9月、10月まで残暑がつづき、今年はいつまでも半袖がしまえない、なんてボヤいているうち、あっという間にコートが必要な肌寒い季節になってしまいました。

「日本は四季があるから素晴らしい」。子どもの頃から、ずっとそう思ってきましたが、このまま温暖化がすすめば、やがては夏と冬だけになってしまいそうで心配です。

そんな話を友人や家族としていた矢先。山好きの友人から見事な紅葉の写真が何枚か送られてきました。

今回は、どこの山に登っていたのかな。クマさんにはくれぐれも気をつけて、と返信を書きながら、ふと気づきました。あれ？　この風景、なんだかちょっと見たことあるんだけど…！？

遠くに見えるは高層マンション。何を隠そう、それは浦安新町・高洲中央公園の風景だったのでした。

折しも自然豊かな郊外へ出かけていたばかりでした。大きく育った木々の木の葉はさほど色づかぬままに、どんどん散ってしまっており、もの悲しい…。足早に去りゆく日本の秋を惜しんでいたのです。

このように身近な場所で美しく色づいた紅葉を見ることができるとは！

犬の散歩がてら、高洲中央公園に足を運ぶと、足下には贅沢な枯れ葉の絨毯。見上げれば鮮やかに色づいた木の葉。春の桜の季節とはひと味違った、落ち着いた風情がありました。

まるで絵画のような日暮れです。

「朝焼けの風景もステキですよ」と別の友人からも写真が送られてきました。

すると、「中町のイチョウ並木もキレイです」という別の友人からの写真。

浦安市内、いたるところ、秋をみつけることができます。小さな秋、短い秋。本格的な木枯らしの季節が訪れる前に存分に味わっておかないともったいないかもしれません。

温かな日差しに包まれる昼間、夕暮れ。そして明け方。秋はどの季節も美しい。通勤、通学、お買い物のついでに、浦安の秋を見つけてみませんか。