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「秋の名残を求めて走ってみた。風がひんやりと心地よく通り過ぎていった」 今回は、葛西臨海公園→荒川→新左近川親水公園→旧江戸川のコースをご紹介します

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浦安市の隣に位置する江戸川区には、非常に魅力的なサイクリングコースがあります。東京都との境の旧江戸川にかかる舞浜大橋を渡るだけで、広大な敷地を持つ葛西臨海公園に到達します。

公園内にはバーベキュー・水族館・観覧車・ジョギング・サイクリングなどが楽しめる施設があり、この公園内だけでも一日を十分に楽しむことができますが、今回はサイクリングが目的なので、公園内の桜並木を最短距離で通り抜け、荒川のリバーサイドに向かって走って行きます。そして、東京湾岸のダイナミックな景観を眺めながら、このコースのハイライトである新左近川親水公園へと向かいます。

新左近川親水公園は、都内とは思えないほど自然豊かな美しい公園です。川の両岸をゆっくり走りながら、公園の美しさをくまなく味わうことができます。

公園を離れた後は、りっぱな街路樹で整っている左近通りに出て、総合レクリエーション公園・ファミリースポーツ広場・フラワーガーデン・富士公園・なぎさ公園という、公園が次から次へと続いている公園に沿って緑道を走り、旧江戸川へと歩を進めてまいります。

それまでの樹木の多いサイクリングロードから視界が大きく広がり景色も一転します。対岸に浦安を見ながら京葉線の鉄橋をめざし、葛西臨海公園の外周を通って、もと来た舞浜大橋を渡り、帰宅の途につきます。
広々とした空間や緑の多い中、景色のバリエーションにも富んでいるので、心も解放され自然の美しさに酔いしれることでしょう。きっと!思い出に残るサイクリングとなることでしょう。

■「葛西臨海公園・荒川・新左近川親水公園・旧江戸川コース」…約2時間

1)スタートは新浦安駅の北側、シンボルロードと若潮通りに面しているオリエンタルホテル東京ベイです。JR京葉線を左に見ながら若潮通りを舞浜方面へと走っていきます。

2)直進していくと今川橋(赤いアーチ型の橋)の交差点に来ます。交差点の先には赤茶色の建物が見えます。順天堂大学病院です。病院のすぐ手前を右折します。

3)順天堂大学を右折すると桜並木となります。春には桜の花、秋にはその紅葉が美しい道路です。左にニッセイ総合研究所があり、順天堂大学から一つ目のT字路交差点で左折します。

4)左折をすると、ここは住宅地内の道路ですが、両側とも銀杏の街路樹が続いていてとっても綺麗な道路です。秋のベストシーズンには黄色に色づいた葉が周辺全体を明るく照らし出します。太陽の光を受けてキラキラと輝く様は一見の価値あり。美しさに感動しながら走って見たいところです。

5)サミットストア、ワイズマートを通りすぎ、弁天ふれあいの森公園まで来るとこの道路は見明川に突き当ります。約1kmくらいでしょうか。ここを左折してください。見明川に沿って鉄鋼団地方面へと向かい、再び突き当りますので、今度は右折です。
左手角にコンビニのローソンがあります。ここで見明川を渡り、若潮通りを真っすぐに運動公園方面へと進んで行きます。道路左側にホテルマイシティズがあり、そのすぐ先が運動公園と接する交叉点になります。その交差点を渡ってから右に曲がります。見明川から最初の大きな交差点ですので迷うことはないでしょう。大型車の通行の多い道路なので横断には十分注意してください。

6)そして東京方面へ向かう広い道路に沿い舞浜駅方面へと走って行きます。歩道橋の下をくぐり、京葉線のガードをくぐり、その先に舞浜駅(左)へと入って行く所がありますが、そこは無視して通り過ぎて行きます。このあたりから自動車道から分離して歩行者・自転車用の道路は急に狭くなっていきますが、気にしないで進んで行きましょう。
更に進んで行くと下の写真のようなところに来ます。標識に「舞浜 ←」と記されています。その標識の下をくぐり、自動車道の脇の道を走って行きます。

更に行くと、自動車道と遠ざかっていく狭い道が続きます。少し分かりにくいですが、その狭い道路を、左に京葉線を見ながら道なりに進んで行くと舞浜大橋に上がって行く為の取り付けの坂道に出ます。非常に急な坂道です。健脚度を試す良い機会かもしれません。ギアを使ってうまく上がってみましょう。

7)さて、橋の上にたどりつきました。左手に京葉線の鉄橋、右手には湾岸線・首都高速が平行して走り、真下には満々と水をたたえた旧江戸川が流れています。車で走り抜けることはあっても、このような景色の中に立つことはなかなかないでしょう。さあ、走って行きましょう。舞浜大橋はかなり長い橋です。上下10車線ほどもある湾岸線と首都高速の車の振動が伝わって来ます。障害物も無いので風もまともにあたります。帽子にはくれぐれも注意です。ちょっとしたスリル感を味わえます。

8)舞浜大橋をわたりきり、スロープを下り、湾岸線を道なりに進んで行くと、そこはもう葛西臨海公園。背の高い椰子の並木に誘導され、ワクワクした気分で走って行くと、大きな観覧車が眼前に現れます。その手前には、公園周遊の電車が止まっており、親子連れ・保育園児・若いカップルなどで賑わっています。
 

9)寄り道をしたくもなりますが、荒川リバーサイドへと進んで行きましょう。公園を抜ける一番のショートカットは桜並木です。電車の止まっている手前の広い道路(葛西臨海公園駅から伸びている)を左に行き突き当りを右に、そして50mくらい先に、下の写真のような標識がありますので右へ進んでください。これが桜並木です。トンネルになっています。

10)ここを通り過ぎると、目の前が一気に広がり、今までとは別世界。左から、東京ゲートブリッジ、若洲海浜公園、都内の高層ビル、スカイツリーなどがほぼ360度のパノラマで見渡せます。お天気の良い日にはまさに最高!


