑顔の三代目。茹で上がったおそばは、手早く冷えた水へ浸け、一気に締めます。「夏は夏で暑いけど、冬は冬ですごく寒い。冬場はこの冷たい水が応えるんです」
サクサクの天ぷらと、つるっとした喉ごしのおそば。手軽なのに二度美味しい『天哲そば』
三代目のおそばと、おかみさんの天ぷら。その2つが合わさって出来上がったのが『天哲そば』(1,100円 ※7/1より価格改定、1,200円となります)なんですね! 上に乗るのは海老・かぼちゃ・ナス・ピーマンの4種の天ぷら。花の咲いた天ぷらは、そのまま頬張ればサクッと軽く、ごま油の香りが鼻をくすぐります。アツアツ&サクサクは出来立ての醍醐味!
冷水でギュッと締められたお蕎麦は、つるんとした涼やかな喉ごし。そばのふくよかな香りを楽しみつつ、しっかり味のつゆとの絡みも絶妙で、天ぷらの油っ気と合わさるとまたそばの旨味が引き立ちます。このぶっかけスタイルがまた手軽! 別添えのつゆに付ける手間なくつるっといただける、そしてサクッと揚がったアツアツの天ぷらも食べられる…手軽なのに一度で二度美味しい『天哲そば』が、忙しい浦安っ子に好評なのも頷けます。
最後はそば湯で〆。おそばにたくさん含まれれるルチンは抗酸化作用が高く、血液をサラサラにしてくれる成分です。そんなルチンの溶け込んだそば湯を飲まないのは損! 天哲さんのおそばは手作り・無添加なので、ぜひ安心しておそばもそば湯も楽しんでくださいね。
ちなみに『天哲そば』はテイクアウトも可能。テイクアウトでは、つゆはかけずに別添えとなります(容器代が別にかかりますのでご了承ください)。アツアツをお店で食べるもよし、テイクアウトしておうちでゆっくり味わうもよし…。『天哲そば』を食べて、浦安で夏を始めよう!
そば処 天哲…浦安市堀江3-8-17 047-351-2670
水曜定休 11時~15時、17時~19時 駐車場2台あり
※出前は一部地域のみ
Instagram、https://tentetu.com/
この記事が気に入ったら
いいね!しよう
最新情報をお届けします
Twitterでフォローして最新情報を入手しよう
@urayasusumitai