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【“美味しい”の、その先へ】北栄テラス・星シェフと点描画家・bananayamamoto氏による、アートと食の異色コラボイベントが開催。お二人の思いを取材しました!

アートって、何が良いのかよくわからないし、やっぱりどこかとっつきづらい…そう思っている方も多いのではないでしょうか。でも、そのアートが、最も身近で誰しもが大好きに違いない『』と結びつくとしたら? 『アート』と『』、異色のコラボイベントが、11月1日(金)北栄テラスにて開催されました。北栄テラスと言えば、美味しいお料理だけでなく、ヨガ教室にワークショップ、展示会にフリーマーケット、月に一度の朝食「モーニングテラス」や、カウンターでシェフと会話しながらお料理をいただく「カウンターテラス」などなど、数々の面白いイベントを開催しているお店です。今回のアートと食のコラボ、テーマは『食×点 DESSART』。北栄テラスのシェフ・星さん点描画家・bananayamamotoさんがデザートを描き、それを食べるというこちらのイベント、参加は叶わなかったのですが、準備段階とイベント終了時、星さんとbananaさんのお二人に話を伺ってきました! 北栄テラスが目指す 「“美味しい”の先」とは? …思いに迫ります。

チョコレートでひたすら点を打つ、bananayamamotoさん

新進気鋭のアーティストとして、スニーカーとのコラボや伊勢丹での個展など、活躍の幅を広げている点描画家・bananayamamotoさん

お住まいは都内とのこと、一体どこで北栄テラスと出会ったのでしょうか?「以前、『コエルハコ』というイベントを北栄テラスさんがやられていて、面白そうだなと思ってその時初めてお邪魔したんです。それがとても素敵なイベントで、お料理もめちゃくちゃ美味しくて! そこから一気にファンになりました」とbananaさん。北栄テラスのシェフ・星さんは「『コエルハコ』の後、bananaさんが来店してくださって、そこでコラボの話になったんです。点で様々なものを表現するbananaさんとのコラボなら、チョコレートを使おうというのはすぐにピンと来て。それに“お客様の目の前で仕上げるデザート”を作ってみたい、というのはずっと考えていたことだったので、チャンス!と思いました」。

テーマは『食×点 DESSART』。DESSART は、dessert と art を足した造語です。bananaさんご自身、シェフとコラボするというのは初めての経験なのだそう。「今回のコラボは私にとっても新しい体験。来てくださるお客様にも、新しい体験をしてもらえたら」とbananaさん。

こちらはイベントで使う星さんが作ったチョコレートドーム、ここにホワイトチョコを溶かしてbananaさんが一つひとつ点を打っていきます。

bananaさん、神経を研ぎ澄ませているというよりは、筆の赴くままに点を置いているような印象…。「なるべくまばらに、いろんな流れで点を打つようにしてます。一つひとつの点が、大きさやいびつさ・高さも少しずつ違うんですよ。これってデジタルには出来ない、アナログだからこその醍醐味なんですよね」。どこに点が置かれても“失敗”はなく、「そこに行くんだ、面白いなぁ」と感じるのだそう。

もともと保育士だったというbananaさん。点描画家を志したのは、自分が一番やりたくないと感じたから、というから驚きです。「保育士をしていたときも絵は描いてました。絵って言葉や職種に関係なく、人とコミュニケーションを取るツールになるんですよ。最初は普通の線画を描いていたんですが、もっといろんな人に会いたいなと思うようになって、それならばより面白い絵を描いたらいいんじゃないかと思ったんです。何が面白いだろうと考えたときに、いろんなことが簡単・便利になって“めんどくさい”を排除する社会になっている中、逆の発想で“めんどくさい”ものを作ろうと。自分にとって“めんどくさ”くて“やりたくない”こと…いろんな技法を試して、一番辛いと思ったのがこの『点描』でした」。点を打つことだけなら誰にでも出来る。だからこそ、bananaさんは自分を極限まで追い込んでいると言います。「毎日『世界で一番点を打つまで寝ない!』と思ってますよ。確かに全てを点で表現するって大変なんですけど、辛ければ辛いほど、良いものに一歩近づいていく。自分に余裕があるということは同じものを他の人も描けるということで、良いものではないんです。自分を追い込んだほうが、気合の入った良いものが作れる」。

このチョコレートの球を仕上げるのにかかる時間は、小さいもので一つ30分くらい。大きなものだと1時間程度かかるそう。ひたすら点を打っているbananaさんからは、夢と現実の狭間にいるような、時間の流れがそこだけ違うような、不思議な空気を感じます…。

デザートへの並々ならぬ思いとこだわりを持つ、星さん

イベントに向け、黙々と仕込みを続ける星さん。実は大の甘党で、もともとはパティシエを目指していたのだそう!

