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浦安ってこんな街!

強い生命力と圧倒的な存在感。『多肉植物』との時間と空間を提案しつづける【TOKIIRO】の魅力に迫りました。

肉厚の葉、ぷくっとしたフォルム、硬質なのに艶めかしい色味…近年様々なメディアに取り上げられている『多肉植物』は、その存在を目にしたことのある方、育てたことがある・今育てているという方も多いのではないでしょうか。ここ浦安には、そんな多肉植物を専門に扱うアトリエ『TOKIIRO』さんがあります。東野の閑静な住宅街を歩いていくと、ふいに浮かび上がる白い建物、こちらが近藤さんご夫妻のアトリエ・TOKIIROです。
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多肉植物は生命力が強い。人間よりも長生きしちゃうかも!?

入って右手にあるサンルームには、多肉植物がたくさん!
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寄せ植えになっているもの、タブロー(壁掛け)、ガラスの鉢に入ったもの…と、様々です。「多肉植物は、もともと砂漠の気候に適した植物。少ない水分で生きていくために、葉っぱの中に水分をたっぷり蓄えているんですね。だから水は冬場なら1ヶ月に1度くらいで充分。なるべく葉っぱにかけないように、1回に鉢の下から出るくらいたっぷりあげてください」と、奥様の近藤友美さん。

多肉植物を育てるのに必要なのは、「日光」と「風通し」。「よく、インドアグリーンだと勘違いされているお客様もいらっしゃるんですが、それは間違い。植物は光合成をしていますから、日光にたっぷり当ててあげること、そして風通しの良い場所で育てることが大切なんです。春は花をつけますし、夏は緑、秋~冬には紅葉して、四季折々の表情を見せてくれます。紅葉した葉は落ちずに、また春になると緑になって…すごく生命力があるんですよ。整った環境で育ててあげれば、人間よりも長生きしちゃうくらい!」

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この芽、土や水に浸けているわけではないんですって! このままアレンジに加えたり、リースにしたりするのだそうです。

砂漠生まれだから、日本の夏の湿気は苦手な多肉植物。夏の間はなるべく雨や直射日光に当たらない、風通しの良い場所に置いておくといいそうです。反対に冬は育てやすいのですが、寒すぎると葉っぱの中の水分が凍ってしまうので、零下になるときには家の中に入れてあげましょう。浦安界隈では日中零下になるということはまずありませんから、夜になったら家に入れてあげて、また朝に出してあげる…というやり方だと日課として組み込みやすいですね。

多肉植物の存在感と、それを受け止めるうつわが織り成す、新しい世界

実は1月末、私もTOKIIROさんのアレンジを連れて帰り、多肉植物デビューを果たしました。朝起きたら窓を開けて、ベランダの多肉ちゃんを手にとって眺めるのが一日の始まりになっています。切花も好きですが、それよりも多肉植物はもっと身近な感じがするというか…

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この多肉植物の、圧倒的な存在感。どこから来るんでしょう?と向けてみると、「多肉植物って、人間と同じくらいの水分量なんですよ」と言われてピンと来ました。そう、なんだか多肉植物って、アクセサリー的なものではなく『自分に近い存在』という気がするんです! そこに「ある」よりも「居る」という言葉がしっくり来る。…だから、みんなが親しみをこめて「多肉ちゃん」って呼ぶのかも!

その多肉ちゃんのアレンジを植えるうつわにも、TOKIIROさんはこだわっています。
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「うつわはとっても大事。現在5名の作家さんにオーダーして、特別に多肉用の鉢を作っていただいています。もともと鉢を作っている作家さんって少ないので、展示会に出品されている食器などの作品を見て想像して、『ああ、これTOKIIROのイメージにピッタリだな』って思ったらお願いして…。皆さん快く作ってくださって、ありがたいです。今週末の2月25日・26日には、という黒のシノギのうつわを作っていらっしゃる作家・飯高幸作さんの展示会を行います。うつわと多肉のバランス、飯高さんご本人も来られるので、ぜひ色々お話を聞いてみてください!」
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作家もののうつわと、TOKIIROさんのアレンジする多肉植物。その二つが持つそれぞれの存在感が合わさることで、新たな世界が開けていく…TOKIIROさんの作品が、植物である以上に私たちを惹きつけてやまないのは、うつわの空気と多肉植物の空気を感じ取り、アレンジとして反映する類稀なるセンスがあってこそ。「お花屋さん」ではなく「作家」として活動されているTOKIIROさんの根っこを、垣間見た気がしました。

