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浦安の歴史探索〜最古の洋風建築・旧医院

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浦安市堀江3丁目。境川に面した静かな住宅街に佇む、三角屋根の古い家。こちらが、昭和4年に建てられた浦安最古の洋風建築物、「旧医院」です。

2階建ての洋館と平屋の和風住宅が合体した形をしていて、洋風部分は内科・小児科の病院、和風住宅部分は所有者の方の居住区間として使用されていました。(写真右が洋風、左が和風部分)

病院では、約20年前まで診療が行われていました。建物前には案内板も残されています。

医院部分は現在は記念館になっており、無料で見学できます。開館日は土曜日・日曜日の10時〜16時。

医院は待合室・診察室・薬局の3部屋で構成されています。
玄関の扉の向こうにあるのが待合室。手前の机に置いてある受付表に名前を記入して見学を開始します。なお、感染症の流行に伴い、受付表には体温の記載も必要です。当日体温を計ってからご来館くださいね。

壁には昔の浦安の人々の暮らしがわかる写真が飾られています。

洋風の外観に合わせた上げ下げ窓が印象的です。

待合室の先にあるのが診察室。約20年前、診療が行われていた当時の設備や道具がそのまま残されています。

机の上には往診用の鞄や聴診器が。

ベッドの奥にある台の上には診療器具が置かれてあり、当時を偲ばせます。

そして診察室の奥には、小さな薬局があります。

飾られている薬は、こちらも約20年前に使用されていたもの。(中身はなく、空箱が展示されているそうです)

30代以上の方なら、昔使っていた見覚えのある薬があるかもしれません。

薬棚の反対側にはレジ台が置かれています。

レジの横には未使用の診察券や薬袋が残されていました。

病院としての役目を終えた約20年前の姿のまま時を止めている、旧医院。館内はノスタルジーが漂い、優しくも懐かしい雰囲気に包まれていました。機会があればぜひ一度訪れてみてくださいね。

旧医院…浦安市堀江3-1-8 
見学は土日のみ、10時〜16時

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