浦安ってこんな街!
2.242024
【祝5周年】はんぶん堂さん5周年おめでとうございます! オープン当初のデザイナーと5年ぶりの展示会。「美術館みたいな、バッグ展」3月2日(土)まで!
北栄にあるハンドメイドの作品と文房具のお店『はんぶん堂』。定期的に展示や個展、新たなモノや人に出会えるのはもちろん、「これ好き!」に出会える場所でもあります。なんと2019年の2月25日にオープンされてから5年がたったとか! もっと前からここに存在していたような感覚ですが、なんとオープン時に展示会を行った、10nintoiro® アートディレクター 糟谷 慶子さんと5年ぶりに「はんぶん堂5周年特別企画展」を開催することに。なんとドラマティックな展開! ということで、どんな展示会なのか伺ってきました!
「美術館みたいな、バッグ展」
店内には多くの方々で賑わっている様子。なんでも2月当初、テレビメディアでの放映があったそうで、日本各地からわざわざ足を運んでくださるお客様がひっきりなしに来店されていました。
「上泉さんとは9年くらい前に、銀座の奥野ビルでグループ展を開催したことをきっかけに仲良くなって、その時自分の作品よりも人の作品を観ることも好きだったし、自分はプロデュース向きかもしれないと思い今に至る感じですね。この5年の間、はんぶん堂は沢山の方々の会期が開かれており、私が出る幕はもうないかな…と思っていたんです。」と糟谷さん。
10nintoiro® とは
プロデュースしている 10nintoiro® とは、10人のアーティストの個性を尊重して、本来捨てられてしまうはずの新品な素材、糸やハギレの服などを活かしバッグに仕立てるブランドとして今も活躍されています。そして5年前、「はんぶん堂」がオープンすると聞き、仲間のお店を盛り上げたい! と、10nintoiroとして糟谷さんが手がけた「一点モノのアートバッグ」をはんぶん堂オープン時のこけらおとしの個展として開催されました。そして今回、当初予定になかった記念すべき「はんぶん堂5周年特別企画展」に、さまざまな縁やタイミングが重なり5年ぶりの開催に至り、お二人ともかなり気合が入っているとか。
今回は「美術館みたいな、バッグ展。」と題し、額の中で輝く画家メルヤさんのバッグ達。以前はバッグとして完成されていましたが、今回も繊細なお顔が印象的で、画家が顔を描き、糸で髪型を創り、細かい格子状縫製で立体感を出した、同じものはない、世界に一つだけのアート作品に仕上がっています。また描くお顔もさまざまなタイプで観るものを楽しませてくれます。こちらは現品限りの貴重なもの、画像にあるものは売り切れとなっている場合もありますので、糟谷さんに伺ってみて!
そして糟谷さん作のバッグの用意もあり、また今回初のお披露目だという「セメントバッグ」。タイの鮮やかなデザインを活かしてリユースとアップサイクルをしています。充分な強さを持ち、パッケージデザインも身近にあるようでどこか懐かしさも感じるバッグに仕上がっています。サイズもさまざまあるのでぜひともお手に取ってその軽やかさを感じてみて。またカラフルなメキシコの再生プラスチックで手編みしたメルカドのカゴバッグも可愛い! これからの時期にウキウキしちゃいますね!
自分のペースでやりたいことをやる!
糟谷さんセレクトの素敵なモノ達とともに、雑多なように見えて宝探しのようなはんぶん堂の店内では、自分の好きなものが見つかる場所でもあります。オープン当初はお客さまが入らない日々が続き不安だったと話す上泉さんですが、徐々に売りたい商品が増えていき、頭の中にはあれもやりたい、これもやりたい、とそのスタンスは今も変わりなく、切れ目のない繋がりを大事にされています。当初からさまざまなジャンルのワークショップもあるので、誰かのやりたい!を応援してくれる、そんな場所でもあるような気がします。ジャンルはデザインやアートだけにとどまらず、最近ではワンちゃんにちなんだワークショップも開催されたとのこと。当初飲食ができなかった店内では、コーヒー提供ができたり、出張クレープ屋さんが来たりと、一つの出会いから次のイベントなどに繋がることも度々あるとか。
さらに上泉さんはオープン当初、浦安商工会議所が開催している起業セミナーにも参加されていました。その際に出会った方々とも今でもお付き合いは続き、新たな出会いにも発展しているそう。
「お困りごと掲示板」
さまざまな方々が行き交うはんぶん堂では、お困りごとを良く相談されていたとか。「あの人ならあれが得意だっ!」ということもあるため、数年前から始めた「お困りごと掲示板」を設置しています。以前「鉛筆削りが壊れた~」という相談があった際、たまたま上泉さんが見てみると、滑りが悪かっただけ…ということもあったそうで、わざわざ専門業者に行かずとも、高い発送費を払わずとも、こんなにも様々なプロ達が集まるはんぶん堂の中で一つづつお困りごとを解決していけると良いなと思ったのだそう。もちろんこうしたことをきっかけに、それぞれのお仕事へと繋がっていくことも重要ですよね。
人と人が出会う場所としてだけでなく、助け合いという重要な役割を担っているような気がしました。洋服のお直しなど、専門店へ行くほどでもないけど壊れたチャックや、穴の開いた洋服など、自分でもできそうだけどできないものだったり、また専門知識を必要とすることだったり。解決できる人やお困りごとをお持ちの方も、どちらともを募集しています。数年前に始まってから現在もお困りごとの掲示板として活躍しているそう! ぜひともはんぶん堂へ行った際はチェックしてみてください。何かあればまずは上泉さんに相談してみて!
上泉さんが次に行いたい事は? と伺うと「金継ぎ体験」だと話します。確かにやってみたい! 自分で調べて行うにはなかなかハードルが高く、いつかやるであろうと、欠けたり割たりした食器が置いてある…。ということはありませんか? また器の魅力も増しそうですよね。さらに今年も6月から、「Tシャツ展」を行うそうで、ちょうど6月の浦安三社祭りに合わせたものができないかと、今から楽しみに考えているのだそう! 今年もどのようなTシャツが揃うのか楽しみですね! また最近では「健康」を意識したワークショップも考えているとか。
そして店頭横のショーウインドウの展示も、イベントごとの使用になっていたり、展示用の仕様になっていたりと、毎回ひそかにショーウインドウを楽しみにしている方もいらっしゃるのでは? ショーウインドウの明かりもなんだかホッとしてしまう、そんな明かりを感じます。決して上泉さんだけでなく、誰かとともに育んできた「はんぶん堂」。今もなおその明かりが消えることなく街を灯しています。ぜひとも「はんぶん堂5周年特別企画展」は3月2日までの開催となるので、「自分の好き!」を探しに行ってみては?
ハンドメイドの作品と文房具のお店『はんぶん堂』
浦安市北栄3-19-4
047-369-6717
11:00~18:00
定休日:日・水・祝
インスタグラム
FaceBook
「美術館みたいな、バッグ展」開催概要
2月11日(日)~3月2日(土)
11:00~18:00
インスタグラム:10nintoiro_2023
10nintoiro® アートディレクター 糟谷 慶子
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