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【New Open】新浦安から世界へ。麵屋「土竜」、まさかのセブ島進出!≪★オープン記念:11/28(金)29(土)の期間限定でセブ島ラーメン食べられます!≫

イオン新浦安の4Fにある、地元の人に愛される人気ラーメン店「土竜(もぐら)」さん。実はこの秋、誰も予想していなかったニュースが飛び込んできました。

なんと――セブ島に支店をオープン!

オープン初日から、セブ店は想像以上の反響だったそう。SNSでの告知が広がり、毎日 1時間半待ちだったそうで――。

「えっ、あの土竜が海外へ!?」

常連さんたちも驚いたというこの新展開。店主新福(しんぷく)さんに話を聞くと、その裏には意外な理由と、挑戦する姿勢がありました。

セブで「ラーメンと言えばこれ!」を作る

セブのお店で一番人気なのは、豚骨醤油ラーメン。クリーミーで、甘みがあって、でも日本の“どろどろ濃厚”とはちょっと違う、セブの人たちの「おいしい」に合わせた一杯です。

「東京のラーメンって、だいぶ行き過ぎてると思うんですよ」と新福さん。
「肉の匂いで殴りにくるような二郎系とか、濃度が分からないくらい濃いスープとか。東京は個性のぶつけ合いなんです。セブではそれをやっても通じないから、一般的においしい王道で作っています。豚骨がすごく受け入れられやすいんですよ。クリーミーで甘い味が好きで、こっちとは感覚が全然違うんですよね」

セブでは「ラーメン文化」そのものが始まったばかり。土竜の看板商品であり、日本では当たり前のつけ麺は、まったく浸透していないそう…。

「つけ麺を出しても誰も食べないんですよ。『なんでこんなスタイルで食べるんだ』っていう反応でした(笑)。文化がまだ追いついていないんです」

だからこそセブ店のメインは、「豚骨醤油」と「モグラ醤油」の二本柱。モグラ醤油は煮干しベースながら、「煮干し!」と主張しすぎない、だしがふわっと香るタイプ。背脂を合わせて、セブの人にも受け入れやすく仕上げているそうです。

「限定ラーメンを考えたり、新しい味を追求するのは得意なんですけど、今の東京はそういう人がたくさんいる。だから、自分のプライドをそこに置き続けるより、もっと楽しいことを考えたいなと。セブでは、シンプルなオペレーションで現地のスタッフでも『職人が作ったみたいな味』を出せる仕組みを作っているんです」

セブ店は、新福さんが毎日店に立つわけではありません。だからこそ、任せる姿勢を徹底しています。現地で店を支えるのが、セブ在住20年以上の日本人、永田さん。新福さんが「現地のことは完全に任せている」と話す心強い存在です。

「現地の人の感覚と僕の感覚、どちらも大事にして作っています。その化学反応が面白いんですよ。僕が運営しないのに、あれこれ口を出しても意味がない。役割があるので、言ってもらったことを調整するスタンスです」

ラーメンの「味」だけじゃなく、「作り方そのもの」を海外仕様にデザインしているあたり、コンサルみたいな仕事ぶりでカッコイイ!

驚きなのは、麺を現地で手づくりしていること!麺の微調整も、現地の小麦粉のクセを理解する永田さんが中心になって進め、失敗と工夫を繰り返しながら仕上げていったそうです。


「最初はクセが強く苦労しました。何回も失敗して、『わかんないな、ちょっと聞いてよ』って、浦安の『麺屋 真星』さんにもいろいろ助言をもらいながら調整して――、そして、『日本とほとんど変わらない麺』ができたんですよ!」

セブの食文化に合わせつつも、現地の素材でどう「土竜らしい一杯」を作るかを、見事に表現した麺が完成したそうです!

セブの「おいしい」は、甘くてクリーミー。そして手づかみ文化も!

