市民による浦安の地域情報総合サイト

浦安ってこんな街!

【いつか行きたい まぼろしのお店①】不定期営業・事前予約制・メニューは当日までわからない…ことごとく固定概念を覆してくれる、だからこそファンになる!

北栄の遊歩道を抜けて階段を上った瞬間、空気が変わる。緑に囲まれた小径、壁に貼られたメニュー、開け放たれた重厚なドア、その向こうに広がるさっぱりと落ち着いた空間―。ここ『ON AND ON』は、月に数日しかオープンしないにも関わらず、イートインの予約受付開始日にはメールが殺到する人気店。店主の小野 靖広(おの やすひろ)さんと奥様で料理担当の貴子(たかこ)さん、お二人のアイデアがギュッと詰め込まれている、とっても魅力的なカフェなんです!

二人でお店を持つことは、学生のころからの目標だったのだそう。
「就活から逃げ出したくて、僕は木工の専門学校に行くことにしたんです。貴子は料理の道に進むと決めていたから、『それなら僕が家具作って、貴子の料理を並べたら、お店になるじゃん』って」。

靖広さんは家具や内装の仕事をしながらイベント企画、貴子さんは大手料理教室で講師を務めながらカフェで修業をし、それぞれ充電期間を過ごします。目標が形になったのは2015年。
「僕は内装の仕事をしているし、当時は子どもがまだ小さかった。いきなり毎日やるのは無理だけど、月に1・2回なら…って、貴子と折り合いがつきました(笑)」。

コンクリート打ちっぱなしのシンプルな内装に、作家の手によるテーブルやチェアが並ぶ。靖広さんの木工学校時代、ものづくりを生業とする友人の輪が広がった。
ロゴのフォントは岡本健さんのオリジナル。
壁に描かれたロゴはCHALKBOY さん、ウッドパネルは村尾信太郎さん作。

仕事と子育てとお店、全てのバランスを取る方法が『不定期営業』でした。イートインを予約制にしたのは、冷蔵庫のキャパとフードロスを減らすため。「飲食店でバイトしてた時、売れるかわからないけど用意して、結局捨てていたのが嫌でした。メニューを絞って予約制にすればある程度仕込みの量もわかるし、食材廃棄を極力減らせるから」。靖広さんが口にするのは生産者へのリスペクト。ON AND ON のメニューには、日本各地から取り寄せる旬の果物、無農薬や有機栽培の野菜、猫実のマルヒデ精肉店から仕入れる上質なお肉など、店主が吟味した素材を惜しみなく使用しています。美味しい食材を丹精込めて作ってくれる生産者、そしてその良さを知って提供してくれる卸し・小売りがあるからこそ、お店ができる。その日のメニューから生産者のリズムや思いを垣間見れるのも、ON AND ONの醍醐味です。

この日のコーヒーは神田にある『GLITCH COFFEE & ROASTERS』の浅煎り。オープン日ごとに提供されるコーヒー豆の種類が異なる。

届いた食材からメニューを組み立てるのは貴子さんの役割。予約時にわかるのは「○○を使ったデザートプレート」程度で、お客様は詳細を知らずに予約します。貴子さん、最初はプレッシャーで眠れなかったのだとか…
「お客様の期待を裏切らないかが不安で。でも少しずつ、お客様からいただく『美味しかった!』『想像を超えました!』という声が積み重なって、自信に変わっていきました」。

今ではのびのびとキッチンに立っているという貴子さん。そのアイデアとバランス感覚は唯一無二、ここでしか味わえない料理やスイーツに、リピーターが多いのも頷けます。

コロナ禍の現在では、ランチはなくスイーツメインの提供。サクッと食べてサクッと帰るクイックスタイルの営業や、イートインのお客様に店内での会話を禁じるなど、お店らしからぬルールもあります。
「それでも僕らの思いを理解して、楽しみに来てくれる方ばかりで、感謝しかないです。ON AND ON は『続いていく』という意味。これからもお店を続けながら、お客さんに僕らのアイデアを楽しんでもらえたら嬉しいですね」。
ことごとく固定概念を覆してくれるON AND ON。だからこそ行きたい、だからこそファンになる! いつも浦安に新鮮な風を吹き込んでくれる、そんなお店です。

ON AND ON(オン アンド オン)
オープン日や予約の詳細は Instagram から

※感染症拡大のため現在イートインをお休みしています。次回の営業情報はInstagram でお知らせいたします。

※この内容は、フリーペーパー「浦安に住みたい!」2021年9.10月号に掲載された内容です。
※フリーペーパーに掲載されている日程が変更になる場合があります。最新情報はそれぞれの店舗・主催者にご確認ください。

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

最新情報をお届けします

Twitterでフォローして最新情報を入手しよう

月別アーカイブ

ページ上部へ戻る