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国際劇団アユリテアトル!浦安で、演劇「−妖怪プロジェクト− THE MONSTER PROJECT」日本版の創作始まる!

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浦安・新町地区のとあるマンションの集会室。ここにいるのは、カナダ出身のクレアさん、アナさん、日本人の春菜さん、キョーコさん、ミツコさん。国際色豊かな顔ぶれが英語で真剣になにを話しているか、というと…。


え? 妖怪(Monster)? 妖怪になんのようかい?(思わずオヤジギャグ、すみません)

ここに集っている方は全員、舞台関係者。

クレア・カルナンさんは、カナダで活躍する俳優・演出家・プロデューサー

アナ・チャタートンさんは、同じくカナダで活躍中の劇作家・俳優

キョーコさん、ミツコさんのお二人は【ケイタケイ’s ムービングアース】という団体に所属する舞踊家です。ホームページはこちら

そして、近藤春菜さんは、俳優・演出家・演劇実践家として長らく海外に暮らしていましたが、現在日本を拠点に活動中。浦安在住のアーティストです。

クレアさん、春菜さんは、「様々な壁を越えて心と心を結ぶ」ことを目指し、多国籍アーティストによって設立された国際劇団「AHURI THEATRE(アユリテアトル)の一員! 
2012年には芥川龍之介の人生を描いた「A Fool’s Life-ある阿呆の一生-」という作品で共演し、この作品は、カナダで一番名誉のある演劇大賞の全部門ノミネート&音楽部門受賞もしたそうですよ!

(「ある阿呆の一生-A Fool’s Life-」より、「鼻」。中央がクレアさん、右が春菜さん)https://www.ahuritheatre.com

そして今回は、新作「妖怪プロジェクト-The Monster project-」(2017年にカナダで初公演)の日本版の創作のために、ここ浦安に集まり、演劇創作に取り組んでいます!

(注:アナさんのお名前、チラシでは“チャターソン”となっていますが、“チャタートン”という読みが正しいそうです)

去る10月14日(月祝)に行われた、【演劇を使って国際交流してみよう!-フィジカルシアターWS(ワークショップ)交流会-】。チラシには、「カナダからやってきた俳優さんに、みんなの知っている妖怪を教えてあげよう」という言葉があり、このワークショップでも「妖怪」のモチーフが使われたようです。
子ども、大人含め25名ほどの参加者があり、たくさんの感想が寄せられました。


「こういう経験は初めてだったのでもっとやりたい!」「2時間半という短時間で、とても仲良くなり、みなで意見を出し合って作品を創作できることに驚いた!」「全身を使って表現をする楽しみを知りました。子どもたちに沢山経験させたい!」「心身ともにリフレッシュ!知らない人同士が相手のことを受け入れ、こちらも受け入れてもらって、一つの作品を一緒になって考えて、…あっという間だった」…

また、「参加者の中に音楽家の方がいて、“音楽との融合を試してみたい”と言ってくださったり、このワークショップに参加するために、横浜から来てくれた中国のご家族は、“国際交流という枠組みでももっと演劇を活用してほしい”と言ってくれました」と春菜さん。

ただ単に恐ろしいだけでなく、愉快だったり、少し間抜けだったりする、日本ではお馴染みの“妖怪”。“目に見えるものしか信じない”という文化を持つカナダ出身のクレアさん、アナさんにとって「未知の存在」。

「座敷童(ざしきわらし)」や、人を化かすと言われているキツネやタヌキについての浦安の伝承に、興味深く耳を傾けていました。

とても表情豊かに語られるアナさん。

立ち上がって、演じ始めるクレアさん。これ、日本の“能”を表現しています。

真剣に語られる春菜さんの手前のデスクトップに写っているのは、カナダで公演された「−妖怪プロジェクト− THE MONSTER PROJECT」のお芝居のワンシーン。

みなさん、さすが役者さんだな、と感じました。

白熱する「妖怪談義」に、キーワードを書いた付箋があっという間にいっぱいに。

私、実は英語はまったくわからないんですが(笑)、幼い頃からアニメや昔話で親しんでいる「妖怪」というキーワードのお陰で「演劇的国際交流」に積極的に参加した気分でした!

人間関係をスムーズにし、他者の気持ちを察したり、理解することに、高い効果を発揮するとも言われる「演劇」。いま現在、演劇は、教育、心理、国際交流、など世界中の様々な現場で活かされています。

春菜さんが今回、ここ「浦安」にカナダからアーティストを呼んで演劇創作をし、子どもや大人も含めた国際交流WS(ワークショップ)をすることにこだわったのには理由があります。様々な国や現場で活動をつづけてきた春菜さんには、「この浦安にこそ、演劇の持つ可能性を広め、伝えていくニーズや、豊かな可能性がある」という熱い思いと確信があったからです。

海外の方も多く暮らす浦安の街で「国際的な演劇」が花開くことを願います。

今後の「−妖怪プロジェクト− THE MONSTER PROJECT」にご注目あれ!

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