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浦安ってこんな街!

【浦安の不動産市況を読み解く!】20年間の価格推移から見えてくる、浦安の住まいの価値とは。

浦安の不動産価格は、今どんな状況にあるのでしょうか? このコーナーでは、浦安の不動産市況を毎月取り上げ、価格の動きやその背景、今後の見通しなどを解説していきます。

解説を担当するのは、フリーペーパー「浦安に住みたい!」でもおなじみの、株式会社明和地所 売買コンサルティング事業部の白石智広さん。

不動産の価格は、景気や金利、社会情勢、街の変化など、さまざまな要因によって動いています。数字だけを見ても分かりにくいものですが、その背景を知ると、浦安の不動産市場の動きが見えてきます。第1回となる今回は、2006年から2026年までの約20年間を振り返ります。グラフを見ながら、浦安の不動産価格がどのように変化してきたのか、一緒に見ていきましょう!

※成約単価(1㎡あたり)…浦安市内で売りに出ているマンション、1㎡あたりの成約単価
※83㎡のマンションとは …浦安市全体マンションの広さの中央値(株式会社明和地所調べ)

2006~2007年|都心の不動産価格上昇が浦安にも波及

【成約単価(1㎡あたり):45.4万円→47.9万円へと上昇】⤴
(83㎡のマンションだったら…3768.2万円→3975.7万円)

2006年から2007年にかけては、都心の地価が上昇し、不動産市場が活発になった時期です。いわゆる「ミニバブル」と呼ばれる動きで、不動産ファンドなどからの資金流入もあり、浦安の価格も上昇しました。

一方、売りに出されている物件数(在庫)も約60件から最大200件まで増えました。価格が上がっているのを見て、「今なら高く売れるかもしれない」と考える売主が増えたことも、背景にあったと考えられます。

2008~2010年|リーマン・ショックで市場が冷え込む

【成約単価:43.3万円と下落】⤵
(83㎡のマンションだったら…3593.9万円)

2008年9月に起きたリーマン・ショックは、不動産市場にも大きな影響を与えました。景気が悪化し、住宅を購入しようとする人の動きが鈍くなったほか、住宅ローンの審査も厳しくなりました。

2008年には売り出し物件が200件前後まで積み上がり、買い手がつきにくい状況に。成約価格も下落し、2009年には43.3万円となりました。

2011~2012年|東日本大震災で浦安の不動産市場に大きな影響

【成約単価:39.9万円と過去20年間で一番の最安値】⤵
(83㎡のマンションだったら…3311.7万円)

浦安の不動産市場にとって、大きな転換点となったのが2011年の東日本大震災です。中町・新町を中心に液状化による被害が発生し、「埋立地は地盤が弱い」というイメージが広がりました。その影響で、浦安で住宅を購入したいという人が大きく減ったと考えられます。

一方、売却を考える人は増えました。震災前の2011年2月には108件だった売り出し物件数が、同年4月には160件、2012年7月には233件まで急増しています。

買いたい人が減り、売りたい人が増える。こうした需給バランスの変化が価格にも表れ、成約価格は2010年の44.7万円から2012年には39.9万円へと約1割下落。20年間で最も低い水準となりました。

その後は道路や上下水道などの復旧、液状化対策が進み、浦安の暮らしも少しずつ落ち着きを取り戻していきます。それに伴い、不動産市場にも徐々に買い手が戻ってきました。

2013~2016年|回復はゆっくりと

【成約単価:42万円前後→45.3万円とゆっくり上昇】⤴
(83㎡のマンションだったら…3486万円→3759.9万円)

2012年末から始まったアベノミクスや、2013年4月の日銀による大規模な金融緩和を背景に、都心を中心に不動産価格が上昇し始めました。

浦安では震災の影響によるイメージが残っていたこともあり、価格の回復はゆっくり。周辺地域と比べても回復に時間がかかりましたが、2016年には震災前の水準に戻りました。

また、2014年4月には消費税が5%から8%に引き上げられました。増税前には住宅購入の駆け込み需要が見られましたが、その後は反動で購入を控える動きもあり、市場に影響を与えました。

