先日、浦安の皆さんなら一度は訪れたことがあるであろうオシャレな家具からインテリアまで揃うIKEA Tokyo-Bay（イケア船橋）で保護犬・保護猫の譲渡会が開催されました。関係者の方々にインタビューさせていただくことができましたのでレポートします！ 次回開催時の参考になさってください。

浦安からアクセス抜群のIKEA Tokyo-Bay。晴れてお天気に恵まれた3月20日は祝日なこともあり開催時間にお伺いすると会場であるエントランス前の広場にはすでにたくさんの人だかりができていました。皆さん可愛い保護犬・保護猫に目を細めています。

IKEA Tokyo-Bayでは初めての譲渡会開催、IKEAのご担当者さんにお伺いしました。「サステナビリティの観点から保護犬・保護猫の譲渡会等を開催したいと考えていました。ペットも家族の一員という理念でペット用品も取り扱っています。他店舗で開催されていた譲渡会のつながりでお話が進みました。1頭でも多くの犬猫に家族が見つかり、恵まれない動物が減ることを願っています。」とお話くださいました。

今回参加された団体さんへ声掛けしてまとめられていたのが保護猫カフェねこかつさん。以前からIKEAの新三郷店で譲渡会を開催されていて、ぜひ船橋でもと開催する運びとなったそうです。「合同の譲渡会は普段からお付き合いのある信頼している団体さんに声掛けして開催するようにしています。今回出会ってすぐに決められなくても、各団体さんが別の場所で開催される譲渡会でまた会ってもらい家族が見つかれば良いと思うので、そういう機会になれば。」とおっしゃっていました。お迎えする側にとっても安心できる団体さんなのは大切なことですよね。
それぞれの団体さんにもお話をお伺いしました。

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船橋を中心に活動されている猫の森さん。テレビ番組で有名芸人さんが保護猫預かり活動をする企画にご協力されていて知っている方も多いかもしれません。保護元で一番多いのが多頭飼育崩壊現場（年に数回も）、お外から保護する子も。今は約130匹の猫を保護中ですが、多頭飼育崩壊が起きるとあっという間に数十匹単位で増えてしまうため、これでも少ない状態なのだそうです。「猫は生まれて6ヶ月、早いと4ヶ月で発情期を迎え、妊娠期間2ヶ月で出産するため、多いと年に3回出産する子もいる。まだ良いかな、もう少し先でと後回しにせず、飼ったら早めに避妊手術をすることがとても大切。」とのこと。「今回は初開催で初めての方がたくさんいらっしゃっているので、すぐに決まらなくても気に留めていただけたら良いなと思います。」とお話されていました。開始早々に1組の里親希望さんがいらっしゃったと嬉しいニュースもありました。地元メディアの方も取材に訪れていて注目度の高さがわかります。

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続いては、わんにゃんレスキューOHANAさん。OHANAさんはセンターからの引き出しではなく、主に神栖市の野良犬を直接捕獲し、家庭犬として慣らして譲渡する活動をされています。センターに収容される犬自体を減らそうと蛇口閉め活動「ZERO KAMISU」プロジェクトも進めています。野良犬は庭でご飯をあげてくれる方がいたりして人と近い生活ではあるけれど触らせてはくれない子が多く、地元の方や行政、皆が協力して保護する必要があるそうです。「捕まえる度に犬に対して申し訳ない気持ちになりとてもつらいけど、今の状況を絶対になんとかしたいと思っています。」と涙を浮かべながらの決意を聞きもらい泣きしてしまいました。また、地域での啓発活動にも力を入れていて、大人だけではなく、学童等を回り子供達にも知ってもらうことで未来につながると考えているとのこと。「啓発活動は譲渡会に来ない人も対象で、犬のことが嫌いな人、怖い人も味方にして活動することが重要。協力してもらえれば地域に野良犬がいなくなり、WinWinになるので賛同を得やすくなります。」と聞き、立場の違いも考慮することの大切さを知りました。

