なんだか最近アートに触れる機会が少ない気がする…。長引くコロナの影響で、美術館もしばらく行ってないし、アートに意識を向けることが減ってしまっていたように思います。久しぶりにアートに触れたい、アーティストの表現に心動かされたい！ そんな皆さん、浦安のお隣・葛西臨海公園駅高架下の商業施設『Ff』にて開催中のMOYAN『PLAY BOOTY』へ足を運んでみてはいかがでしょう。カラフルな色使いで描かれる人形たちの世界から、あなたは何を受け取りますか？

葛西臨海公園すぐの商業施設『Ff』、2階の奥が個展の開催場所

葛西臨海公園駅の改札を出て、右側の階段を降りると、目の前に現れるのが商業施設『Ff』。2階へ上がるエスカレーターの脇には、MOYAN『PLAY BOOTY』の案内が出ています。

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エスカレーターを上がり、左手側に広がる公園の緑と観覧車を見ながら通路を真っすぐ進むと、突き当りが会場です。ここは“オトナもコドモも楽しめる「部活」”をコンセプトに、ヨガ・ワークショップ・イベントなどを展開している『PALM TREE CLUB』の活動場所。ここを6月１日から６月23日までの約３週間借り切って、MOYAN『PLAY BOOTY』が開催されています。

入場は無料。なんと写真撮影もOKなんですよ！

ポップでかわいい中に潜む、どす黒さ

入ってみると、黄色・青。緑・ピンク…壁や柱に並べられた絵画たちの、鮮やかな色遣いに目を奪われます。ポップで明るい世界観、でもよくよく見ていくと…人形の首が取れていたり、笑った人形が描かれているはずなのに表情がどこか不気味だったり。絵の中に潜むどす黒さに、息を呑みます。

作者のMOYANさんは、東京藝大卒の若手アーティスト。人形やドールハウスを用いた“人形による人間劇”をテーマに絵画を描いていらっしゃいます。今回の個展では、これまで多くの方から譲り受けたセカンドハンドの人形たちをモチーフに制作し、人と人形の共犯関係をテーマとした作品が多く並べているのだそう。ちなみに個展の名前である『PLAY BOOTY』は、「仲間と策謀して悪いことをする」という意味。残念ながら私はタイミングが合わずMOYANさんご本人にはお会いできなかったのですが、会場に在廊される日もあるとのこと。お会いできたら、MOYANさんの技法や世界観など、ぜひ気になることを聞いてみて！

ちなみに会場では人形の回収も行なっています。古いものや大きなもの、ちょっと壊れているものでも回収してくださるそうなので、不要な人形をお持ちの方はぜひお譲りください。きっとMOYANさんが次回作に活かしてくださることでしょう…！

作品たちは写真のようですが、油絵。小さな絵はアクリルガッシュを使用しているものもあります。これらの作品は現物を購入することもできますし、Rakuten NFTのマーケットプレイスにてNFT（非代替性のデジタルコンテンツ）も購入可能。個展会場にて購入すると、個展限定販売バージョンのNFTが手に入ります。その他、手軽にMOYANさんの世界観を持ち帰れるオリジナルステッカーも販売中♪

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そうだ、アートを見に行こう！ 葛西臨海公園駅でお待ちしています

「このあたりでアートに触れられる場所ってあんまりないので、機会があればぜひアートイベントをやりたいなと思っていました」と話してくれたのは、PALM TREE CLUB 代表の大河さん。このたびご縁が繋がり、MOYANさんの個展を開催する運びとなりました。「すぐそこには葛西臨海公園には海と自然があり、その続きでこの場所でアートに触れることができる。日常の一部として、何気なくアートに触れてもらえたらいいなと思います」

会場にはMOYANさんのファンや人形好きをはじめ、ふらりと立ち寄るご家族連れも多いと言います。「ベビーカーの赤ちゃんが『あ～！』って目をキラキラさせて指さしていたり、興味津々でじっくり見る子、ちょっとびっくりしている子もいます。大人の方も、引いてみたり寄ってみたり、様々な見え方を楽しんでくださっていますね」。先週末はかなりの人で賑わったのだそう。ゆっくり見たい方は平日に訪れるのがオススメです。

会期は6月23日まで。平日は11時～19時、休日は10時～19時オープンです。緑深まる葛西臨海公園で遊びつつ、久しぶりにアートに触れてみませんか？

PALM TREE CLUB…https://www.palm-tree-club.com/
活動場所：Ff…東京都江戸川区臨海町6-3-4 葛西臨海公園駅下車徒歩1分
★MOYAN『PLAY BOOTY』展 6/1~6/23
　平日11時～19時、休日10時～19時
　主催：一般社団法人アートパワーズジャパン