浦安ってこんな街!
10.232025
明和地所のお悩み・お困り事スッキリ解決し隊Case.10|リフォームは、今やるべき?インフレ時代、後悔しない選び方

近年続く物価上昇。その波は日々の暮らしだけでなく、リフォーム業界にも押し寄せています。上のグラフは2011年から現在までの建材価格の変動を示したもの。2022年ごろからグンと上がり、同じ建材でも1.3倍ほど値上がりしていることが分かります。デフレの時代には「待てば安くなる」ということもありました。しかしインフレの今では、先延ばしにすることで同じ工事でも費用が倍近くに膨らんでしまう可能性があるのです。今回は、そんなインフレ時代に後悔しないリフォームのポイントと、優先すべきリフォーム項目について、浦安市内の工務店「株式会社アールデザイン」の田中さんにお話を伺いました。

株式会社アールデザイン リフォーム部 部長 田中 利幸 さん
地域に根ざした工務店として、新築から大規模リフォーム、日常の小さな修繕まで請け負う。長年の経験とその人柄から地域の方々からの信頼もあつく「田中さんにお願いしたい」とリピートされる方も多い。
戸建ての場合、優先すべきは「外壁」「屋根」の修繕

リフォーム業界でもインフレが続いおり、田中さんによると「メーカーによっては年に3回、段階的な値上げがあったところもあります。もし『直したい』と思う部分があるなら、早めに行動に移る方がいいかもしれません」とのこと。とはいえ、リフォーム費用は決して安いものではありません。だからこそ、優先的に行うべきリフォーム項目を見極めることが大切です。ご自宅の状況によって優先度は異なりますが、戸建ての場合は特に、外壁や屋根のメンテナンスが心配な箇所として挙げられます。
■外壁塗装の目的は「防水」
そもそも、なぜ外壁塗装が必要なのでしょうか。田中さんはこう説明します。「大きな理由は『防水』のためです。防水のために使われるコーキング材は、時間が経つにつれて劣化します。劣化した箇所から漏水が起きると、雨漏りの原因になってしまいます」。更に漏水は、生活していて気づくことがほとんど無いそうで――「逆に、生活していて漏水や雨漏りに気付くようであれば、内部での漏水がかなり進んでいる状態です。その場合は、通常の外壁塗装だけでは修繕しきれないことが多いです」と田中さん。
内部で漏水が進むとどうなるのでしょう。「木造住宅の場合、木が腐ったりカビが発生します。また、虫の発生、特にシロアリの原因にもなります。そうなると建物の耐震性にも影響が出てしまいます」とのこと。大切な家を守るためにも、外壁塗装のタイミングは非常に重要です。
マンションの場合は「壊れた箇所」を優先して
マンションにお住まいの場合、大規模な外壁修繕や防水工事などは、管理費や修繕積立金をもとに管理組合が計画的に行ってくれるケースがほとんどです。そのため、戸建てのように「家を守るために外壁や屋根を優先的に」というよりも、「壊れた箇所を直す」ことをベースに考えるのが現実的です。「戸建ての場合も同じですが、給湯器は10年以上経つと故障のリスクがぐんと上がります。また、暮らしに合わせて安全性を兼ね備えたガスコンロに変更される方も多いですね」
ご自身の年齢と、これからどんな暮らしを送りたいかを考えて
戸建てでもマンションでも、住まいに合わせたリフォームの優先順位は人それぞれ異なりますが、共通して大切なのは「これからどんな暮らしをしたいかを考えること」だと、田中さんは話します。給湯器やガスコンロといった生活の安全に直結する設備は早めに検討したいポイントですし、外壁や屋根の修繕など費用の大きい工事は、今後の暮らし方そのものを見直すきっかけにもなります。特に戸建ての外壁や屋根修繕は多額の費用がかかります。雨漏りなど修繕箇所が多い場合には、思い切って暮らしぶりに合ったサイズのマンション等にお引越しされるのも、一つの選択肢かもしれません。
「気になる箇所が出てきたら、一度専門家に相談してみてください。インフレもあって、リフォームにかかる費用は年々上がっています。実際に弊社でも、同じ工事なのに去年と今とで見積額が20 %ほど割高になってしまった例もあり、『どうせやるなら早く動けばよかった…』と後悔されるお客様もいらっしゃいました。まずは相談!早めに動くことで、安心できる暮らしにつながりますよ」。大切な住まいを守るために、早めの相談と計画的なリフォームで、安心の暮らしを実現しましょう。
※この内容は、フリーペーパー「ゆうゆう手帖」Vol.53号に掲載された内容です。
株式会社アールデザイン
お問い合わせ ☎ 047-380-8819
住所:浦安市入船4-1-6
営業時間:9時~ 18時
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