市民による浦安の地域情報総合サイト

浦安ってこんな街!

連載Vol.1【浦安の高齢者施設を知ろう】自分らしい生活を、最期まで|舞浜倶楽部・新浦安フォーラム

この記事は最後に更新されてから1年以上経っているため、情報が古くなっている可能性があります。
最新の情報をお探しの方はサイト内検索で最新情報がないか検索してみてください。

自立でも要介護でも入居できる

ミントグリーンの洋風な外観が美しい新浦安フォーラムの分類は、介護付き有料老人ホーム。「主に65歳以上の自立されている方から、介護認定を受けられた方がご入居されています。持病をお持ちでも私生活に支障はなく自立した生活をしている方も数名いらっしゃいます。ご入居はご本人とご家族が話し合いをされ決められています」と教えてくださったのが、今回お話を伺った施設長の下舘エイ子さんです。

「新浦安フォーラムでは、自分が慣れ親しんだ環境で自分らしく自分の好きな暮らしを送ることを目指し、『人格の尊厳』を守ることをモットーとしています。〝QOLの向上〟(クオリティ・オブ・ライフ※)の実現に向けて、普段の生活はもちろん、認知症や看取り段階のケアも含め、ご本人とご家族にとってできる限り質の高い生活の実現をご提供できるように努めています。その一環で、生活の基盤となる居室はすべて広めに設計されています。車椅子の方も景色を楽しめるように窓は足元までガラス貼りに。境川沿いのお部屋は人気が高く、桜の季節には満開の花を見渡せるので入居者さまにお喜びいただいています。天気のいい日には皆さんで境川沿いへとお散歩に出かけることもあります。お庭のような感覚で四季を感じていただけるのは、この立地ならではですね」

洋風な外観とはうって変わり、建物内、特に居住空間は木をふんだんに使った落ち着いた和の雰囲気に統一されています。大きな窓からは柔らかな光が差し込み館内はどこも明るいのが印象的で、〝我が家〟のような優しい時間が流れていました。「安心して自分らしい生活をしていただくためには医療提供のスピードも肝心です。新浦安フォーラムでは看護師が24時間体制で常駐。ご入居者の健康を定期的に管理。体調が急変した場合には協力医療機関や同じ建物内で開業している訪問医『ひまわりクリニック』に迅速に連繋し往診いただくことで持病をお持ちの方にも安心で、舞浜倶楽部・新浦安フォーラムを選んで頂けている理由の一つだと思います」

コンタクトパーソン制度を取り入れたケアとは

「設立当時からスウェーデン式の『コンタクトパーソン』制度をいち早く取り入れてきました。コンタクトパーソンとは、その人がこれまで歩んできた人生を理解し、自分らしい生活を変わらずに送ることが出来るよう支える制度のことです。特に排泄ケアは施設の都合ではなく、ご本人のリズムに合わせたケアを大切にしています。入居後におむつが取れて自分で排泄が出来るようになった方もいらっしゃるんですよ。また認知症ケアとしても有効な『ブンネ・メソッド』も取り入れています。初めてでも簡単に演奏できるブンネ楽器を使用し音楽を楽しむことで、脳機能の活性化を促します。最初は少しハードルが高いと思われる楽器演奏ですが、自分で音色を奏でることが嬉しくなり熱中される方がとても多いです。次はこの曲に挑戦したい! とそれぞれの個性を引き出せるのも、ブンネ・メソッドの良さだと実感しています」

ギターのように持ってもいいし、机や膝に置いたまま弾いてもいいので、車椅子の方でも演奏でき
るブンネ楽器。簡単なコード進行で演奏でき「私でも出来た!」という感動は、何にも代えがたい
喜びなのだそう。

スウェーデン式のケアを取り入れることで、個人の意思を尊重しパーソナルケアを追求している新浦安フォーラム。人員配置についても、一般的に入居者3人に対しスタッフ1人の配置となりますが、新浦安フォーラムでは入居者3人に対し2人のスタッフがケアを担当する配置です。手厚いサポートが受けられるのも安心できますね。

毎日いただくお食事だからこだわりたい

新浦安フォーラムにご入居を決める方の中には「ご飯が美味しいから決めた」という方も多いそうです。「お食事の味付けはもちろん、食器に陶器を使用しているのもこだわりです。今までの暮らしと変わらないように、また陶器の重さを感じることで運動機能低下や認知症の予防を促しています。旬の食材を使用した和食を中心にご用意していますが、ラーメンやお好み焼きなどといった家庭的なメニューの日も。基本的にご入居者が集まるリビングルームで食事をしていただくので、食事の時間も楽しく過ごしていただいています。皆さんでお食事すると、より一層美味しく感じますよね」

実際のメニューを試食させていただきましたが、とても美味しくて驚きました。塩分調整はされているのに塩味を感じるのは、ダシを丁寧に取りしっかり使っているからなのだそう。盛り付けも綺麗で、目でも舌でも楽しめるお食事は入居者皆さんから大好評だそうです。嚥下機能に合わせて、お食事の形も普通~柔らかめ~ミキサー食と用意がありますが、献立はできる限り同じものを使用しているそう。器も基本的に陶器を使用するそうで「いつまでもお食事を楽しんでほしい」という新浦安フォーラムの想いが、食へのこだわりからも感じられました。個人の意思を尊重する、素敵な施設でした。将来参考にという方もぜひ一度、見学会に参加してみてください。

※QOL=Quality of life(クオリティ・オブ・ライフ)は「生活の質」「生命の質」などと訳され、自分の人生、生きがい、満足度という意味。

舞浜倶楽部・新浦安フォーラム(介護付き有料老人ホーム)
浦安市高洲1-2-1
資料請求・お問い合わせ
TEL:047-304-2400(受付時間9 時~ 18 時)
QRコードからも資料請求・お問い合わせが可能です。

※この内容は、フリーペーパー「ゆうゆう手帖」Vol.40号に掲載された内容です。

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

最新情報をお届けします

Twitterでフォローして最新情報を入手しよう

月別アーカイブ

ページ上部へ戻る