猫実の再開発エリアから、７月に北栄へ移転した「こだわりラーメン 孫悟空」。そういえばずーっと昔からあるラーメン屋さんだけど、ちゃんとお話を聞いたことがなかったな…と、このリニューアルを機に取材をお願いしてきました！ 気さくなご主人と修業中の甥っ子さんが、快く引き受けてくださいましたよ。

前のお店の雰囲気を引き継いだ新店舗

こちらが「こだわりラーメン 孫悟空」さん。もともと焼き鳥屋さんの「大好き」さんのあった場所に、この7月オープンしました。

中へ入ると、まず目に飛び込んでくるのはカウンター。そうそう、猫実のお店もこんな感じでした！ 左手奥にはテーブル席もあります。「もともとこの配置だったのですが、コロナ禍での移転になったので、テーブル席の向きを変えたりパーティションを設置するなどの対策を行ないました。なるべく前のお店の雰囲気を壊さないように、違和感がないように心がけました」と、オーナーの伊藤さん。北栄へ移転してから客層がぐっと変わり、ファミリーや女性客が増えたと言います。

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メニューはこちら。やっぱり…最初に食べるべきは「悟空メン」(850円)ですよね！ 人気のトッピングは「肉塊(ローカイ)」(440円)とのこと、悟空メンに肉塊トッピングで注文してみました。

カウンターに座ると楽しいこと。それは目の前でラーメンが作られていく過程をじっくり見られることです♪ 悟空メンには練りごまがたっぷり入ります。カウンター越しにもごまの良い香り…！「この練りごまは、白ごまを仕入れて自家製で手作りしています。この練りごまもそうですし、スープや麺なども創業当時からほぼ変えていません」と伊藤さん。そこへしょうゆベースのスープ、ゆで上がった麺にトッピングを乗せて、できあがり☆

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いざ実食！

こちらが「悟空メン」、肉塊トッピングで～す！ まず驚くのは肉塊のデカさ。「豚の角煮みたいなもの」と聞いていたのですが、角煮というより積み木の一番でかいやつみたいな大きさです。ホロッホロに柔らか～く煮込まれた肉塊は、口に入れるとふんわり感じる脂の甘味と肉の旨味、スッととろけて残るのは甘やかな余韻…。

ごま香るスープは、意外にもあっさり！ 猫実にお店があったころは男性客が多いイメージだったので、こってり系なのかな？という思い込みがあったのですが、全然違いました。植物性の油でさらっと仕上がっていて、味も濃すぎず、ごまの豊かな香りが口へ鼻へ喉へ駆け抜けていく…！ うん、美味しい。バランスがちょうど良い！ これは女性やお子様も食べやすそう♪

麺は細くて縮れたタイプ。ちょっと甘味があって食べ応えがあります。盛岡の製麺所から取り寄せているこだわりの麺なんですって！ 夏にになると盛岡冷麺がメニューに登場するのも、そんな理由からだったんですね。

そして悟空メンの特徴といえば、トッピングの「唐揚げ」！ 柔らかジューシィでとっても美味しい♡ なんで唐揚げなんですか？と伺うと…「う～ん、昔からなんですよね。常連さんの中には『この唐揚げがなくちゃ！』とおっしゃる方もいるし、『ラーメンにはチャーシューでしょ！』とチャーシューに変更する方もいらっしゃいます。いろいろですね」。そう、唐揚げはチャーシューに変更することもできます。でも最初はぜひ唐揚げを食べてみてほしい…！

これからも浦安で、長く「孫悟空」を続けていきたい

「孫悟空」さんが猫実にできたのは、1996年。当時「孫悟空」は印西市に本店があり、のれん分けとして浦安に出店したそうです。「今はもう印西のお店はなくなって、孫悟空はここだけになりました。猫実の区画整理でお店の取り壊しが決まったとき、2年後に同じ場所でやるという選択肢もあったのですが…2年後ってどうなっているかわからないでしょう。これを機にお店を畳むことも考えたんです」と伊藤さん。

「でも、今まで頑張ってくれたスタッフのみんなや、長く通ってくださるお客様もいて、そしてうちの甥っ子がラーメン屋をやりたいって言い出して。それなら続けよう！と、移転先を探したんです」。移転が決まったのは今年の4月。区画整理での退店が5月、移転オープンが7月ですから、かなりトントンと話が進んだんですね…！ オープン日には一般のお客様からの花環も数多く届き、かなり華やかだったのだそう。

「浦安の方って皆さん本当にいい人ばかりで、いい街だと思います。これからも長く続けていきたいですね」と伊藤さん。これからは甥っ子さんと一緒に、孫悟空を盛り上げていってくれることでしょう！ リニューアルした孫悟空で、変わらぬ「悟空メン」の味を楽しんでみませんか？

こだわりラーメン 孫悟空…浦安市北栄3-25-28 ウスタロスT.K
火曜定休
11時半～15時、17時～25時(LO24時)