昨年末、KUNIさんを訪れたのは、聞こえづらさに悩む92歳のお母様を心配された娘さんでした。元々お父様が難聴で、補聴器を作っては使わなくなる… ということを繰り返していたため、補聴器に良い印象を持っていなかったそうです。「高いだけで、結局使わなくなる家電のようなもの」と思っていたお母様と娘さん。KUNIさんの丁寧な説明を伺い、実際にお母様を連れ再度訪問。お話を伺う中で、耳鼻科への受診を勧められた田村さんは紹介状をもらい受診すると、なんと鼓膜が破れていたことが発覚。約2週間ほどKUNIさんでの補聴器を試用する中で、従来の補聴器イメージとの違い、スムーズな聞こえを実感された田村さん。お試し時は補聴器に充てる耳栓は既製品を使用していたため、完全なフィット感はなかったそう。林さんによると、「耳栓の既製品を使用している方ももちろんいますが、一人ひとり耳穴の形も違うので、耳への負担が重なり、結局外してしまう…という方も。自分の耳穴に合った耳栓だと補聴器の良さを実感いただけると思います。」と話します。現在田村さんも3Ｄスキャナで作成した耳栓を使用。今ではお一人で補聴器調整に通うほど気持ちも前向きに。かつて会話もままならず塞ぎ込みがちだったお母様との生活にストレスを感じていた娘さんは「あのままだったら関係が悪化していたかも…」と当時を振り返ります。そして「鳥のさえずりが聞こえたときには本当に嬉しかった――何より4歳になる曾孫とコミュニケーションが取れた瞬間は胸が熱くなった」と、涙ながらに田村さんが語ります。人との関わりを取り戻し、孤独や不安から解放される。そんな”普通の日常”をもう一度取り戻すための確かな希望がここにはありました。

補聴器エキスパート KUNI（くに）
浦安市日の出1-3 海風の街 3号棟101号室
047-712-5885
OPEN 8:30～15:00（木土は13:00まで）／予約優先／月火
水金16:00～18:00完全予約時間／日曜・祝日定休
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※補聴器の効果・評価には個人差があります。詳しくはHP へ

※この内容は、フリーペーパー「ゆうゆう手帖」Vol.51号に掲載された内容です。