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才能溢れる若手演奏家の競演に心が浮き立つ!【羽ばたけ!若い音楽家 Urayasuピュアクラシックコンサート with千葉県立幕張総合高等学校シンフォニックオーケストラ部 第3弾】

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市内の木々も色づき、秋が深まりつつある今日この頃ですが、先月、9月27日の土曜日も秋の気配を感じる肌寒い日でした。まるで芸術の秋を先駆けたかのような…。

この日、検温、手指の消毒、三密を避けたスムーズな入場整理と、万全な備えの中、【羽ばたけ!若い音楽家 Urayasuピュアクラシックコンサート with千葉県立幕張総合高等学校シンフォニックオーケストラ部 第3弾】が開催されました!

昨年好評を博したコラボレーション、9月27日に開催します!【羽ばたけ!若い音楽家 URAYASUピュアクラシックコンサート with 幕張総合高等学校シンフォニックオーケストラ部】第三弾!

「ピュアクラシックコンサート」は、浦安市在住・在勤の若き音楽家の育成を目的に2007年にスタートし、年に3、4回ほど実施されてきましたが、今年2月末に実施予定だったコンサートは、新型コロナウィルス感染拡大防止のため、中止となってしまいました。それから、7ヶ月もの月日が流れてしまうとは…。

一昨年、昨年と好評を博した、千葉県立幕張総合高等学校シンフォニックオーケストラ部のコラボレーション。その第3弾となる今年の「ピュアクラシックコンサート」も開催が危ぶまれましたが、観客席は前後左右に空席を設けたソーシャルディスタンスバージョンで無事開幕に至ったことは喜ばしい限りです!

この日の豪華なプログラムは次の通り。

演奏者 タイトル 作曲/編曲
ピアノデュオ/吉田奈生、大串総覧 二台のピアノのためのソナタ ニ長調 K.448 第1楽章 W.A.モーツァルト
同上 スカラムーシュより 第1曲ヴィフ、第3曲ブラジルの女 D.ミヨー
ヴァイオリン・ピアノデュオ/
加藤小百合(ヴァイオリン)、御法川恵里奈(ピアノ)
バレエ音楽「ロミオとジュリエット」より S.プロコフィエフ<
ギター・チェロデュオ/
岡本拓也(ギター)、北嶋愛季(チェロ)
アヴェマリア J.S.バッハ
同上 オブリビオン(忘却) A.ピアソラ
同上 情熱大陸 葉加瀬太郎
ユーフォニアムソロと吹奏楽/
根本香織(ユーフォニアム)、
千葉県立幕張高等学校シンフォニックオーケストラ部(吹奏楽)
パントマイム P.スパーク
千葉県立幕張高等学校シンフォニックオーケストラ部 A☆CHI☆CHI Burning! GO HOROMI メドレー2020(カット版) 編曲:小島里美
同上 Dancin’會津磐梯山 編曲:福田洋介
同上 風紋 保科洋
同上 「GR」よりシンフォニック・セレクション 天野正道
同上 星に願いを L.ハーライン
同上 交響詩「ドン・ファン」作品20より R.シュトラウス
出演者全員 ラデツキーマーチ J.シュトラウス1世

二台ピアノ(しかも二台ともにスタインウェイという豪華さ!)で奏でられるモーツァルトのソナタの華やかなオープニング。

撮影:Yasuyuki Suzuki

ヴァイオリンとピアノで奏でられる劇的な「ロミオとジュリエット」。

撮影:Yasuyuki Suzuki

クラシックギターとチェロという珍しい組み合わせで繊細かつ大胆に心を刺激されるピアソラのタンゴ。

撮影:Yasuyuki Suzuki

ユーフォニウムの超絶技巧!

撮影:Yasuyuki Suzuki

幕張総合高等学校シンフォニックオーケストラ部の演奏は、開幕前のジブリメドレー。懐かしのアニメ、プリキュア5! 

第二部、幕総ステージでは、タンバリン隊男子生徒が個性的な振り付けで踊りまくる、ノリノリの郷ひろみメドレーで大笑い。法被をまとった女子のカッコイイ舞と粋な演奏の「会津磐梯山」で盛り上がり、「三国志」の漫画でもお馴染み、横山光輝原作「ジャイアントロボ」アニメサントラの吹奏楽アレンジ、天野正道「GR」、リヒャルト・シュトラウス「ドン・ファン」のドラマティックな演奏に痺れました。

撮影:Yasuyuki Suzuki(3枚とも)

そして、チェリストの北嶋愛季さんの、今日、演奏できることの喜びと、演奏する場を整えてくれた方々への感謝の言葉に目頭が熱くなりました。

1188席のところ、半数程度しか座る人のいない客席は、出演者から見れば、寂しい印象があるかもしれません。しかし、観客側からすれば、「ゆったり座れて、いつもより音楽に集中できる」という声があるのも確か。

今日のように、音楽的に充実したプログラムで、さらにユニークな演出でお腹がよじれるほど笑わせてくれる…、こんなに贅沢な内容なら、前後左右に気兼ねなくゆったり座れることのメリットを存分に堪能できるというもの。私自身、浦安の若き音楽家たちと幕張総合高等学校シンフォニックオーケストラ部のコラボレーションをめいっぱい堪能させていただきました!

ところで、スペースを取るために「この席は私の席です。使用できません」と書かれた可愛いイラストは本日の出演者をイメージしたものだそうです。動物たちが持っている楽器がヒントですよ(笑)

終演後、「あんな難しい大曲を高校生が」「すごいねえ」というざわめきがあちこちから漏れていました。

オケ部に所属する友人に誘われて聴きにきたという市内在住の幕総生。「すごい演奏を聴いたら、自分たちも弾きたくなるかも、って楽器を持ってきました」。ヴァイオリンとフルートを携えて今から青少年館のスタジオで演奏してくるのだそうです。ステキですね。

深まりゆく秋。本格的な芸術の季節は、いよいよこれから! ソーシャルディスタンスを保ち、新型コロナ感染防止に配慮しながら、聴いたり、演奏したり…。浦安市民が音楽を楽しむ場所がますます増えていきますように。

トップ画像撮影:Yasuyuki Suzuki

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