浦安ってこんな街!
3.212018
トップ・ジャズ・ギタリスト渡辺香津美がストリングスとともに贈る最新アルバム「トーキョー・ワンダラー」の世界をお届けする公演が浦安で決定!
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名実ともに日本が世界に誇るトップ・ジャズ・ギタリストが語る! 浦安との意外な関係。
4月13日 浦安音楽ホールでTOKYO WANDERER「トーキョー・ワンダラー」KAZUMI WATANABE with 奥村愛 STRINGSの公演が決定した、トップ・ジャズ・ギタリスト渡辺香津美さん。キャリアは45年を超え、日本のみならず世界の名だたるミュージシャン達とセッションされてきました。ピアニスト・作曲家、プロデューサーでもあり、公私に渡るパートナーでもある谷川公子さんとともに、国内外の旅が多い中、実はプライベートスタジオもお住まいも浦安にあるということで恐れ多くも「浦安に住みたい! 編集室」が貴重なお時間を頂戴してお話を伺ってきました。
ー渡辺さんは東京都渋谷区のご出身ということですが、浦安にプライベートスタジオ・住まいを選んだのは、どうしてですか?
(渡辺)そうなんです、渋谷のど真ん中(笑)。以前は都内にプライベートスタジオがありとてもいい場所だったんですが、録音や演奏している時に外からの音が気になって、車で機材を運んだりするので何台も駐車場が必要なこともあり、いっそのこと都内から出てみようか! という話になりました。探している時ちょうど浦安は大開発している時でした。浦安に来た時の印象は「空がとっても広いな~。ヤシの木が生えていたりまるで“マイアミ”のようだな」と思い、二人とも気に入って浦安を次の地にえらびました。空は広いし道路も広くて都内に近くていい街ですよね。
ー浦安でお気に入りの場所はありますか?
(渡辺)僕は堀江のフラワー通り、あのレトロ感が好き! 下町情緒に溢れていて、よく行く場所ですよ。他には朝早く起きて海岸線をウォーキングしたり、写真を撮ったりしてよくSNSにあげています! それとね、二人とも食事には気をつけていて、食材に合わせてお気に入りのお店を市内で探すことがとても楽しいです。音楽で煮詰まってしまった時に料理をするとすごく良い気分転換になります。今まで自分の歳の事はそれ程気にしていなかったけどここ数年で親の事や自分の老後について考えるようになりました。奥さんからは「一汁一菜は作れるように!」と指導されています(笑)。
(谷川)男性でも家庭の事に明るくないと! 一汁一菜作れるというのは豊かな老後を過ごすためにも必要なことだと思うんです。
ーこれからの時代は男女ともに料理することは大事ですよね。ズバリ、人生を楽しむ”コツ”を教えてください!
(渡辺)僕の場合は「音楽に関わること、ライブをすること、物を作ること」。あーでもないこーでもないと、作っている過程が楽しいし、出来上がった結果もまた楽しい。僕たちにとって音楽は子どもと一緒だから、見守っていくことが楽しみの一つでもあります。
(谷川)私たちの音楽と人生テーマに「自分の畑を耕そう」というのがあります。子供の頃に感じていたものだったり、趣味とか仕事の延長や家事でも何でも良いので自分で種を撒き、その畑を耕すこと…そして、その種の成長を見守り感じられることが、全てにおいて幸せな気持ちを育ててくれると思うんです。これが豊かな人生を過ごすコツかな…? あと、浦安は暮らしをする上で何でも楽しめる街だと思います。近所にはお店が充実していて趣味道具も散歩ついでにすぐに揃えられますしね!
