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【芸術の秋】北栄『はんぶん堂』での初めての絵画展『色波のさざ波展』。作家さんがとっても面白い方なので、ぜひたくさんお話してみてほしい!

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突然ですがクイズです。文房具屋であり、ハンドメイド雑貨屋であり、古道具屋であり、カフェであり、図書室であり、ワークショップスペースであり、ギャラリーでもある、浦安のお店といえばどこでしょう?…そうです、北栄にある『はんぶん堂』です! 季節や用途にあわせて様々な表情を見せてくれるはんぶん堂さんですが、初の絵画展『色波のさざ波展』が現在開催中。木目調のしっとり落ち着いたはんぶん堂に色鮮やかな絵画が飾られ、芸術の秋にぴったりの空間が迎えてくれますよ!

気ままな絵たちと、おしゃべりを楽しむような気持ちで

お店の一番奥、普段は革の作品や古道具の置いてある棚へ真っ白のボードを設置し、色とりどりのアクリル絵の具で描かれた作品が飾られています。実はこのボード、緊急事態宣言が出されていた今年4月・5月の休業期間中を利用して、店主の上泉さん自ら棚に改造を施したのだそう! 作品がよく映えますね。

「本当は飯田橋のギャラリーで行なう予定だったのですが、コロナの影響でやむなく中止に。ここで開けてよかったです」と作家の色波こと森田さん。「はんぶん堂は絵画展が初めてということもあり、ここに新しい風を吹かせられたら良いなと思っています。今回は自分の引き出しから形になったもの、小さめの作品たちを持ってきました」

約38年前、南行徳へ移り住んだという森田さん。昨年5月にはんぶん堂を見つけて以来、お散歩がてらよく立ち寄るというはんぶん堂の常連さんでもあります。今年の夏、はんぶん堂にて開かれた『Tシャツ展』にも参加され、満を持しての個展開催となりました。「店主とおしゃべりを楽しむような感じで、気ままに作品たちを見てもらえたら」。遊び心あり、ハッとさせられる作品あり、じっと見入ってしまう作品あり…全12点、じっくり見てみてほしい! キャプションも面白いので、ぜひ読んでみて。

展示は11/28(土)まで。作家の森田さんともぜひお話してみてください!

森田さんに、どのくらい長く絵を描かれているんですか?とお伺いすると、「長く?うーん、3メートル!(笑)」思わずその場にいた全員が笑顔に。笑いながらも、「子どものころから描いているから、もう70年…そろそろ80年になりますね」とちゃんと答えてくれました。「でも本当に面白いなと思い始めたのは、ここ20年くらいかなぁ。2年ごとに個展を開いているんですが、そうするとその2年で自分が思っていること、考えていることが絵に表れてくるんです。人間ドッグみたいなもので、考えていることの結果が出てくるんですよ。だから描くことそれ自体が面白いんだよね」

「芸術だとか絵の表現だとか、小難しく聞こえるかもしれないけれど、誰だっておなかがすいたらごはん食べる、お金がなければ働く、それと同じなんです」と森田さん。

今回の展示とは別に、文房具の棚には森田さんが以前描いた絵が飾ってあります。ぜひ探してみて!

絵だけでなく、工作もお得意。先日のイベント用に作ったという置物や時計、モーターでさざ波を起こす作品の試作なども置いてありますよ。

展示は11/28(土)まで。長めの会期なので、都合のつくときや買い物がてら、ふらっと立ち寄れます。会期中はほとんど森田さん在廊されるそうなので、ぜひたくさんお話してみてください。森田さんの子どものころの経験や、南行徳へ引っ越してきた当時のこと、高洲北小学校の学童クラブで働いていたころのこと…次から次へと泉のように面白い話が湧き出てくるので、絵のこと以外にもぜひいろいろ聞いてみて。店主の上泉さんの淹れるコーヒーをお供に、芸術談義に花を咲かせる秋の夕暮れ…なんて、粋な過ごし方ができますよ♪


はんぶん堂…浦安市北栄3-19-4 047-396-6717
11時~18時、水・日定休
※『色波のさざ波展』は、~11/28(土)まで!

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