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魚愛&浦安愛の詰まった本『魚食え!コノヤロー!!!』が4月に出版されました!読めば魚が食べたくなる、魚をさばきたくなる♪

魚食えコノヤロー!」といえば…そう!堀江の魚屋さん『鮮魚 泉銀』の三代目店主・森田釣竿さんです。魚屋さんとして、フィッシュロックバンド『漁港(※本当は港の字は反転しています)』のボーカルとして、「日本の食文化を魚に戻し鯛(たい)!」と日々精力的に活動をされている森田さん。「浦安に住みたい!」もweb版・フリーペーパー版どちらも何度か取材をさせていただいていますし、最近ではテレビにもよく出ているので、ご存知の方も多いはず!

そんな森田さんが、この4月に初の著書となる『魚食え!コノヤロー!!!』という本を時事通信社より出版されました。森田さんが「人生かけて作った」というこちらの本、私も早速購入して読んでみたのですが、魚と森田さんの世界にグイグイ引き込まれ、はじめから終わりまで一気に読み終えてしまいました! 誕生秘話や出版への思いを、たっぷりお伺いしてきましたよ♪

1年ちょっとの制作期間を経て出来上がったのは、“魚との向き合い方”の本

出版の話が持ち上がったのは、昨年1月。時事通信出版局の編集・井上さんが、テレビ番組で森田さんを知り、取材を打診したことがキッカケでした。「私も、子どものころはよく魚が食卓に上っていました。でも最近、すっかり食べる機会が減ってしまっていて…。そんな中で森田さんをテレビで知って、魚を食べることに対していろいろな気付きをもっていらっしゃる魚屋さんだと思ったんです」と井上さん。

最初はもうちょっとSDGs寄りな“魚”の本になる予定だったのだそう。「森田さんと打ち合わせを重ねるうちに、徐々に“魚との向き合い方”の本になっていきました」と井上さん。「井上さんが俺の想いをすごく理解してくれて、もう『魚を売ろう!』ってメチャクチャ盛り上がって! 店が休みの日に、長いときは6時間くらい打ち合わせして。お店でずっと話してると煮詰まっちゃうから、ファミレス行ったり場所変えてね。電話でも何度もやりとりをして、ようやく形になりました」と泉銀店主・森田さん。

毎日たくさんの魚と向き合う『泉銀』三代目の森田釣竿さん。

『魚を自分でさばいて食べる』という、新たなライフスタイル

この本に収録されているのは、大きく分けて「魚をさばく」「魚を食べる」の2つ。森田さんは、魚屋としては珍しく「家で魚をさばく」ことをオススメしています。「今までもマル(一匹丸々)の魚は売っていたんですけど、そこまでオススメはしていませんでした。キッカケはコロナで飲食店の営業自粛で豊洲市場の魚が売れなくなってしまったこと。泉銀にもたくさんの魚が入ってきて、お店でさばくだけでは間に合わなくなってしまって…『じゃあみんなもやってみたら!?』というのが始まりです」

切り身で買う・さばいてもらった魚を買うのが当たり前の時代に、思いっきり逆行しているかに見えるマルでの販売。「賭けだった」と森田さんも振り返りますが、徐々に挑戦するお客様が増えていったのだそう。「コロナで在宅勤務だったり外出自粛だったり、みんな家にいる時間が増えたのが大きかったと思います。一時よりも生活は元に戻りつつあるけど、魚を自分でさばいて食べるというのは一つのライフスタイルになりつつあるんじゃないかな。現代で都市生活を送る我々は、畑仕事も漁もしないで済んじゃってるでしょう。大変さやありがたみを感じて食べることってすごく重要だから、魚さばきに挑戦することでもう1ランク上の魚食生活を送ってほしい」

実は私も、森田さんの「原始人だって魚獲って食べてたんだから、大丈夫!」という言葉に励まされ、よく知らない魚をさばくのに挑戦中! と言っても、普通のまな板に乗る程度の大きさのイサキやメバルなど、さばきやすい魚が中心です。私の場合、とりあえず内臓とエラを出し、半身を下ろしてキッチンペーパーに包んで冷蔵庫へ。これは翌日皮つきのまま湯引きにしてお刺身で食べたり、小麦粉をはたいてムニエルにしたり。残りは頭付きのまま塩焼きにするかアクアパッツァにしちゃいます(ちなみに我が家の子どもたちは魚の脳みそが好きという変わり者で、ちょっと大きな魚が頭付きだと嬉々として脳みそをほじくるんですよ…)。一尾下ろすと思うと尻込みしますが、やってみちゃえば意外と簡単だし時間もかからないし、なにより達成感がすごい! またやってみたい!と思うはず☆

