毎日の最高気温が33度、34度…と、30度を切る日がほとんどなかったこの夏。それでも、ひとたび戸外に出れば、夏休みの子どもたちの元気な声が響きます。宿題はもう終わったかな？　この夏もきっと素晴らしい思い出がつくれたに違いありません。

7月、8月の浦安音楽ホールでは、子ども向けのイベントが目白押しでした。親子で一緒にかけがえのない音楽体験をされた方もいることでしょう。

9月も赤ちゃんと一緒に聴くことができる素敵なコンサートが開催されます。そちらがこちら。

◇ Concert for KIDS　0才からのモーツァルト　～ゆかいなパパゲーノの冒険～

クラシックの中でも「オペラ」ってとくに敷居が高い！　ミュージカルなら、音楽に詳しくなくても少しは楽しめそうだけど…。なんて人には、オペラ入門編として鑑賞して欲しい作品のひとつがモーツァルト『魔笛』。「夜の女王のアリア」という有名な曲は誰でも一度はサビのメロディを耳にしたことがあるはず。

こちらのコンサート、タイトルのパパゲーノは、『魔笛』の登場人物で、おもにコミカルパートを担っています。「パ・パ・パ…」の音の響きの楽しい、その名も「パ・パ・パの二重唱」は赤ちゃんも喜ぶこと請け合い！

※大人（中学生以上）のみの入場も可能です。

出演者：鷲尾麻衣（ソプラノ）、吉川健一（バリトン）、石野真穂(ピアノ)、クァルテット・エクセルシオ（弦楽四重奏）
曲目：アイネ・クライネ・ナハトムジーク、オペラ「魔笛」より‟パ・パ・パの二重唱”、きらきら星変奏曲（モーツアルト）ほか

◇エマニュエル・パユ(フルート)　エリック・ル・サージュ(ピアノ)

スイスとフランスにルーツを持ち、現在ベルリンフィル首席フルーティストを務めるエマニュエル・パユと、室内楽奏者として世界的にも有名な南仏生まれのピアニスト、エリック・ル・サージュ。2人による豪華なデュオコンサートです。

エマニュエル・パユ(フルート)　

曲目：ソナチネ（デュティユー）、セレナード ニ長調 Op.41、ヴァイオリン・ソナタ第8番 ト長調 Op.30-3（ベートーヴェン／フルートとピアノ編）

ヴァイオリン・ソナタ 変ホ長調 Op.18（R.シュトラウス／フルートとピアノ編）予定

◇浦安音楽ホール×昭和音楽大学プレゼンツ　音楽生涯学習講座
～寺子屋 おとなみ～【リストとショパン】パリのサロニエールとともに　

昭和音楽大学が、大人の知識欲を刺激する講座～寺子屋 おとなみ～。料金はたったのワンコイン。クラシックファンも、初心者の人も、存分に楽しめます！

今回のテーマは…、クラシック音楽家屈指の「イケメン」であるリストとショパン。古き良き19世紀のフランス、当時の知識人が集った「サロン」の女主人（サロニエール）と音楽家の関係などなど…。寺子屋 おとなみ三度目の登壇となる昭和音楽大学講師・米田かおり先生による詳しく、楽しいトークをお楽しみに！

<米田かおり>

桐朋学園大学作曲理論学科（音楽学）卒業、同研究科修了。フィレンツェのハーヴァード大学附属イタリア・ルネサンス研究所(Villa ITatti)で研修。専門は西洋音楽史で、イタリア・バロックを中心に研究。CDライナーノート、コンサート・プログラム等を多数執筆。

毎回、興味深いトークとともに素晴らしい演奏を堪能できるのが、寺子屋おとなみの魅力。講座ごとの演奏者は次の通り。

9月18日 　中村優似（ピアノ）

10月23日  上野真理（ヴァイオリン）、佐々木祐子（ピアノ）
 
11月27日  薮田瑞穂（ソプラノ）、夏目恭広（ピアノ）
    

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