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浦安ってこんな街!

【特集】高洲でゆうゆうライフ

浦安市には、猫実、当代島、北栄、堀江、富士見、東野、鉄鋼通り、富岡、今川、弁天、海楽、入船、美浜、舞浜、港、高洲、日の出、明海、千鳥と19の行政区画があります。その中の1 つの地域に注目して、シニア世代の視点からどんな場所なのかを調べるコーナーです。

今回は、「浦安市高洲」に焦点をあてて調べてみました。元気なシニア世代の多い浦安市—。長く、活発に過ごせるのは、一体なぜ?浦安シニア世代を取り巻く環境を、調査します!

高洲はどんな街?

浦安市高洲は1丁目から9丁目まで広がる、人口約1万6千人の街です。浦安市の南端、東京湾に面して広がる現在の「高洲」は、一戸建てエリアと、パームツリーに囲まれた高層マンションが並ぶリゾートのようなエリアが共存しています。「境川」と「東京湾」の水辺に囲まれ、広大な公園には豊かな緑、見上げれば青い空の広がる解放感だけでなく、興味深い歴史が存在する街です。そんな街の65歳以上の高齢化率は12.75%。(令和7年浦安市字別住民基本台帳人口及び世帯数(総人口):参照)市外から高洲へと転入者も多く、新しい街として、教育・福祉・商業施設も整った若いエリアです。9丁目まであるのは浦安唯一。

近年の高洲不動産事情

不動産市場の動向を見ると、地価はコロナ禍前と比べて上昇傾向にあります。現在、新築マンションの計画はなく、中古物件は市場に出にくい状況です。高洲は、昭和47年からの第2期埋立事業により誕生しました。現在の1~3丁目の戸建てエリアは、かつての漁業権放棄に伴う補償の一環で、「次男・三男対策」として優先分譲された経緯があり、約70坪ほどの区画が広がっています。現在は、広い戸建てでゆったり暮らすシニア層のほか、よりコンパクトなマンションへ住み替える動きも見られます。

現在の土地価格は、30~35坪で5000万円前後(場所による)が相場。また、100㎡を超える広い部屋が多いマンションエリアは子育て世代に人気です。駅からは離れますが、オーケー 新浦安店やワイズマート 高洲店もあり買い物には困らない立地。徒歩圏内には海があり、外部からの流入が少ないプライベート感あふれる住環境が魅力的。「駅から遠いほど、家も街もゆったりと広がっていく」そんな、不便さを上回る独自の魅力がある高洲は、利便性重視の駅前物件とはひと味違う、心のゆとりまで育んでくれるような環境。大切な資産として持ち続けるのにもぴったりの場所なのかもしれません。

かつての「高洲」

この街の最も興味深い点は、かつて高洲が豊かな漁場だったという歴史ではないでしょうか。昭和初期まで、高洲や今川の一帯には広大な浅瀬と干潟が広がっていました。そこでは「脚立」に乗ってアオギスを狙う、全国的にも珍しい独特の漁法が行われていたそうです。かつての海には「ぼんぎ」と呼ばれる木の棒が数多く立てられ、漁場の目印として活用されていました。高洲の「浦安市漁業記念公園」には今もその名残がモニュメントとして保存されています。碑文によれば、豊漁を祈念して水神祭が行われていた場所は「竜宮ぼんぎ」と呼ばれ、漁師たちの信仰を集めていたといいます。公園内には、漁業の繁栄を象徴する記念碑や、天皇陛下より植樹された銀杏の大樹、アサリをかたどったオブジェ、そして当時の原風景を描いた壁画が並びます。目を閉じれば、潮の香りと共に当時の活気が蘇ってくるかのようです。

自然が広がる今と未来

広大な海だった高洲は、埋め立て後も同じく風通しの良い風景が広がります。海側の立地には「高洲海浜公園」があり、市内外問わず、広い空と広い海で子供から大人までが遊べる公園です。充実した遊具に、三番瀬沿いの護岸ではBBQを楽しめるエリアが、展望台に上れば広大な海と空を独り占めしたような気分に。潮風を浴びられる絶好の公園です。その横には「高洲海浜公園パークゴルフ場」もあります。小学生から保護者同伴で利用ができ、65歳以上の方は使用料が約半額に。これはいかない手はない! またリハビリ施設や特別養護老人ホーム(特養)、そして少し内陸に進むと「高洲中央公園」があります。市内でもそう多くはない「河津桜」のトンネルを楽しめ、2月からお花見をする様子、そして子供たちが走りまわる声が聞こえてきます。そんな心もほっこり癒される公園は少年野球場やテニスコートも整備され、日差しを浴びながら思いっきりスポーツを楽しめる場所になっています。そしてこの公園には、東日本大震災の際に液状化で盛り上がったマンホールが「記憶のモニュメント」として残されています。大型スーパーマーケット「オーケー 新浦安店」の正面玄関は現在段差・スロープができていますが、地震の影響で地面が上がってしまった名残を残します。どんな災害が起きても住民同士の助け合いは絶対に必要です。マンション住民も自治体の体制が整っていたので、そこまでの混乱は見られなかったそうですが、15年が経った今も、自然の力や防災への意識は常に持ち、さらに近所の関りも改めて大事なことだと、次世代へ伝えていきたいと住民の方々は話します。「高洲中央公園」では、世代問わず、日曜以外の毎朝6時30分からラジオ体操を行っています。さらに街の風景は今も進化を続けています。2丁目の明海鉄鋼通り線沿いには、地域の交流を育むバスケットコートが誕生。実はここ、第二湾岸道路の候補地という背景があり、市は慎重な姿勢です。広大な公園やスポーツ施設が充実しているこのエリアは、非常に魅力的な街ですね。