もちろん切り身も販売しています。そしてもちろん切り身も買います。

でも、余裕のないときには切り身を買うこともあります。この取材後に買ったのは切り身です(ハッカクの痛そうなウロコにビビッてしまいました…)。お店に行ったからって絶対にマルを買わなきゃいけないわけではありません、ご安心くださいね。

本にはカツオのしおり付き♪

ちなみに本の中で“初めの一歩”としてオススメされる魚は、なんとカツオ。「初めて魚を下ろすときって、小さくても大きくても緊張するしすごく疲れる。それなら、どうせだったらアジやイワシみたいな小さな魚じゃなくて、大きなカツオをさばいちゃえば自信になるし、次にどんな魚でもさばける!って思えるでしょう」。そう、この本を読めば、切り身で買うものだと思っていたカツオをさばきたい気持ちがフツフツと沸いてくるはず…! ただ、カツオはお店に並ぶとすぐ売れてしまうそうなので、絶対に欲しいときは予約が◎。私もぜひ挑戦してみたいです!

森田さんと対話しているかのような後半も必読です

本の後半では、森田さんの目を通した「魚屋」や「魚食」、そして「浦安」の姿も浮かび上がってきます。森田さんというと、テレビにもたくさん出演している有名人(芸能人!)で、マグロの頭を被ってステージに上がるちょっと変わったロックシンガーで、とにかく元気いっぱいで面白い人!というイメージが強いと思います。この本では森田さんの素の部分、お祖父さんやお父さんの背中を見て、ここ浦安で育ち、魚が売れない時代を憂い、何か出来ないかともがき続けている…そんな等身大の姿が、ご本人の言葉で語られています。

森田さんが書いた文章は、ほとんどが原文そのままで掲載されているとのこと。読みながら、森田さんの話を間近で聞いているような気持ちになります。私は本の最後の一文で、思わずウルっと来てしまいました。

その他、あのさかなクンとの対談や、泉銀のロゴに込められた思い、昔の浦安魚市場の賑わい、森田さんの修業時代のエピソードなども多数収録されています。

魚屋に行けば、海を身近に感じられる!

最後にもう一つ、この本のすごいところを。今まで当然のように食卓に上ってきた魚が獲れなくなりつつある現在において、魚や魚食というとテーマを扱うこと自体、ともするとネガティブになりがちです。それにも関わらず、この本は一貫してポジティブ!「魚っていうのはほとんどが天然もの、つまり自然の恵みなんだよね。だから、あの魚が獲れないって嘆くんじゃなくて、その時あるものを美味しくいただけばいいと思う。それが魚屋の醍醐味でもあるから」と森田さん。

2021年7月撮影。泉銀で出会ったマンボウ!!

そう、サメやエイ、オオカミウオなどの珍しい魚が売り場に並ぶのも泉銀ならでは! 初めて見る魚でも、森田さんをはじめ女将の海苔子さんやスタッフさんが「煮付けが美味しい」「湯引きしてポン酢で食べてみて」と美味しい食べ方を教えてくれるので、挑戦しやすいんです。

「もともと漁師町で、魚市場というシンボルが存在した浦安。でも今じゃ遊泳禁止で海には入れない、海は近くて遠い存在になってしまっている。そこをつないでくれるのが魚だと思うんだよね」。お店ではいつも海をイメージして魚を並べているという森田さん。泉銀へ来れば日本の海の“いま”が見える。魚屋で感じる海をぜひ楽しんでほしい!と話します。

本を読んで、魚をさばこう!魚を食べよう!

「浦安から、魚食え!魚さばけ!を発信していきたい。浦安にも個性的な魚屋さんがたくさんあるし、浦安だけじゃなくて日本の魚売り場が盛り上がったら嬉しいね!」と森田さん。森田さんの著書『魚食え!コノヤロー!!!』(時事通信社)は泉銀さんで販売しているほか、全国の書店やAmazonでも購入できます。魚が好きな方や食に興味のある方はもちろん、魚は苦手…と思っている方、浦安に住んでいるアナタにも、ぜひ手に取って読んでほしい一冊です。Youtubeチャンネルでは動画配信もされていますので、こちらもチェックしてみて♪ さあ、みんなで本を読んで、魚をさばいて食べよう! 魚食え!コノヤロー!!!

『魚食え!コノヤロー!!!』時事通信社/森田釣竿 著 …AmazonはこちらYoutubeチャンネルはこちら
鮮魚 泉銀…浦安市堀江3-25-1 047-713-8274
平日・土曜 11:00 ~ 17:30、日曜8:00 ~ 14:00、不定休(SNS でご確認下さい)

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