ーまさに「ライフ・イズ・ビューティフル!」
浦安には音楽やダンスをしている若者・子供たちも多いと思うのですが、親も含めて壁にぶつかったときのアドバイスをお願いします…。
(渡辺)僕もしょっちゅう壁にぶつかっています(笑)! だけどね「自分は一人じゃない」って感じられること。それが一番大事だなと思う。もちろん一人で孤独な作業もあるけれど、我々の場合は音楽で喧嘩もするし、何が良くなかったのかディスカッションをして一緒に考えて、また次の道を考える。親と子という関係だったら「あなたこうしなさい!」ではなくて「一緒にやろうね!」という感じかな。
(谷川)「どうして練習しないの?」ではなくて「何がつらいのかな? どうしたいのかな?」ということを「聞きたいから聞かせて?」というバイブレーションを親が持つというか…、私の子供の頃は親の言葉は絶対! だった…。レッスンに対しても親はすごく厳しかったです。昭和の親ってそういう世代でもありましたよね。高度経済成長期で親が頑張っているから子供も頑張りなさい! みたいな…。実際子供の頃のピアノレッスンが厳しくて辞めた時がありました。今の時代は何をしても出来なくてもそれが個性。失敗しても自分が自信を失わないで済む。そういうことを言ってあげられる時代になりましたよね。もしかしたら私の親が「つまらないのか、そうか~辛くなっちゃったか~」と言っていたら、あの時「やっぱりやろうかな~」と。きっとピアノを辞めなかった様な気がする(笑)! 「出来なくたって大丈夫よ!」 と言ってあげられたらいいですよね。
(渡辺)例えば「ギターをやりたくなくなっちゃたの?」とか言われると、子供って「ちょっとやってみようかな~」って気になったりするよね!
(谷川)小さい頃から気持ちのいいものだったり楽しいと思えたりすることをしていると、ふとした時に「あっ、またやってみようかなー」と思えたり、大人になってからも方向性が開けてくるから、音楽やダンスを習い事にするのはとてもいいことだと思う!
―とっても勉強になります…。
ジャンルを超えて「新たな音楽」を生み出しているお二人ですが実は以前【浦安市立高洲中学校】の校歌作曲を渡辺さん、歌詞の編纂を谷川さんがされたと伺いました。
(谷川)そうなんです。きっかけは渡辺の還暦コンサートを浦安文化会館ホールで開催した時に、たまたま高洲中学の保護者の方々が来て下っていて、そのご縁で依頼をいただきました。「この校歌を歌って生徒さんは卒業をしていく…」。一生心に残るものだからこそ、お話を頂いた時は責任重大だなと思いました。
(渡辺)「新しいタイプの校歌を作りたい」とイメージがあり、僕、この時初めてギターで弾き語りしたんですよ(笑)。イメージしたのは、空の広さ、青さ、そして、自然と街が一体化している、自然と人が共存していること…。校歌を作るにあたって、空と海が基本となりました。学生のみなさんが寄せてくださった歌詞を読みながら、ギター弾いて歌いながら作りました。そして「出航(たびだち)」が完成しました。
ー在校生や卒業生が羨ましいです! お二人にとって「浦安」とはどんな街でしょうか?
(谷川)浦安にはこれからも発展していきそうな「スペース」が沢山ありますよね。そのスペースが私たちにも「モノを作り出す」というイメージを与えてくれています。都心は飽和状態というか、インプットしたものをアウトプットするスペースが無いように感じていて…。浦安の適度な情報量、適度な空間が私たちのアウトプットを可能にしてくれてます。
(渡辺)浦安は「ふるさと」というよりは、ここから「スタート出来る場所」「モノ作りが出来る場所」だと感じています。旅は音楽活動にとても大切で国内外よく行くのですが、そこで得てきたものを熟成できる場所…それが浦安です。下町もあり、スペースもある。僕らにとって「余白のある街」ですね! 今後は浦安ベースでその「余白」をいろんな方に届けていきたい。地域の方々に楽しんでもらえることをしていきたいと思っています。
ーこれからの活動がさらに楽しみです!
今回の最新アルバムではストリングスを迎えての共演だそうですが、浦安音楽ホールで録音をされたそうですね。浦安音楽ホールの「魅力」を教えてください。
(渡辺)僕らもうっとりするくらいの音響で、なんといっても設備がゴージャス。どこに座っても素晴らしい音色を楽しめます。リハ室も防音がしっかりしていてすごくいい設備で、今後爆音を出せるリハ室をエレクトリックでも使ってみたい! 僕にとっては安住の地を得たような、これからも大いに活用していきたい場所です。
(谷川)音響はもちろん置いているグランドピアノも最高峰のもの! 音に限らず彫刻や絵画も素敵で圧倒されました。一度訪れてみていただきたいです。
―素晴らしい贅沢なホールが浦安にあるのは市民の特権ということですね! 最後に、今回開催されるコンサートの楽しみ方をお聞かせ下さい!
