浦安ってこんな街!
11.182021
【浦安の誇り、浦安の老舗。vol.3】家計に優しいだけじゃない!二四〇年の伝統を守りながら常に挑戦し続ける、スーパー木田屋の魅力に迫りました。『スーパー木田屋』
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浦安の庶民の味方といえば、北栄にある『スーパー木田屋』。安い生鮮食品や250円弁当など、家計に優しく日々の食卓を応援してくれる地元密着スーパーです。そんな木田屋さんですが、実は江戸時代から続く歴史あるお店。九代目社長の木田喜太郎さんに、木田屋の歴史を伺いました。
トップ画像:九代目社長の木田喜太郎さん( 右)、十代目の木田幸太さん( 左)。約300 人のスタッフを率いる経営者でいらっしゃいますが、お二人ともすごく話しやすいお人柄でビックリ! 現場スタッフさんとの関係もとってもアットホーム。伝統を守りながらも決して奢らず、チーム木田屋で時代へ挑戦していく姿には、大いに刺激を受けました。
木田屋は天明元年( 1781年)、江東区で米問屋として創業。いわゆる大店(おおだな)で奉公人も多く、米や酒、炭などを売っていました。しかし第二次世界大戦で全焼し、戦火を逃れ親戚筋の浦安へ。戦後すぐ、八代目が雨戸の戸板をひっくり返して商売を始めたのが、浦安での木田屋の始まりです。最初は猫実の路地で小さなお店を営んでいましたが手狭になり、現在の北栄へ移ります。都内に複数店舗構えていた時期もあるそうで、浦安市内では堀江フラワー通りや今川にも出店されていました( 現在は北栄店・新井店のみ)。
「小売りは競争が激しい。お客様が喜ばないと商売は成り立ちません。安さを追求すると安いのが当たり前になってしまう。安いだけではない満足を提供するため、社員一同で苦労してきました」。次々出店する大手スーパーの中で、小さな地元スーパーである木田屋が存続していくために何が必要かを考え、九代目社長が始めたのが不動産経営。さらに植物工場事業や惣菜事業なども展開し、食生活をサポートする総合食品会社として今日に至ります。
2013年から着手している植物工場事業では、福井県小浜市の工場で人工光によるレタスの生産販売を行なっています。「最初2年くらいは全然上手くいかなかった。出来ない原因を探り徹底して対処するうちに、ようやく軌道に乗りました。今では国内3か所に工場を持ち、サニーレタスやフリルレタスなどを生産しています」。
気候に左右されず、安定した価格で供給できる木田屋さんのレタス。無菌状態で育てるため無農薬、洗わずそのまま食べることができ、冷蔵庫で保管すれば1か月もつのも特徴です。この植物工場の技術を応用し、最近では医療分野の開拓も視野に入れているのだとか!
そんな木田屋が見つめる『これから』とは。「多角的な視点は持ちつつ、やはり木田屋の核となるのは『食』。大手に負けないよう、安くて美味しいものをこれからも突き詰めていきます。小売業界は人材不足も深刻なので、新井店で導入したピピットカートのように、レジのキャッシュレス化・無人化など、最新技術を取り入れていきたいですね」と、十代目である木田幸太さん。現場で働く一人ひとりのスタッフの意思を尊重し、やりたいことに挑戦できるのもの木田屋の魅力。コストコフェアや宝島コーナー、フルーツサンドなども現場スタッフのアイデアから誕生したのだそうです。
コロナ禍では観光地で売れ残った格安のお土産品や、おうちで楽しめるお花見弁当の販売など、ユニークな取り組みがたくさん飛び出した木田屋さん。12月には毎年恒例・伸し餅の販売が始まります。お店の厨房でもち米からつくる伸し餅は、昔からのファンの多い一品。
240年の伝統を守りながら常に挑戦し続ける、木田屋さんの『これから』がとっても楽しみです!
【老舗のお土産】
木田屋のお赤飯 箱入り5 0 0 円~
知る人ぞ知る木田屋のお赤飯。お祝い用の箱入りのほか、惣菜コーナーにパックで並びます。モチモチ感がおかわりしたくなる王道の味。お値段もちろん木田屋価格!
スーパー木田屋 Instagram
047-352-4911・浦安市北栄3-31-3・営業時間:9:30 ~ 20:00・無休(年末年始等除く)・駐車場有り(9台)
※この内容は、フリーペーパー「浦安に住みたい!」2021年11.12月号に掲載された内容です。
※フリーペーパーに掲載されている日程が変更になる場合があります。最新情報はそれぞれの店舗・主催者にご確認ください。
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