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【浦安の図書館】当代島分館司書さんにインタビュー!

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活字と向き合う仕事を、長く続けていきたい。図書館司書は、私の天職だったのかもしれません。

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「生涯、長く働き続けたい。そう考えた時に、図書館司書になろうって思ったんです。」今回お話を伺ったのは、当代島分館司書の田中康子さん。司書の前は広告代理店に勤め、昼夜問わず働いていたそう。昔から本が好きで活字とはずっと関わっていきたいとの想いから、短大時代にとった資格を活かし浦安市の職員採用試験を受けたのが32年前。希望通り図書館に配属され、働き始めたのはちょうど中央図書館が開館する少し前のことでした。

「入った当初は右も左も分からない状態で・・・。今は新人教育がしっかり整備されているけれど、当時は先輩の仕事を見よう見真似で覚えることが多かったんです。仕事をしながら学ぶことに必死でした。」浦安初の大きな図書館は当時から人気で、時には人気の棚から本が全部無くなった! ということもあったそうで、「司書って意外と体力仕事、体育会系なんです。重い本の箱を運んだり並べたり・・・。でも、たくさんの本やお客さんと出会い、貴重な体験も出来ます。32年間仕事をしていても新しい発見がまだまだ沢山あるんです。とても楽しいですよ。」

そんな田中さんが今回お薦めしてくださった本は2冊。

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「小野セツロー作の土人形や味のある絵が満載で、見ているだけでも楽しい『セツローのものつくり.』。作者のこだわりで、土人形は毎日10個までしか作らないんです。10個以上作っても自分が楽しめないし、お人形の顔も可愛く無くなってしまうからなんですって。『楽しくないと仕事は出来ない』、そのこだわりは自分にも重なり何度も読み返したくなる本です。」
もう一冊は「ゴールディーのお人形」という大人向けの絵本。「かわいらしい絵の中に、手仕事の良さや主人公の仕事へのこだわりを感じられる絵本です。仕事と向き合いたいときに読むと、『頑張ろう』って気持ちになります。」生涯仕事を頑張っていこうという女性、田中さんならではの2冊でした。

右)セツローのものつくり.著者:小野セツロー 出版:アノニマ・スタジオ
左)ゴールディーのお人形著者: M.B. ゴフスタイン 翻訳:末盛 千枝子 出版:すえもりブックス

浦安市立図書館当代島分館
住所 浦安市当代島2-14-1

〒279-0001 千葉県浦安市当代島2丁目14−1


電話 047-382-1707(10:00~17:00)
開館時間 月~金 10:00~18:00
     土日  10:00~17:00

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