2016~2019年|住宅ローン金利の低下で中古住宅にも注目

【成約単価:45万円台 → 48.2万円とじわじわと上昇】⤴
(83㎡のマンションだったら…3700万円台→4000.6万円)

2016年に日銀がマイナス金利政策を導入すると、住宅ローン金利も過去最低水準まで低下。住宅を購入しやすい環境が整い、浦安の不動産価格も45万円台から48.2万円へと、じわじわ上昇していきました。

この時期は、新築マンションの価格が高騰していたこともポイントです。新築では予算が合わないという人が中古マンションに目を向けるようになり、中古住宅への需要が高まっていきました。

2020~2022年|コロナ禍をきっかけに価格が大きく上昇

【成約単価:50.2万円 → 57.2万円と急上昇】⤴
(83㎡のマンションだったら…4166.6万円→4249.6万円)

2020年以降は、新型コロナウイルスの感染拡大によって、私たちの暮らしや働き方が大きく変わりました。在宅勤務が広がり、都心への通勤だけでなく、家で過ごす時間や住まいの広さを重視する人が増えたのです。都心から少し離れていても、広い住まいを確保しやすい浦安にも注目が集まりました。

さらに、この時期は売り出し物件数が減少。2021年には92件まで減り、購入希望者に対して物件が少ない、いわゆる「品薄」の状態になりました。売主側が売却のタイミングを見極めていたことなども考えられます。

建築資材の価格上昇によって新築マンションの価格も上がり、その影響が中古住宅にも波及。こうした複数の要因が重なり、成約価格は2020年の50.2万円から2022年には57.2万円へと、大きく上昇しました。

2023年~現在|上昇基調が続き、価格は過去最高水準へ

【成約単価:2026年は67.0万円、上昇が続く】⤴
(83㎡のマンションだったら…5561万円)

2023年に入ると、売り出し物件数が210件前後まで増加しました。高値で売却したいと考える売主が増えた一方、買い手が慎重になったこともあり、価格の上昇はいったん落ち着きを見せました。その後、2024年から日銀が利上げを進め、住宅ローン金利も上昇し始めています。ただ、依然として比較的低い水準にあり、住宅購入の需要は続いています。

また、円安を背景に海外からの購入需要が増えていることや、首都圏全体で不動産価格が上昇していることも影響しています。

現在は売り出し物件数も減少傾向にあり、購入したい人に対して物件が少なくなってきています。こうした状況も価格を押し上げる要因の一つです。2026年の成約価格は67.0万円となり、ここ20年間で最も高い水準となっています。

※取材者個人的には、この20年で同じ平米数のマンション成約価格が1800万円近く上昇していることにも驚きました…!(2006年:3768.2万円→2026年:5561万円/83㎡のマンションの場合)

まとめ|浦安の不動産価格は、街の歴史とともに動いてきた

こうして20年間を振り返ると、浦安の不動産価格は、景気や金利といった全国的な経済の動きだけでなく、東日本大震災のような地域特有の出来事にも大きく影響を受けてきたことが分かります。

不動産価格は常に同じ方向に動くわけではありません。だからこそ、今の価格だけを見るのではなく、これまでの動きや背景を知ることが大切です。

これからも毎月、浦安の不動産市場で起きている変化を分かりやすくお伝えしていきます。ぜひ、住まい選びや売却を考える際の参考にしてみてください。

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■取材協力

(株)明和地所 売買コンサルティング事業部 営業課 主任 /YouTube課 係長 白石智広
https://www.meiwajisho.co.jp/aboutus/staff/tomohiro-shiraishi

■(株)明和地所とは…創業47年。浦安一筋で歩み続ける、地域密着型の不動産会社。地域の不動産会社としては珍しく、賃貸・売買・物件管理・建築・地域メディアまでグループ内で幅広く展開。社内の知識、情報を惜しみなく地域に還元しています。
公式HPはこちら

■参考資料
株式会社明和地所・自社データより

監修
株式会社明和地所不動産・住まい

浦安を中心に不動産売買・賃貸仲介・賃貸管理を手がける明和地所グループの中核企業。本記事は浦安での実績を踏まえて制作・監修しています。

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