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浦安ってこんな街!

美人画×浦安の風景。ポップでレゲエでカラフル、今と昔が交錯する“浦安”の新たな世界が、猫実『手打ち蕎麦 ちんねん』で見られます!

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猫実5丁目の高架下にお店を構える『手打ち蕎麦 ちんねん』さんをご存知でしょうか。和風な佇まいの外観、香り豊かで上品なお蕎麦、でもどこか一般的なお蕎麦屋さんとは違って、スタイリッシュでカッコイイ…店主のこだわりをひしひしと感じるお店です。

実は先月、ここ『ちんねん』さんで、イラストレーター・MURASAKIさんの個展が開催されていました。様々な作風のイラストを手掛けるMURASAKIさんですが、今回は『UKIYOPIC(ウキヨピック)展 番外編 浦安六景』と題し、浦安市内の様々な場所を背景にした絵が6枚展示され、浦安地元のお客様たちにも大好評! 個展期間は終わりましたが、『浦安六景』の絵はちんねんさんの店内で引き続き展示されます。個展が終わるその日にお伺いし、MURASAKIさんにインタビューをしてきました!

UKIYOPIC(ウキヨピック)とは?

もともとレコード屋さんで働きながら絵を描いていたというMURASAKIさん。イラストレーターとして独立後、CDジャケットやポスターなどエンタメ系のイラストを主に手掛けてこられました。

こちらが普段のMURASAKIさんの絵。ポップでカラフル、イキイキとした表情が魅力的!

「ジャンルは主にレゲエが多かったんですが、ヒントを得るためにいろんな画集を見て勉強をしていたんです。それで古い日本の絵、浮世絵って知らないジャンルだな…と興味を持って。浮世絵を自分のタッチで現代風に書き直したら面白いんじゃないか、そうして出来たのが『UKIYOPIC』なんです」。デジタルもアナログも使うというMURASAKIさん、『UKIYOPIC』の色付けに使用しているのはコピックマーカー。浮世絵とコピックだから、『UKIYOPIC(ウキヨピック)』なんですって!

浮世絵のいわゆる美人画を、解説なども見ながらMURASAKIさんが解釈し直し、よりイキイキと表情豊かに仕上がった『UKIYOPIC』。ちんねんさんでは、これまでに2回『UKIYOPIC』展が開催されたそうです。「絵自体が浮世絵をモチーフにしているので、ちょっと和の雰囲気がある場所で個展がしたいなと思って。ちんねんさんで開催させてもらっているんです」とMURASAKIさん。

真ん中が初回、左側が2回目のUKIYOPIC展。右は今回の番外編をまとめたファイルです。

浦安を背景に、美人画がイキイキと躍動する!

今回はUKIYOPICの中でも番外編、しかも浦安六景! これは浦安市民としては見逃せませんね!「前回のUKIYOPIC展で、ちんねんさんの店先で女の人たちが佇むイラストが好評で。これまでに書き溜めてきた美人画に、背景をつけて溶け込ませたらいいんじゃないか…と考えて、浦安を案内してもらったんです」。昨年11月、MURASAKIさんを連れて浦安をめぐったのは、ちんねん店主の中谷さん。地域の人たちが「そうそう、そこ!」とわかるような場所を中心に、写真に収めたのだそう。

撮った写真を丸々トレースするわけではないのもMURASAKIさん流。構図はそのままに、地域の方が「そこだ!」と分かる要素は残しつつ、UKIYOPICの世界に合うよう絶妙に整えられているんです。ちんねんさんには、この写真とこの美人画でこの絵ができたよという作品解説もファイルに収められているのですが、ぜひファイルを見る前に背景がどこだか当ててみてほしい! 背景に合う美人画を選んで合成し、1枚の絵に仕上げています。まるで江戸時代の人たちが現代に息づいているような、浦安なのに浦安じゃないような不思議な魅力のある絵です。

お気に入りの絵を伺うと…「堀江ドッグですね!」とMURASAKIさん。「一番思い入れのある絵です。堀江ドッグって、夜行ったらちょっと怖いような、少し不気味な感じのする場所ですよね。そこに美人画を入れて夕焼けの時間帯にすることで、艶やかな風景に仕上がりました」。ちなみに中谷さんのお気に入りも「堀江ドッグ」! ぜひ皆さんにも、ちんねんさんへ現物を見に行ってみてほしいです…!

ちんねんさんのお蕎麦と一緒に、浦安が背景の『UKIYOPIC』を楽しんで♪

イラストレーターMURASAKIさん(左)と、ちんねん店主の中谷さん(右)。たくさんお話ありがとうございました!

MURASAKIさんは種子島在住。そう、あの鉄砲が伝来した島で、今はロケットが飛び交っている種子島です。そんなMURASAKIさんと浦安の出会いは、MURASAKIさんの絵の大ファンの方が浦安在住だったから。そこからちんねんさんともつながり、個展を開くまでになったのだそう。個展開催時以外にも、ちんねんさんにはMURASAKIさんのイラストがたくさん飾られているんです! ぜひお店に行ったら、隅々までチェックしてみて。

ちんねんさんは水曜定休。ランチは11時~14時(LO.13時45分)、ディナーは現状週末のみの営業で17時~20時(LO.19時)となっています。千葉県の要請に従い、お酒は2人まで・90分までの提供です。今後状況により変動する可能性がありますので、最新情報はちんねんさんFacebookもしくは公式サイトからチェックしてみてください! ちなみにちんねんさんといえば季節の『変わり蕎麦』…夏限定『しそ切り』は7月中旬ごろから始まる予定だそうですよ♪

こちらは昨年の『しそ切り』! 口に入れるとふわあ~っとしその香りが広がる、とっても爽やかなお蕎麦です。

鮮やかな色味と細やかな線、イキイキとした人物の表情が魅力の、MURASAKIさんの絵。そんなMURASAKIさんの描く『浦安六景』を、ちんねんさんの上品なお蕎麦とともに粋に楽しむのはいかがでしょう? 展示期間はしばらく続くそうなので、ご都合のよいときにぜひ訪れてみてくださいね。

MURASAKIさんInstagramstudiomurasaki

手打ち蕎麦 ちんねん…浦安市猫実5-13-10 047-720-0630
Facebook公式サイト
水曜定休 11時~14時(LO.13時45分)
★7/11まで、ディナーは金土日のみ。17時~20時(LO.19時)
★お酒の提供は2人まで・90分まで

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