浦安ってこんな街!
11.82017
【MADE in Urayasu】独特なあたたかさは手縫いならでは。ひとつとして同じものはない、ハンドメイド“ 布” 作家。
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独特なやわらかさとあたたかさ、ふんわりと優しい手触りに、一度ふれたらとりこになってしまう…! そんな素敵なバック「クロワッサンバック」が今、コアなファンを中心に巷で話題になっています。噂のバックを手がける作家さんが浦安にいらっしゃるということで、お会いしてきました。
自宅兼アトリエとなっている作業場にお邪魔すると、とびきりの笑顔で迎えてくれたのがクロワッサンバックの生みの親、中川磨紀さん。木の温もりを感じる優しい家具で統一された空間には中川さんが作業をするミシン台が置かれ、ここであのバックが作られているのか! となんだか感動してしまいます。中川さんともの作りの出会いとは。作品を作りはじめたきっかけをお伺いしました。
「実は私、もの作りを始めたのは浦安に引っ越してきてからなので、10年くらい前からなんです。それまでは縫い物なんてほとんどしたことが無くて。バレエの衣装を作るお手伝いをお友達に誘われて、それが縫い物との出会いだったかしら」。この経験から『縫うことの楽しさ』に気付いてしまった中川さん、いただいたアルバイト料で初代ミシンを購入されたそう。
「何か残るものを買いたかったんですよね。そしたらミシン一択でした(笑)。布雑貨を作り始めてしばらくは、趣味の一環で自分用やお友達用に作っていたんだけど。ある日、お友達に『一緒にイベントをやろうよ』って誘ってもらって、それが大きな転機だったかもしれません」。イベントをやるにしても人は集まるか…初めてのイベント開催は期待と不安でいっぱいだったといいます。ですが、当時中川さんと交流のあった作家さんに声をかけると皆さんふたつ返事でOK! 初回は17人の作家さんが浦安に集結し、イベントも大盛況だったそうです。作家さんもお客さんも、中川さんの心配をよそにたくさん集まってくれた…イベントの成功は中川さんの優しい人柄の賜物ですね、と水を向けると「私は本当に人に恵まれて…」と当時を振り返り、目を細める中川さん。「皆の力、人との繋がりがなければここまで出来なかったと思います」。楽しかったなー!とイベントのことを話す中川さんの目は、終始キラキラしていました。「イベントでは直にお客さんと交流させていただき、たくさんの『リクエスト』をいただきました。最初の頃はコースターとかガマグチとか、小さいものが多かったんだけど、お客さんと接するうちに『みんなバックが好き』ってことに気付いて。それからですね! クロワッサンバックのスタートは」。
そんな中川さんがもの作りで大切にしていること、それは『その人らしさ』だそうで… 「『らしさ』を常に作品にこめたいって想うんです。だから布の色も、好みのものから選んでもらえるようにしています」。クロワッサンシリーズでは、好みの色を組み合わせてオリジナルのバックを作ってもらうことが出来ます。布見本もたくさんあり、どれを組み合わせよう?と楽しく悩まれる方が多いとか。「これがまた面白いんですよ。 今まで色んなバックを作ってきたけれど、色の組み合わせがほとんどかぶらないんです。こんな組み合わせがあったんだ!と、私自身も新しい発見が出来るのもすごく楽しいです」。 布を切り、糸を通し、ひと針ひと針丁寧に縫っていく…どの過程でも、あの人はこんな風に持つのかな、こんな風に使ってくれるかな、と注文をしてくれた方を想いながら作っていくという中川さん。優しくてあたたかな想いは作品からも伝わってきます。「私にとってもの作りは、無くてはならない存在です。これがあったから今までたくさんの素敵な人と繋がることが出来ました。年齢を重ねてからでもお友達が出来るのって素敵ですよね♪ やってきて良かったなぁ…って改めて思います」。
手作りであって、手作りすぎない。ふんわりとあたたかな、世界に一つだけのバックは中川さんの優しい愛情にあふれていました。
作品をみたい・購入したい!
※受注販売がメインです。展示会やイベントにお越しください。
http://kurumaki07.exblog.jp/
https://www.instagram.com/kurumaki2007/
*展示会のお知らせ*
2018.4/13 ~4/17 どんぐりころころ…浦安市堀江3-2-10
※この記事はフリーペーパー「浦安に住みたい!」11・12月号に掲載された内容です。
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