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【猫実に猫カフェが!】浦安の保護猫カフェ『猫の館ME』が、来年猫実に移転します! 12/27までクラウドファウンディング実施中☆

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初めて見たときに絶対驚く浦安の地名といえば『猫実(ねこざね)』。なんてったって『猫』が地名に入るなんて、可愛いし珍しいですよね! 『猫実』の由来はというと、もともと水害の多い浦安で、堤防として植えた木の根を水が越えないように「根越さね、根越さね」と願ったのが転じて『猫実』になった…と言われています。加えて浦安・元町は漁師町だったこともあり、地域猫も多いエリアです。

そんな猫実に、来年猫カフェがオープンするとの情報が入ってきました! 現在堀江にお店を構える『猫の館ME』さんが、満を持して猫実へ移転するとのこと。代表の小倉さんは、以前から「猫実に移転したい!2022年2月22日は絶対に猫実で迎えたい!」とおっしゃっていたので、まさしく有言実行。今回の移転について、詳しくお話をお伺いしてきました!

『猫の館ME』とは?

堀江6丁目にお店を構える保護猫カフェ『猫の館ME』。今でこそ各所にオープンし、メディアで紹介されることも増えてきた保護猫カフェですが、2013年のオープン当初はMEさんが千葉県初、まだまだ認知度も低い状態でした。そんな中でも小倉さんを中心に地道な取り組みを続け、成猫に特化した保護猫カフェとして、この9年の間、浦安や近隣地域で保護された215頭もの猫さんを里親さんたちの元に送り出してきました。

保護猫活動には、病気の治療や予防接種・避妊手術など、一頭あたりにかかるお金も決して少なくありません。加えて、保護猫が過ごす場所の家賃やスタッフの人権費など、莫大なコストがかかります。『猫の館ME』さんでは保護猫活動を続けるにあたり、保護猫たちが猫スタッフとして働く「猫カフェ」をはじめ、猫は売らずに猫グッズを販売する「ストア」、旅行中の猫さんのお世話をする「キャットシッター」と、3本柱で運営を続けてきました。

そこへ直撃したコロナ禍。不要不急の外出自粛による「猫カフェ」需要の減少、ソーシャルディスタンス順守による猫カフェ定員制限(現状のMEさんは10人→5人)、ステイホームで旅行や里帰りがなくなることによる「キャットシッター」需要の大幅な減少…。『猫の館ME』を支えていた屋台骨は、大きく揺らぎました。「それでも、多くの支援者さんたちがストアで買い物をしてくれて、今までなんとかやってくることができました。しかし、今の26㎡ほどの猫カフェは定員がたった5名。しかも浦安駅からバスで来なければならない場所です。規模は小さいし集客力も良くない立地の現状では経費を全くペイできず、続けていくのかどうするかの瀬戸際でした。そうして途方に暮れていた今年の夏、不動産屋さんから『猫実に物件が出る』という話を聞いたんです」

コロナ禍直撃の中、満を持してクラウドファウンディングを決意

コロナ以前から「近いうちに猫実へ移転したい!」と不動産屋さんに掛け合っていた小倉さん。提示された物件は猫実2丁目、大三角線沿い・豊受神社の目の前で、駅からも徒歩10分程度という好立地。「またとない話でした。でも、それが新築の物件で…初期費用や内装工事を軽く見積もっても1,000万はかかってしまう。コロナ禍で体力の削がれたMEでは正直支払えない。そこで頼りにしたのがクラウドファウンディングでした」

堀江にある現在の保護猫カフェ

インターネットを通して自分の活動や夢を発信し、思いに共感した人や活動を応援したいと思ってくれる人から資金を募る仕組み『クラウドファウンディング』。日本では2011年に初めてクラウドファウンディングサイトが立ち上がり、以来複数のサービスが生まれ、一般的な認知も徐々に広がっています。(参照:READYFOR )

「伸るか反るか。清水の舞台から飛び降りるというか、羽ばたいちゃった感じです」と小倉さん。不安で眠れなかったと小倉さんはおっしゃいますが、11月12日9時のクラウドファウンディング開始から、なんと50時間で第一目標の500万円到達! この9年の間、『猫の館ME』の活動を傍で見てきた支援者の方々や里親さんたち、そして小倉さんの思いに共感してくれたたくさんの方々から寄付が集まりました。その後も順調で、5日で600万円・6日で700万円と、第二目標金額の1,000万円に向けて着々と進んでいます。クラウドファウンディングの詳細はこちらから。

大通りに面した新店舗は、見やすくて入りやすく、ワクワク感のある猫カフェになる予定!