「高校2年生のとき、ホワイトデーのお返しで女の子にケーキを作ってあげたことがあるんです。そしたらものすごく喜ばれて! こんなに喜んでもらえることを仕事にできたらいいなと思ったのが、料理の道へのキッカケです」。就職してフレンチを学び始めてからも、デザートへのこだわりは人一倍あったと言います。「コース料理のメインといえば肉料理や魚料理ですが、最後に出てくるのはデザート。実はデザートがメインなんじゃないか、と思ってます」。

 
そう、北栄テラスでいただくデザートは、美味しいだけでなく美しい。運ばれてきたときに「わあ、キレイ…!」と心が躍って、思わずカメラを構えたくなります。お皿のキャンバスに絵を描いているようなデザートだなと感じたのは、星さんの思いがあったからなのですね。「ただケーキがポンと置いてあるのではなく、そこに鮮やかなフルーツが添えてあったりソースが線を描いていれば、ぐんと華やかになります。美味しいのは当たり前、その先に見た目がキレイだな、可愛いなと思ってもらえたら嬉しいし、自分もそういうデザートを食べたい」。

チョコレートのテンパリング(温度を上げてから冷やすことで、常温で固まるようになる。口当たりや風味も良くなる)が苦手だったという星さん。今回の『DESSART』では大量のチョコレートを使うため、研究に研究を重ねて最良のテンパリングの方法を編み出したのだそうです。

「その日の気温だったり、温度の測り方によっても仕上がりが変わってしまうんです。でも、失敗にも成功にも必ず原因がある。そこをすり合わせていくことで、必ず成功する方法が編み出せました」。やると決めたら納得の行くまで突き詰めるという姿勢は、まさにプロフェッショナル。そばで作業をしているbananaさんが、「星さんはすごく発想力が豊かで、イベントまで時間が迫る中でも突然『あっ思いついた!』って自分の作業を増やしていくんですよ。なかなか出来ることじゃないです。お客様に良い体験をしてほしい、美味しいものを食べて欲しい…そのための苦労は厭わない方なんだと感じます」。

“美味しい”のその先を目指して

こちらはイベント直前、Live配信で使うカメラを、店長の鈴木さん自ら設置の真っ最中。
 
この大きなテーブルも鈴木さんが作った(!)のだそうです。「もうちょい右かな…」「こう?」「あーっいい感じ!」。イベント直前の緊張感の中、疲労もピークに達しているだろうに、和気あいあいと作業する皆さん。アーティストのbananaさん、シェフの星さん、責任者の鈴木さん…役割の違う3人それぞれが、「良いイベントをつくろう」と前を向いている。傍目からですが、すごく良いチーム…!

残念ながらイベント自体はお伺いできなかったのですが、Live配信を堪能させていただきました。美しい色のソースや、クッキーやフルーツなどのアイテムが少しずつ追加されていく様は、まさに瞬間瞬間がアート。シェフである星さんもアーティストなのだ、と実感したLive配信でした。その時の様子がbananaさん・北栄テラスさんのInstagramにアップされていますので、ぜひご覧ください!

 
 
 
 
 
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bananaさんと星さんが作り上げた『DESSART』。お客様にもクッキーを置いてもらったり、チョコレートを割ったりして参加してもらったのだそう。チョコレートの破片や取った残りのソースなど、全員が食べ終わったテーブルが完成形だった、とbananaさんは言います。「とてもワクワクする、楽しい時間でした! シェフともコラボできたことで、可能性は無限大だなと。一緒に組む方のアイディアと熱量があれば、何も止めるものはないと感じました」とbananaさん。「最初の一筆を描いたときに、『これはすごく良いものができる』と直感しました」と星さん。「bananaさんが絶妙な場所に点を打っていくので、それに呼応するように自分も楽しんでやりました。これをきっかけに、もっと多くの方に『DESSART』に興味を持ってもらえたらいいなと思います」。


お客様の前でデザートを描く、アートと食のコラボレーション『DESSART』は、年明けに第二弾を予定されているとのこと。 また、同じく年明けには、星シェフがつくる洗練された料理をコース仕立てでいただくイベント『四季の美食』も開催予定だそうです。「美味しいのは当たり前。そこに、美しい盛り付けだったり、会話やお見送りなどのサービス、空間づくりなど、プラスアルファで感動を生み出せるお店でありたいと考えています。わざわざ北栄テラスを選んで来てくださるお客様に、特別な料理や体験を提供していきたいです」と星さん。言葉にするとシンプルに感じられる星さんの思い、でも実際に提供されるものの鮮やかさ・面白さは、ぜひ北栄テラスにて多くの方に体験してほしいです…!


年明けにはオープン4年目を迎える北栄テラス。“美味しい”のその先へ向かって、挑戦は続きます。

bananayamamoto…https://www.instagram.com/bananayamamoto/
北栄テラス…千葉県浦安市北栄4-9-3 047-709-3440
月~土:ランチ 11時~14時、カフェ 14時~16時(LO15時半)、ディナー18時~21時(LO20時)
日:11時~16時(LO15時半)
不定休
※12月より営業時間が変わります。最新情報はお店のホームページInstagramをご確認ください

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