(谷川)自分が主人公になった気分で、自分の人生を映画の様に振り返る…そんなコンサートにしたいです。豊かな時間を過ごしていただけると思います。
(渡辺)響きの美しい素晴らしいホールで、ストリングスと演奏できる事は僕自身もすごく楽しみなんです。70年代から音楽をやってきて、一度通り過ぎたメロディーと共に歩いてきたその時代の音楽を同じ世代の方々と一緒に楽しみたいと思っています。もちろん初めて僕たちの音楽、初めての音楽ホールを体感する方も是非一緒に楽しみましょう!
TOKYO WANDERER「トーキョー・ワンダラー」
KAZUMI WATANABE with 奥村愛 STRINGS
演奏予定曲:
・哀愁のヨーロッパ(カルロス・サンタナ)
・Birdland(ジョー・ザビヌル)
・Flamenco Red (谷川公子)
・My Favorite Things (リチャード・ロジャース)
・君の瞳に恋してる (B.クルー、B.ゴーディオ)
・これからの人生 (ミッシェル・ルグラン)
・Spain (チック・コリア)
・While My Guiter Gently Weeps (ジョージ・ハリソン) …他
日時: | 2018年4月13日(金)開場 18:30 開演 19:00 |
出演: | 渡辺香津美(g)、奥村愛ストリングス |
会場: | 浦安音楽ホール・コンサートホール(JR京葉線新浦安駅徒歩2分) 〒279-0012 千葉県浦安市入船1-6-1 電話: 047-382-3035 http://www.urayasu-concerthall.jp/access/ |
料金: | 全席指定:前売り5,500円(税込)*予定枚数に達し次第終了します。 全席指定:前売りペア券10,000円(税込)*予定枚数に達し次第終了します。 当日券:6,000円(税込)*当日会場にて17:30時より販売予定となります。 *お座席はご購入順に良席より割り当て、別途メールにてご案内いたします。 |
主催: | ヒルトップスタジオ ticket@hilltop.co.jp *お問い合わせに関してはメールのみの対応となりますことをご了承ください。 |
チケットに関して: |
サポートダイヤルの受付時間 10:00~18:00 年中無休 |
70年代から国内外の音楽シーンに欠かせない超絶スーパーギタリストの素顔はとっても穏やかで、新米ライターの私にもとても親切に対応して下さいました。(取材前夜緊張して眠れず、当日も声も手もぶるぶる震えていました。)私のイメージとは違い、浦安とともに生活をされていたのもとても意外でした。互いをリスペクトし合う姿に大人の美しさを感じ、地域の方々とも深く関わり合い、自分たちの音楽を惜しみなく表現されているお二人の溢れ出る想いを感じました。積極的に地域貢献をされていて、谷川さんは現在「女性とこどもたちのしあわせを応援するプロジェクト」というイベントを浦安で企画中なのだとか…。このイベント、女性としてとっても楽しみで早く詳細が知りたいです(笑)! 今後の活動からも目が離せません! 現在は映画音楽の制作をされているということで、お時間のないところありがとうございました! 4月13日の浦安音楽ホールはお二人の溢れる音楽を体感できること間違いなしです! 青春のページを開けた時、そこにはノスタルジックで懐かしい日々が蘇る! 珠玉のギターが歌い、優雅なストリングスが時を奏でる、極上の時間をお楽しみください。300席の贅沢なホール、チケットはお早めにっ!
渡辺香津美さんのオフィシャルサイトはこちらから→Kazumi Watanabe official web site
谷川公子さんのオフィシャルサイトはこちらから→Koko Tanikawa official web site
2007年に結成したお二人のユニット Castle In The Air official web site
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