建築中の新店舗

猫実に移転する新店舗の面積は75㎡。悩んだ末、今回は猫カフェ部門だけ移転し、ストアは堀江に残したままにすることになりました。「面積的に猫カフェとストアの両方を入れ込むのは難しかったこともありますし、今のストアには近所の方がお買い物をしに来てくださるので、利便性を考えてそのままにしました。猫カフェが移転して浦安駅から徒歩圏内になり、現在の26㎡から75㎡と約3倍の広さになることで、お客様の定員も12名~24名ほどに出来るのではと見込んでいます。保護猫も、現在は定数16ですが、面積が広くなることで25前後まで引き上げられるはず。猫さんとお客様の出会いが増えるので、譲渡の機会が増え、保護猫活動をより加速できると考えています」

新店舗の設計図(11/20現在)

新店舗は1階で、大通りに面した側にはガラス張りのドアや窓を配置し、道行く人にも保護猫カフェの全貌が見えるようになります。現在の堀江の店舗は表がストア、猫カフェはお店の一番奥になるので、ちらっと覗いてみたい…がなかなか叶いませんでしたが、次のお店は違います! 保護猫活動や猫カフェに興味がなかった人でも、窓からちらっと覗いて、気になって入店する…そんな利用の仕方もきっと増えるでしょう。猫カフェとして利用しているうちに、保護猫を家族に迎えたいと思うようになる人も、きっと増えるでしょう。

「内装は、アトラクションのようなワクワク感のある雰囲気に仕上げる予定です。新たなデートスポットや観光名所として、浦安はネズミもいいけど猫もいいよね!と言われるような場所にしていきたい」。猫カフェで猫と遊んで、豊受神社にお参りをして、猫実珈琲店でお茶して帰路に着く…猫実で“猫”をまるっと楽しむ、そんな休日プランもすごく楽しそう!

ここを拠点に、ひいては町おこしにもつなげていきたい

『猫の館ME』が猫実に移転することで叶うのは、保護猫活動の促進に留まりません。市民への啓発活動や、ひいては町おこしにもつなげていきたいと小倉さんは話します。「浦安はもともと漁師町だったこともあり、野良猫が多い。猫が好きな方も多く、なんとなく出入り自由の野良猫が街に馴染んでいる現状があります。『猫の館ME』が猫実に移転したら、そんな出入り自由の野良猫文化を改革し、避妊・去勢手術を当たり前に、そして完全室内飼いを促進していきたい」。今後15年ほどかけて、少しずつ地域の野良猫を減らしていく計画も立てているのだそう。

新店舗の目の前は、浦安三神社の一つである豊受神社。

「せっかく“猫実”というキャッチーな地名なので、『猫実の猫祭りみたいなお祭りを企画したり、町おこしも視野に入れて活動していきたい。猫にまつわる品物を集めて猫マルシェをやったり、まわりのお店さんとも協力したり…。そうそう、目の前の豊受神社さんの御朱印帳って猫の表紙のものもあるんですよ! 猫実のここを拠点に情報発信を行なって、町おこしにつなげていきたいですね」。伸るか反るか、これだけ大きなプロジェクトの真っ最中でありながら、未来を語る小倉さんの表情はとっても晴れやか。聞いている私も、『猫実の猫カフェ』が持つ可能性にワクワクしっぱなしでした! 『猫実の猫カフェ』は、浦安の新たなパワースポットになるに違いありません!

クラウドファウンディングは12月27日まで開催中。ご支援よろしくお願いいたします!

新店舗の開店時期は、2022年2月を予定。きっと2022年2月22日、最高のニャンニャンニャンの日には、浦安に『猫実の猫カフェ』がお目見えすることでしょう。移転のためのクラウドファウンディングは現在進行中で、12月27日まで。支援のリターン品には、猫の館MEオリジナルのチャリティカレンダーや、猫雑貨ドリームバッグ、猫切子グラス、同じ猫実にある猫実珈琲店さんのドリップパック、新店舗1日貸し切りや入居猫の命名権などユニークなものも用意されています。

私も微力ながら支援させていただきました。支援したい!と思ってくださった方は、ぜひクラウドファウンディングページよりご協力をお願いいたします。そしてぜひ、周りの方に「浦安の猫実に、猫カフェができるんだって!」と広めていただけたら嬉しいです!

猫の館ME …現住所:浦安市堀江6-9-1 047-720-2222 http://nekonoyakata.me/
★クラウドファウンディングについてはこちらから

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