浦安の特徴といえば、三方を水辺に囲まれている・埋め立てで出来た・都心までのアクセスが良い…等々ありますが、『マンションが多いこと』もその一つ。特に 埋め立てで出来た中町・新町エリアには、世帯数の多い大規模マンションがたくさんあります。

富岡にある『サンコーポ浦安』は、1100世帯を要する大規模マンション。1978年に建築されたマンションで、来年1月で築44年を迎えます。分譲当時からお住まいの世帯に加え、最近では子育て世帯の入居も進んでおり、幅広い年齢層の方々が住んでいます。そんなサンコーポ浦安で、11月28日に秋祭りが開催されました！ マンションにお住まいの方をはじめ、近隣地域の子どもたちやご家族も集い、イベントあり・フリマあり・お食事もありのとっても賑やかなお祭りでしたよ♡ レポートします！

2年ぶりの大規模なお祭り。飲食ブースの出店やイベントも開催されました

サンコーポ浦安の広々とした中庭。秋祭りの会場は、丘のふもとのスポーツ広場と中庭に面した通路です。フリーマーケットゾーンは38店舗が参加し、たくさんの人で賑わっています！

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直近の感染状況は落ち着いているとはいえ、コロナ対策はぬかりなく。各所にアルコールが設置されていたりソーシャルディスタンスの案内があったり…楽しむのはもちろんですが、あくまで安全に！という主催者の強い気持ちを感じます。

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こちらは子ども会が出店するブース。中学1年生、2年生のお兄さん・お姉さんたちが運営しています。韓国発で大ブームを巻き起こしている「イカゲーム」と、おやつがもらえる「釣りゲーム」！ 客引きからゲームの運営、お金のやりとり、景品のお渡しまで子どもたちが全てやります。すごいなぁ。

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昨年新しくなったばかりという子ども神輿のお披露目もされていました。

防災にも力を入れているサンコーポ浦安、防災のブースも出ていました。ヘルメットや防災グッズ、組み立てトイレの貸し出しなどもマンション単位で行なわれているんです。浦安市では消火器を貸与をしてくれるのですが、消防署まで取りに行かなければならないためお年寄りには難しく、自治会が代行してくれるのだそう。

感染状況が収まっている現在、飲食ブースもお目見え！ やっぱり食事が出ているとお祭り感が増しますね♪ とはいえ、今回は準備期間が短かったこともあり、出店数は例年の夏祭りの半分。「コロナ第5波が収束し、第6波が来る前に開催しようと。準備期間が1か月程度しかなかったこともあり、出店数は少なめにはなりました。でも、来年夏には通常のスタイルで夏まつりを開催したいので、その予行演習も含めての秋まつりです」と、実行委員の末益さん。「もう2年間、大きなお祭りを開催できていないので。子どもたちに楽しんでほしい、お年寄りには外へ出て欲しい！という気持ちですね。ゆくゆくは新浦安マルシェに出店しているような方々にもブースを出してもらえるような、市内全域からサンコーポに集まってくるようなお祭りを開催したいです」

イベント会場も大盛り上がり！ 世代を超えて受け継がれていく“サンコーポ魂”

中央のスポーツ広場はイベント会場に。内田市長も挨拶に訪れ、富岡小学校6年生によるよさこいソーランやご近所のママさんによるフラダンス、富岡幼稚園のお父さんたちによるバンド演奏などがお披露目されました。特に子どもも大人もみんなで踊った『富岡音頭』はステキでした！ 次は櫓を組んで、気兼ねなくみんなで盆踊りを踊れるようになりますように…。

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「実は、40年来ずっとお祭りで太鼓を叩いてくれていたおっちゃんから『もう世代交代してくれや』と言われたんです」と話してくれたのは、実行委員の斎藤さん。今回太鼓を教えていたのは、そのおっちゃんに子どものころから太鼓を習っていた40代のママさん。「お祭りの電気系統を一手に引き受けてくれていた方が最近急に亡くなられたこともあって、『俺も元気なうちに教えられることを教えておかなきゃ』って…。確かに今までお祭りやイベントごとを取り仕切ってくれていた年配の方たちは、もう皆さん高齢です。今回のお祭りも、今まで活躍してくれていたおっちゃん・おばちゃんたちが『コロナ禍だから』と参加を遠慮された経緯もありました。現在企画の中心になっているのは、そんな上の世代の方たちに小さい頃からお世話になった、40代前後の人たちです。コロナ禍ではありますが、今まで活躍してくれた方たちから運営の仕方や思いを受け継いで、これからもサンコーポらしいお祭りやイベントを企画していきたいですね」

建物にも人にも、平等に流れる時間。建物は古くなり、人は老いていく…時の流れには逆らえないけれど、人の思いは時間を超えて受け継がれていきます。これから10年後、20年後も、サンコーポ浦安の緑広がる中庭には、老若男女の笑い声が響いているのだろうな…と感じました。