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続いては、いぬ助けさん。いぬ助けさんは主に小美玉市の野犬の直接捕獲、茨城県（今現在とても多くて200頭超え)・千葉県（以前は全国ワーストだったけど今は減少傾向）のセンターから中型犬の引き出しを中心に保護活動をされています。蛇口閉め活動のプロジェクト「ゼロイバ」にも力を入れているそうです。「外飼いや放し飼いがいまだに多い地域では代々野犬や野良犬がいる環境が当たり前になっているため、保護活動への興味や避妊手術への理解が薄い方が多いのが現実です。それでも狂犬病や咬傷の危険があるため、行政や地域の方の協力が必要不可欠です。」とお話くださいました。いぬ助けさんはシェルターを持たない団体なので、保護した犬達はそれぞれボランティアさんのご家庭での預かり期間中に生活のいろはから子供や他犬との関わり方まで学びます。「譲渡会は犬達にとっても人馴れの良い機会。普段の写真だけでは伝わらない魅力もあるし、今回決まらなくても知ってもらうことが大切です。」とおっしゃっていました。

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続いては、SMALL LIFE PROTECTIONさん。茨城県のセンターからの引き出しや多頭飼育崩壊からの保護を中心に活動されています。中には宮崎県や鹿児島県の団体さんと協力して保護することも。告発されたブリーダーから警察に押収された犬達の家族探しの保護依頼も多いそうです。ねこかつさんつながりで今日は初めてIKEAでの譲渡会、今回はマンションの多い地域だったので小型犬達を中心に連れてきたとのこと。譲渡会場によって連れて行く犬達を選ぶため中型犬だけの時もあるそう。SMALL LIFE PROTECTIONさんは保護犬猫カフェPETSの運営もされています。「譲渡会で出会った気になる子にもう一度会いに保護犬カフェに来てじっくり触れ合ってもらうこともできます。」とおっしゃっていました。

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可愛い猫グッズを販売されていたのはボニズハウス裁縫部さん。チャリティグッズを購入することでも保護活動を応援することができます。ボニズハウスさんも保護猫活動をされている団体ですが、遠くの会場だと猫達を連れてくることが難しいため、ねこかつさん主催の譲渡会ではグッズ販売だけでも一緒に出ているそう。オリジナルグッズを作って活動費に充てている団体さんも多いです。

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お話をお伺いした皆さんがおっしゃっていたのは「知ってもらうことが大切」ということ。譲渡会目当てに訪れた方、お買い物に来て譲渡会を知った方、たまたま通りかかって足を止めた方、皆さんに保護犬・保護猫の存在を知ってもらい、少しでも興味を持ってもらうことで、社会を動かす原動力になることがあると思います。保護犬・保護猫を飼いたい、興味はあるけど譲渡会に行く勇気が出ないな…という方も多いかもしれませんが、フラッと立ち寄ってもボランティアの皆さんは快く迎えてくれますし、じっくり悩みや相談を聞いてくれますので、ぜひ足を運んでみていただきたいと思います。

次回は夏前に開催したいと思っているとのことでした。ご興味のある方はIKEA Tokyo-Bayさんのイベント情報や各団体さんのホームページやSNS発信をお見逃しなく！
お忙しい中、私の拙いインタビューに親切にお答えいただきありがとうございました。この記事で少しでも興味を持ってくれる方がいたら嬉しいです。

※各団体さんの詳細は下記リンク先から。家族を待っている保護犬・保護猫をぜひ応援してください♪
●IKEA Tokyo-Bay
ホームページ　　https://www.ikea.com/jp/ja/stores/tokyo-bay/
●保護猫カフェねこかつ
ホームページ　　https://cafe-nekokatsu.com/
インスタグラム　https://www.instagram.com/hogonekocafe_nekokatsu/
●猫の森
ホームページ　　https://www.neconomori.com/
インスタグラム　https://www.instagram.com/nponeconomori/
●わんにゃんレスキューOHANA
ホームページ　　https://ohanakamisu.sakura.ne.jp/ohana/
インスタグラム　https://www.instagram.com/kamisu.ohana/
●いぬ助け
ホームページ　　https://www.inudasuke.com/
インスタグラム　https://www.instagram.com/inudasuke/
●SMALL LIFE PROTECTION
ホームページ　　https://www.slpjapan.com/
インスタグラム　https://www.instagram.com/hogocafe.pets/
●ボニズハウス
ホームページ　　https://bonis-house.amebaownd.com/
インスタグラム　https://www.instagram.com/bonis_house/