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ドローンを正しく知って、楽しく遊ぼう! 公民館主催講座『親子de飛ばそう!はじめてのドローン』を取材してきました

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数年前からよく聞かれるようになった『ドローン』。皆さんはドローンに、どんなイメージを持っているでしょうか。カメラが付いててラジコンみたいに空を飛ぶ…と聞いて、「やってみたい!映像を見てみたい!」とワクワクする方もいるでしょうし、「犯罪に使われる怖いものなんじゃないか…」と危険なイメージを抱く方もいると思います。小さいものならお値段1万円くらいからあるので、買おうと思えば誰でも買える、でも飛ばせる場所など実はけっこう厳しいルールで縛られているドローン。そんなドローンを正しく知って親しむための講座『親子de飛ばそう!はじめてのドローン』が、2週にわたって高洲公民館で開催されました!

感染対策を施し、10月から再開した公民館主催事業


コロナの影響で長らく中止していた公民館の主催事業ですが、晴れて10月から再開。館内に入るときには入館票を書き、体温や体調を申告します。

高洲公民館では、今まで対面式で配置していたフリーデスクをコの字型に配置し直し、来館者へマスク着用・ソーシャルディスタンスの確保、講座に入る前の検温ならびに手指の消毒をお願いしています。

新しい公民館様式」に則って、みんなで安心して公民館を利用できるといいですよね!

親子de飛ばそう!はじめてのドローン』は、高洲公民館内の体育館で行なわれました。この講座、定員10組×2回のところ、なんと60組近くの親子からの応募があったのだそう! ドローンへの興味・関心が高いことが伺えます。

テーブルには、たくさんの種類のドローンが。

手のひらに乗るくらいのサイズの小さなものから、テレビの撮影などで使うゴツめのドローンまで、様々あります。「ドローンとは、無人航空機の一種。種類としては、荷物の配送などへの使用を想定した産業用ドローン、TVやCMなどの撮影用ドローン、農薬散布に使う農業用ドローン、建物やトンネルなどの点検に使う点検用ドローン、遊びや競技に使うホビー用ドローンなどがあります。人が乗れるドローンタクシーなども開発されているんですよ」と、講師の田頭先生。


田頭先生、もともとは企業でSEとして働いていたそうです。ドローンに大きな可能性を感じ、2019年に株式会社ネクスドローンという会社を立ち上げます。その後、ドローンをもっと浦安に広めたい!と、入船のまちづくり活動プラザにて「ドローン体験会」を行なっていました。しかしこの体験会はコロナの影響で中止を余儀なくされ、未だ再開の目処は立っていないとのこと…。今回は公民館主催講座「はじめてのICTシリーズ」の一環として、コロナ後はじめて体験会が開催できる運びとなりました。

ドローン飛行には様々な制約が。まずはしっかりルールを学ぼう! 


最初は30分ほど座学。ドローンの飛ぶ仕組みや、ドローンのルールを学びます。重量が200g未満か・200g以上かでルールが変わります

・200g以上のドローン航空法の規制を受けます。人口集中地区(DID地区。国土地理院の地図からご覧いただけます)では原則飛行ができません。浦安市内は全てDID地区に該当するため、どこでも飛ばせないことになります。ただし、屋内や全面が網で覆われている場所(ゴルフの練習場など)であれば航空法の適用外となります。

・200g未満のドローン…航空法の規制は受けないのですが、民法道路交通法による制限、さらには都道府県や市町村の条例で飛行が制限されます。浦安市内の公園は全て飛行NG、よって屋外で飛ばせる場所となると、自宅の庭や許可のある私有地のみ。

様々な制約を受けるドローン飛行、法律や条令に違反すると、通報されて逮捕されてしまいます。じゃああんまり買っても自由に飛ばせないのか…と思ったアナタ。この場所、公民館の体育館であれば、サークルを作れば(公民館の個人での利用はできません)飛ばすことができます! 浦安市民3名集まればサークルが作れるので、興味のあるお友達同士で立ち上げてみても良いかも…!? ちなみに田頭先生は、大きいドローンは木更津の飛行場と契約して練習し、小型のドローンは西船橋のドローン飛行場で練習をされているそうです。


「ニュースではドローンを使った犯罪が報道され、ドローンが怖いもの・危険なものという認識の方も多いと思います。逆に、ドローンは誰でも欲しいと思ったら買えてしまうものなので、正しいルールを知らずに購入して公園などで飛ばし、通報されて捕まってしまうというケースもあります。ドローンはルールを守って正しく使えばとっても楽しいツールなんです。こうした啓発活動を通して、ドローンに対する意識を変えていけたらいいなと思います」と田頭先生。なるほど、きちんとルールを知って正しく使う、それがとっても大事なんですね。自転車に乗るのと同じだ!

さあ、ドローンを飛ばしてみよう!

いよいよ体験です! 初心者用の、勝手にホバリングしてくれるドローンを使って練習します。

コントローラーはこんな感じ。ゲーム機みたいで馴染みやすいですね。

機体を傾けながら上下前後左右へ動かすのですが、そもそもどこが正面なのかを頭で理解しながら飛ばすのは難しそう…「親子でやると、お子さんのほうが大抵飲み込みが早いんですよ」と田頭先生。


このドローンは目視、つまり飛んでいる機体を目で追いながら飛ばすタイプのドローン。その他、ドローンの中には『FPV飛行』と言って、ドローン自体に取り付けたカメラの映像をゴーグルで見ながら飛ばすタイプのものもあります。これは自分が飛んでいるような視点になるので、かなり楽しいのだそう! 操縦するにはアマチュア無線の免許が必要になるので、最初は目視タイプのドローンで練習を積み、その後資格を取ってからFPV飛行を練習するのが良いとのこと。子どものころナウシカのメーヴェに憧れていた私、FPV飛行に挑戦してみたい気持ちがムクムクと沸いてきました…!

初日はここまで。2日目は、親子でレースが行われました。スタートの掛け声を合図に決められたコースをたどり、先にトランポリンに着地したほうが勝ち。見事着地するとギャラリーから拍手が起こります!

コントローラーは共有ですが、操縦者ごとにアルコール消毒が行われていました。

もう一つが、親子で探し物ゲーム。一人が操縦、一人がドローンのカメラに映し出される映像を見て、倉庫の中にあるイラストを探します。これには皆さんけっこう苦戦していましたが、親子での共同作業は盛り上がりますね! 親御さんもお子さんも、とっても楽しそうだったのが印象的でした。

最後はFPV飛行の体験。操縦は田頭先生の息子さんが担当し、同じ映像を別のゴーグルで見て体験します。「すごかった!」「飛んでるみたい!」と子どもたち。

次回は年明けに講座開催予定。乞うご期待!

高洲公民館主催の講座『親子de飛ばそう!はじめてのドローン』は、年明けにも開催される予定だそう。募集の開始時期や日程については、年明けに発行される公民館情報誌『ルネサンス』または『まなびネット』に掲載されますので、ご興味ある方はぜひチェックしてみてください!


今後ますます身近になっていくであろうドローン。飛ばしてみたい方も、ちょっと怖いなぁと感じている方も、まずはドローンの仕組みやルールを学んでみませんか?

ネクスドローン株式会社…https://www.nexdrone.jp/
 ※個別対応もしてくださいます。ご希望の方はネクスドローンのホームページより直接お問い合わせください。
高洲公民館…浦安市高洲5-3-2 047-304-0313

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