高洲の街を彩る、個性豊かな食の新拠点——

高洲はかつての面影を残す落ち着いた雰囲気。埋立当時は個人店が少なく、コンビニの「サンクス」がある程度でした。昭和56年に「東京学館浦安高等学校」が開校すると、サンクスは学生や住民で大変賑わったとか。今では大型スーパーや個性豊かな個人店が立ち並び、活気ある街へと進化し続けています。その東京学館浦安高校と同じ並び、1丁目にあるのが大正2年創業の江戸前佃煮「西金」高洲支店です。第2期埋立事業分譲の直後、平成3年にこの店を構えました。現在は、猫実にある本店と一緒に、3代目の大塚さん兄弟が伝統の佃煮を販売。質の高い海産物と厳選した調味料を使い、江戸前ならではの味を今に伝え続けています。

2024年にオープンした「すし処ひお㐂(ひおき)」は、店主・日沖さんの「お客さまに喜んでいただける寿司を握りたい」という真摯な想いが店名に込められています。握りはもちろん、夜の本格的なお食事コースや、木金土日限定のランチも好評。目にも鮮やかな盛り付けは、日常のひとときに彩りを添えてくれます。「ひお㐂」の向かいに位置するテイクアウト専門店、おにぎりスタンド「Coco Kara(ココカラ)」はお米ソムリエの資格を持つ店主・塩田さんが厳選した米を使用し、具材の詰まったおにぎりと、素材を活かした無添加の惣菜を提供。学生、子育て世代、高齢者にも大人気のおにぎり店です。近隣の老舗「西金」の佃煮を週替わりで具材に取り入れるなど、地域の味も大切にしています。2023年に3丁目のバス通り沿いに誕生したのが「もぐもぐキッチン」です。定年退職を迎えた旧知のママ友4人で運営するこの店は、靴を脱いで上がるアットホームな空間。店主・泉澤さんの繋がりを活かし、地元の魚屋さんから仕入れた新鮮な魚は、家庭料理の枠を超えた格別な味わい。心づくしの定食がほっこり温かく迎えます。昨年、3丁目の住宅街に開店した「居酒屋 えび寿家」は、16時から暖簾をかける地域待望の居酒屋。一日の締めくくりに、こだわりの酒と共に楽しい時間を過ごせる場所として地域に寄り添った居酒屋です(詳細は本誌9ページ参照)。1丁目の高洲橋近くに佇む「Cafe hamanami」は、火水金(基本)に営業する隠れ家的なカフェ。「平日のひとときをゆっくりと過ごしてほしい」との願いから、手作りのキッシュやハンバーグなどのランチ、スイーツを提供しています。月1でアフタヌーンティー、不定期でワークショップも行っています。店主一人の手による愛情深い料理やスイーツを食べて一息ついてみて(事前予約がおすすめ)。宅配弁当「白いエプロン」は3丁目の住宅街にある、家族で営む地域に欠かせない宅配専門のお弁当屋さんです。毎日変わる日替わりメニューは肉・魚から選べるのも◎。野菜もたっぷり入り健康を気遣う方の強い味方です。1個からの配達に加え、事前予約による店頭受け取りもOK。忙しい家庭や高齢の方々に重宝されています。

女性の経営者が多いのも印象的で、優しく迎えてくれる広く大きな街「高洲」。住宅街の中は駅前に比べると商売をするには難しい立地ですが、この立地だからこそ、自分たちで住まいを良いものへと進んでいこうとする、明るく力強い街ではないでしょうか。

※編集室が独自で取材しまとめた記事です。もし記事の内容に誤りがございましたら、お知らせいただければ幸いです。
※この内容は、フリーペーパー「ゆうゆう手帖」Vol.56号に掲載された内容です。

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