11)道なりに右カーブを描きながら荒川の岸を北上します。ここからは「江戸川健康の道」の一部です。京葉線のガード、湾岸線・首都高をくぐり更に進みます。橋建造物のダイナミックな作りと東京湾や荒川のスケールの大きな景色に魅了される地点です。

12)気持よく風をきりながら、リバーサイドを北上して行くと、東北自動車道方面へと向かう首都高が、荒川を左方面へと横切って行きます。下の写真です。その直前で傾斜のあるV字カーブの道を右に曲がり、走って来た「江戸川建康の道」と平行になっている一般道(船堀街道)に入ります。

13)V字カーブの取次ぎ道路を降りきると船堀街道とぶつかります。船堀街道を渡り(正面はやまびこ公園)更に右へ曲がります。この入口周辺は樹木が鬱蒼としていて日中でも薄暗い通りとなっています。

14)すぐに江戸川区陸上競技場が左に見えて来ます。壁面にスポーツをしているアスリートの絵が描かれているのですぐにわかります。

15)この前を走り過ぎて行くと、正面に木立を通して新左近川親水公園の川が見えて来ます。この川に沿って左折し、下り斜面を走って行きます。コースのハイライトに着きました。
 

16)浦安からそう遠くもない都内に、こんなにも自然味にあふれる穏やかな公園があるとは驚きです。公園の中心部にはスワンやコーヒーカップのボート(祝日・週末、季節限定)などもあり、週末などにはお子さんとのんびりするのもいいですね。ジョギングをしたり、ウォーキングをしたり、釣りをしたりさまざまな楽しみ方がありますが、景色を楽しみながらのサイクリングも最高です。混雑することもなくゆったりとして気持ちも癒されます。

17)川に沿ってどんどん走って行き、水門まで行ったら道なりに川を横切り、反対側のリバーサイドを走って親水公園を一周します。ディキャンプ場の先当たりで左方面にある、左近通り(公園と平行になっている通り)に出ます。そして左近通りを左折して旧江戸川方面へと向かって走って行きます。右手に東京臨海病院、都立紅葉川高校、スーパーベルクなどを次々に通り過ぎ、さくら橋の交差点まで行きます。この交差点を渡ってから右折です。ここまでの通りは、左側が新左近川親水公園で樹木も多く、また歩道には背の高い街路樹が植栽されており道幅も広く、安全に楽しく走れます。

18)そして、さくら橋から右折して3つ目の道路を左折します。せまい道路です。道路から少し入った左側に大きな鉄塔(赤と白に塗られている)がありますので確認して下さい。ここからは南葛西少年野球広場・ファミリースポーツ広場・総合レクリエーション公園・バラ園・富士公園・なぎさ公園スポーツ広場などの公園群が連なっており、長い距離の公園を構成しております。それらの公園に沿ってサイクリングを楽しめる道が続いています。秋は紅葉が美しく、また木陰が多いので、暑い季節でも涼しく走れます。交通量も少なく自分のペースで走れます。公園内はバラ園やお子様が喜びそうな電車が走っています。バーベキューや球技用のグラウンドもあります。
   

19)これらの公園を次々と通過して最後のなぎさ公園(写真下)を過ぎると旧江戸川に出ます。

20)さあ、旧江戸川の堤防に着きました。遠方に、川を横切る京葉線、そして対岸は浦安市となります。千葉県と東京都の境界線となる川ですね。広々とした空間はやっぱりいいですね。気持ちを爽やかに伸びやかにさせてくれます。遠くに京葉線の鉄橋が見えます。
 

21)京葉線の鉄橋のところまで走ってきたら、橋の下をくぐり、道なりに右方向に走ります。葛西臨海公園の外周となっており、200mくらい行くと道が分かれていますので、右の道を行きます。真っ直ぐ行くと公園に行ってしまいます。右の道を道なりに進むと大きな交差点(湾岸線)に出ますので右折します。舞浜大橋方面へと向かいます。

22)舞浜大橋を渡ってからは、来た道を逆方向に道なり(狭い道)に走って行くと、総合公園の交差点まで来ます。ここで左折です。右手に鉄鋼団地のある見明川まで来たら左に曲がらずに、(来る時は左から来ましたが)帰りはそのまま若潮通りをまっすぐ走って帰りましょう。どこまでもまっすぐ走って行くとスタート地点に戻ることができます。

23)若潮通りのこの道もまた銀杏並木の連続です。

24)やがて、順天堂大学病院を過ぎ、今川橋を渡り、終着点のオリエンタルホテル東京ベイに着きます。ホテル直前にはこんなモニュメントもあって目に止まりますね。

さあ、スタート地点のオリエンタルホテル東京ベイに着きました。お疲れ様でした。

ファミリーでも、カップルでも、ひとりでも楽しめるコースです。お天気の良い日にぜひ走ってみてください。きっと、思い出に残る一日となるでしょう。

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