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【Sunao Koizumi Ceramics】浦安でも愛され続けている陶芸家・小泉すなおさんの展示会が堀江で開催中♪ 12月18日(水)まで会期中 @どんぐりころころ

※写真は全て展示初日のものです。売り切れたものもございますのでご了承ください。
今週末から堀江のフラワー通りにある小さなギャラリー「どんぐりころころ」さんで、【Sunao Koizumi Ceramics】陶芸家の小泉すなおさんの展示が始まりました! 初日のオープン前にお邪魔して、お忙しい中お時間いただきお話を伺いました。

柏市で陶芸活動をされている陶芸家・小泉すなおさん。「浦安どんぐりでの展示はいつからだろう…」と、どんぐりころころのオーナー・龍木さんと一緒に振り返りながらお話しくださいました。
「確かどんぐりさんがフラワー通りに移転してから、企画展で作品を出し始めてから、2001年に高嶋彩美さんとの初めての二人展を開催したのが最初だったと思います。その当時はうつわだけではなく、陶器の動物も作っていたんです」とすなおさん。「干支シリーズはその頃からの作品で、今ではすなおさんの代名詞のようですよ」と龍木さんが教えてくれました。

龍木さんやスタッフの方々によれば、「初日には干支の陶器を目当てに来られる方が多いんです」とのこと。その言葉通り、展示会の初日には開店後すぐに多くの方々が来年の干支である「へびさん」の周りに集まり、皆さんお気に入りのへびさんを手にして帰られていました。すなおさんの作品が愛されている様子で温かな時間が流れていました。

どんぐりさんに持ちこんだ初めての作品が、ヘビの干支シリーズなんだとか。今回で3回目のへびさんということで、それから24年の月日がたっているそう! 一番初めに浦安で干支を購入された方の娘さんが展示会を見に来ていたりと、大事にその作品を飾っていると話されていたんですって。家族の好きなのもを代々受け継ぎながらというのも素敵すぎます。

すなおさんのうつわは、シックで柔らかい色合いと温かみのある風合いが特徴的です。その一方で、干支シリーズはユーモラスで愛らしい雰囲気! うつわと干支の作品のイメージが全く異なる点も面白いですね。すなおさん曰く、「作る工程がまったく違います。材料も異なり、干支は赤土を使用し、すべて手びねりで作っています。その過程で、形がどんどん変わっていくんです。例えば『これも可愛いな』とか、『帽子を変えてみたらもっと可愛いかも…』といった具合で、いろいろなタイプのへびたちが生まれていきます」とのこと。干支のへびさんたちは、それぞれが個性的で、身にまとっているのは皮のようでもあり和装のようでもあり、見る人の想像力を掻き立てる魅力があります。

干支の作品は自由に、「自分がやりたいものをそのまま表現している」とのこと。一方でうつわは半磁器といって陶土と磁器土をブレンドしたものを使用します。「きれいなものを提供したいと思うので、口当たりが良いように…持ちやすいように…などと、使いやすさももちろん意識されています。その分、細かい作業が多くなることもあります」と語るすなおさん。うつわと干支、それぞれの制作に向き合う姿勢の違いも、作品に表れているように感じられますね。

陶芸というと、どこか難しい作品が多いのかな? と敷居の高いイメージもあったのですが、そのイメージをすらも飛び越え、いつかすなおさんの優しい風合いのうつわを持ってみたいな…と思っていました。しかも愛くるしいへびさんたちがいるなんて伺ったらなおさらではないでしょうか。

今回のテーマは「水彩画のような世界」。すなおさんのうつわは、釉薬が何層にも重ねられた繊細な作り。描かれた線は刷毛や筆ではなく、スポイトなどを使用し水彩画のような透明感のある風合いを生み出しています。この釉薬もすなおさんオリジナルで作られており、コーティングとしての役割だけでなく、色の表現にも大きな影響を与えています。こうした模様は絵の具ではなく釉薬によって描かれているんですって!
「釉薬は焼き上げてみないと、どのような色になるか分からないんです」と話す小泉さん。テストを重ね、納得いく仕上がりとなった器だけが展示に並んでいます。今回の新作では4種類の釉薬が使用されており、それぞれの釉薬が重なり合うことで、透明感のある色合いと滑らかな質感を生み出しています。

「見た目の滑らかさだけでなく、ぜひ手に取ってその風合いを楽しんでほしい」と、どんぐりころころのオーナー龍木さんも話します。触れることで感じるうつわの温かみや釉薬の質感、写真や展示を見るだけでは味わえない、すなおさんの魅力が詰まった作品をぜひともご覧になってみてください!

さらに、すなおさんのうつわは市内のお店でも使用され、その風合いを実際に感じることができます。たとえば、猫実珈琲店さんでは、すなおさんのうつわで提供されるメニューを楽しむことができます。そして、すなおさんの展示会が開催されると、その近辺のお店が忙しくなるほど! それだけ多くの人に愛されている証拠ですね! ただのお皿ではなく、どこか特別な気持ちにさせてくれるうつわ。その一つひとつが手作りで生み出される特別感を、ぜひ手に取りそして使ってみて感じてみてください。日常の中にちょっとした贅沢や喜びをもたらし、縁起の良い干支でさらに可愛く、そんな魅力にあふれています。また会期中すなおさんは在廊されているそうなので、ぜひ新作を手に取ってみて!

【Sunao Koizumi Ceramics】
12/13日(金)~18(水)、13時〜18時
場所:どんぐりころころ
浦安市堀江3-2-10
047-352-0778

どんぐりころころ donguri_corocoro_1982
小泉 すなお sunaokoizumi

※写真は全て展示初日のものです。売り切れたものもございますのでご了承ください。

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