TOKIIROの歴史の1ページ目は、「偶然」だった

そんなTOKIIROさんですが、多肉植物との出会いは本当に偶然だったのだそう。「2008年に八ヶ岳に行ったときに、偶然多肉植物のリースを見たんです。それで私が『欲しい!』って言ったら、主人が『枯らすからダメ!』って(笑)。私は当時、植物を育てては枯らしていたので、買ってもらえなくて…でも、そこにあった多肉植物の本を買って帰ってきたんです。そうしたら次の日、その本を見ながら主人がホームセンターで色々買ってきて、リースを作ってくれたの。それから完全に趣味で多肉植物を育てていました。玄関先に飾っていたら『それどこで買えるの?』なんて近所の方に言われたりして…当時多肉植物はほとんど一般に流通しておらず、市場にはお店でないと入れない。それで『季色(ときいろ)』を作ったんです」。現在は海外進出されているのでローマ字表記の『TOKIIRO』ですが、漢字で書くと季色。季節を楽しむ色、との意味が込められています。
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TOKIIROの名が広く知られるようになったキッカケは、東京・代々木八幡宮で行われた手作り市への出店。お二人の手がけた多肉植物のアレンジは、飛ぶように売れたのだとか! その作品がお店さんや作家さんの目に留まり、「うちのお店でアレンジを扱わせて欲しい」「個展の受付に置きたい」と声がかかるようになり、徐々に活動の幅を広げていきます。

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「最初はお店を持つことは考えていませんでした。でも、扱ってくださるお店が増えたり各地でワークショップを開催しているうちに、浦安の自宅まで私たちを訪ねてくださるお客様が増えてきて…。震災の後、自宅を建替えることになり、それならせっかくだからお店も作って、お客様と直に会える場所にしようということになりました。そうしたら浦安・東京近郊だけでなく、海外からも(!)多肉好きが訪れてくださるんです。お店を作ったことで、一人ひとりのお客様とじっくり話ができる。多肉植物が長く生きるのと同じように、一人ひとりのお客様と長くつながることができています」。

日の光と緑に囲まれた2階でコーヒーをいただく贅沢な時間も、ぜひ。

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併設されたカフェ『AND S COFFEE』では、美味しいコーヒーで一息つけます。「お豆は一之江にある『江戸川コーヒーカンパニー』さんから仕入れています。自分達の美味しいと思ったものを出したいので、コーヒーの種類はオリジナルブレンドのみ。スムージーやキャラメルラテも人気ですね。コーヒーを飲んでほっとしてもらいながら、多肉植物をじっくり楽しんで欲しいです」とご主人の近藤義展さん。カフェメニューは飲食業経験のある友美さんの妹さんが考えてくださったのだそうです。

1階でメニューをオーダーしたら、明るい陽が入る2階で緑に囲まれて時間を過ごすのもまたステキ!
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「毎日忙しくて疲れている方が多いですよね。そういう方たちに、植物との接し方というのかな、植物の居る生活を、これからも提案していきたいです」。

高校生からご年配まで幅広いお客様が訪れるというTOKIIROさん。なんと3月24日に「主婦と生活社」から、初の著書を発売されるそうです!
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今までにも監修された2冊の本が出版されていますが、今回は本当に自分たちの作りたい本なのだとか…。「写真集のような仕上がりになっています。多肉植物に興味のある方、今育てている方にも見て欲しいです!」とのこと、要チェック☆

こんなステキなアトリエが浦安にあるなんて…行かない手はありません! でもイベントやワークショップなどで各地を飛び回っていることが多いお二人、お店の営業日はその都度ホームページにてご確認ください。全て一点ものの多肉植物アレンジ、出会いを見つけにいくもよし、好きなうつわに作っていただくもよし…ベランダに一つ置くだけで、その日から生活がちょこっと変わります。

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TOKIIRO…浦安市東野2-5-29 047-704-8483 http://www.tokiiro.com/
飯高幸作さんの展示会・kousha 2days exhibition…2/25・26 10:00~17:00




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