セブでラーメンを出すにあたって、一番の違いは「味の好み」だったそうです。

「とにかく甘い、クリーミーが大好きなんですよね」と新福さん。

とはいえ、土竜のラーメンがデザートみたいに甘くなったわけではなく、スープは少しだけ甘さを感じる程度。その分、背脂の存在感を立たせて、現地で新鮮に手に入る背脂を主役級に使っているのだとか。

「面白いのは、食文化そのものの違い。働く人たちの多くは、普段の食事を手で食べるのが当たり前。小さな柑橘『カラマンシー』をぎゅっと絞って、チキンとご飯を手でぱくぱく食べます。箸がちょっと苦手な人も多いですね。『フォークください』って言われることもあります」

そのギャップを楽しみながら、「じゃあ、どうやったらラーメンが日常のごはんになるだろう?」と考え続けているそうです。

ラーメンは“B級グルメ”じゃない?! セブではちょっとしたごちそう

もうひとつの違いは、ラーメンの「ポジション」です。

セブで出しているラーメンは、一杯約380ペソ、日本円にすると1,000円超え。現地の月収が5万円くらいとのことで、それを考えると、「え、それ結構なごちそうでは!?」とびっくりするレベルです。

ラーメン一杯に餃子や唐揚げ、スパムおにぎりなどをつけて、気づけば日本円で2,000円コース。日本だと「ラーメン行こっか」くらいの気軽な感覚でも、セブでは「おしゃれな日本食レストランでのディナー」くらいの存在感になっています。

店内ではラーメンのほかに、餃子、唐揚げ、そしてジュース類が大人気。スプライトやコーラなど、日本でもおなじみのラインナップが、セブでも鉄板だそう。ラーメン一筋というより、「日本ぽいごはんとラーメンを一緒に楽しむ場所」になっているのが面白いところです。

また、取材中に出てくるセブのお話は、どれも真面目なのに少しコメディ調。そして何より、日本とは「感覚がまったく違う」中での試行錯誤が随所にありました。

キャッシュレス決済では、日本なら「ピッ」で終わるところ、スタッフさんが毎回スマホで画面を撮影して支払いの証拠を残すスタイル。「絶対アプリ側の仕事でしょ!と思いながら見てます」と新福さんが笑います。

お店が入っている商業施設もワイルドで、上のホテルが工事中のまま、下のフロアだけオープン。エスカレーターが止まっていても誰も気にしない、「セブの当たり前」の中でオペレーションを組んでいく必要があります。行列の並び方も、日本のように整列する文化はなく、なんとなく人のかたまりができていくスタイル。

「どういう順番で入ってるのか、いまだに謎なんですよね」と新福さん。

そんな「文化も感覚も違う現場」の中で、新福さんは現地のやり方を受け入れつつ、土竜らしい味や仕組みをどう作るか模索していました。

口コミでは「セブで一番おいしい本格派ラーメン」という声が増え、着実にファンが広がっています。

いつか、セブ店で「新浦安から来ました」と言いたい!

海外進出と聞くと、キラキラした成功ストーリーを想像しがちですが、土竜のセブ出店はもっと泥くさくて、実験と発見の連続。現地と日本の違いを目の当たりにしながら、「おいしい」をすり合わせ、セブの街に少しずつ「ラーメン文化」を根づかせているという感じでした。

新浦安の一軒のラーメン屋さんから、海の向こうのセブへ。セブに行く予定のある方は、ぜひ「モグラセブ」にも足を運んでみてください!

【★セブ島出店記念★】浦安に住みたい!×土竜コラボ、あの一番人気「豚骨醤油ラーメン」が、浦安で明日、明後日の期間限定で食べられます!

記事の公開に合わせ、明日の11/28(金)、29(土)の2日間、セブ店人気メニュー「豚骨醤油ラーメン」を、新浦安の「土竜」にて期間限定でご提供していただくことになりました!

セブまで行くのはなかなか大変ですが、この機会にぜひ「セブの味」を体験してみてください♪「新浦安から世界へ」の一杯を、まずはここで味わってみませんか。

麺屋土竜
浦安市入船1-4-1 イオン新浦安 4F
047-704-8001
Instagram @menyamogura

土竜セブ
Level 2, One Tree Plaza Hotel, R. Duterte St, Banawa, Cebu City, 6000 Cebu, フィリピン
Instagram @mogura_cebu

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