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【いつか行きたい まぼろしのお店②】店舗に縛られず、行きたいところで花屋を開く“ 出張花屋” 自由で自然で等身大、そんなお花と店主に出会える場所。

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いつもの景色の中にある日突然現れた、大きなガラス瓶に活けられた色とりどりの花々。傍らには柔らかな笑顔で花を束ねる小柄な女性。「あれ、こんなところにお花屋さん?」… そう、今日は出張花屋『PAUSE(パウズ)』さんの出店日!

店舗を持たず、ある時はパン屋の軒先で、ある時はカフェのお庭で、ある時はホテルのロビーで花屋を開く。
「お客様を待つよりも、自分から会いに行きたい。私は動くのが性に合ってるんです」と話してくれたのは、PAUSEの吉原友美(よしはら ともみさん)。浦安出身で、東野の多肉植物アトリエ『TOKIIRO』で長く活動されていました。2019年に生花を扱うブランドとして『PAUSE』を立ち上げ、昨年より本格始動。現在では拠点を印西市に移し、出張花屋として千葉県内や浦安市内をはじめ、関東近郊のお店で出店しています。

浦安から電車を乗り継ぎ『印西牧の原駅』下車、駅から車を5 分ほど走らせると、6 月に完成したばかりのPAUSE さんのアトリエに着く。アトリエ自体もオープンは不定期。
アトリエに並ぶ花器。手持ちの花器を持参して「これに合う花束を作って」とオーダーする方も
いのだとか。

出張花屋の原点は、自転車ひとつで花屋を始めた同い年の友人。
「店舗がなくても花屋ができるんだ!って、すごくインパクトがありました。PAUSE を立ち上げたとき、店舗を持つお金がなかったこともあって、お店をやっている友人に『出張で花屋をやってみたいんだけど…』と相談してみたらOKしてくださって。そこへ出店したのが出張花屋の始まりです」。
思い立ったらすぐ行動、まずやってみる!というタイプの友美さん。いつも行くお店へ突然花屋が現れる、それを目にしたお客様の顔がぱあっと明るくなる…
「もしかしたら私、それが楽しくて出張花屋をやってるのかもしれない」
と友美さんは笑います。実は小さいころから大のいたずら好きで、大人を驚かせてばかりだったんですって!

友美さんのセレクトするお花は、普通のお花屋さんとはちょっと違います。小さくても可憐な花や、素朴な中に生命力を感じる花、深い緑から鮮やかな黄緑までグリーンの種類も豊富。花束を作ってもらうと、まるで野原で摘んできたかのようなブーケが出来上がります。記念日や華やかな場に登場するお花ではなく、私たちの日常にそっと寄り添ってくれる…小休止という意味を持つ『PAUSE』が提案するのは、そんな等身大のお花です。

出張花屋のもう一つの魅力は『自由でいられること』。店舗を構えているとそこに留まっていなければならないけれど、出張花屋なら行きたい地域、行きたいお店、会いたい人に会いに行くことができます。
「今は離れてしまった浦安で出店できるのも、出張花屋だからこそ。浦安には大好きなお店や会いたい人がたくさんいるから」。

日の出のパンとコーヒーのお店『LITTLE BY LITTE』さんでの出張花屋の様子。

印西に拠点を構えて一年。田んぼや緑に囲まれた町での生活で、自然と自分と向き合う時間が増えたと言います。
「前は他人にどう思われるか気になっていたけど、今は自分がどうしたいかが基準になりました。人に喜んでもらうのが私自身一番嬉しいことなので、これからも出張花屋としていろんな場所に行きながら、出会った方一人ひとりに花を束ねていきたいですね」。
近々浦安でも出張花屋の予定があるとのこと、ぜひ友美さんとPAUSE のお花に会いに行ってみてください!

PAUSE(パウズ)
出店情報の詳細は Instagram から

[次回出店予定]10月30日(土)『暮らしを楽しむ、マルシェ』
場所:LITTLE BY LITTLE 浦安市日の出5-5-1
※イベントは変更になる場合があります。詳細はInstagramをご確認ください。

※この内容は、フリーペーパー「浦安に住みたい!」2021年9.10月号に掲載された内容です。
※フリーペーパーに掲載されている日程が変更になる場合があります。最新情報はそれぞれの店舗・主催者にご確認ください。


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