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浦安駅の近くに、ブラジル直輸入コーヒーの自動販売機が出現してる!? コロナ禍で次の一手を模索する『麺酒場 凛々亭』店主にお話を聞いてきた!

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浦安駅からスクランブル交差点を渡り、宮前通りをまっすぐ歩いていくと、境川の少し手前に『麺酒場 凛々亭』というお店があります。凛々亭さんの店頭に、今月に入って現れた自動販売機…ブラジル産のインスタントコーヒーが缶入り・袋入りと2種類販売されているのですが、前を通って気になった方も多いのではないでしょうか。

私がこの自動販売機を知ったのは、読者の方からの情報提供。早速凛々亭さんへお伺いし、まぜそばのお店がなぜブラジル産コーヒーを販売しているのかお話を伺ってきました。そこにはコロナ禍で知恵を絞る飲食店の姿、そしてブラジルとの浅からぬご縁がありました!

親戚から送ってもらった『カフェ・イグアス』と、非接触・24時間販売可能な自販機。点と点がつながった

「実は私、ブラジルに親戚のおじさんがいるんです。そのおじさんがこの『カフェ・イグアス』を送ってくれて、飲んだのが出会いですね」と話してくれたのは、凛々亭店主の関さん。コーヒーを飲むとお腹がゴロゴロしてしまう体質だそうですが、この『カフェ・イグアス』は平気だったんですって!「でも日本で買おうと思ったらどこにも売ってないんです。輸入代行になると時間がかかるし高くなってしまう…そこで、自分たちの飲む分は親戚に送ってもらっていました」

そして昨年からのコロナ禍。凛々亭さんはもともと19時~朝7時までと夜から翌朝まで営業をされていたのですが、度重なる政府の要請により、現在の営業時間はお昼の12時~20時(19時半LO)。また今までメインであったお酒の提供も、現在は要請に従う形で『2人まで・90分まで・19時まで』となっています。「長引くコロナ禍で何か手を打たなければならない。そう思った時に、非接触で24時間販売が可能な『自動販売機』に興味を持ちました。最初は自動販売機で持ち帰りの冷凍まぜそばを売ろうと思ったんです。でもいろいろ調べると、食品衛生法の規制などがいろいろ厳しくて…ちょっと自販機で販売するのは難しそうだとなったときに、『そういえばカフェ・イグアス、美味しいし珍しいし売ってみたらどうだろう?』と思いついたんです」。この自動販売機は物販で屋外に設置できるタイプで、販売するものの幅も自由に設定できるのだそう。リースではなく関さんご自身が購入された(!)というから驚きです。

とはいえ、国内でほとんど取り扱いのない『カフェ・イグアス』。製造元は総合商社である丸紅の子会社なのですが、日本への輸入や販売は一切していないのだそう。個人輸入という形で関さんが手配し、正規の手続きを踏んで7月から販売が始まりました。「日本で買えるのはおそらくここだけじゃないかと。いろんな方に知ってもらって、『カフェ・イグアス』の美味しさを知っていただきたいですね」

ガツンと苦味が効いていながら、スッキリ飲みやすい味わい。これからの時季はアイスでも◎!

『カフェ・イグアス』はいわゆるインスタントコーヒーなのですが、とっても細かいサラッとした粉が特徴。だからこそ水にも溶けやすく、ホットだけでなくアイスコーヒーにも適しているのだとか…こうなるとお味が気になりますよね。凛々亭さんでは自動販売機での販売だけでなく、イートインでの提供も行なっています。試しにアイスを1杯飲んでみました!

ガツンと苦味の効いた大人の味わいながら、スッキリとしていて飲みやすい。ミルクやお砂糖を入れても合いそうです。酸味はやわらかくて後味さっぱりなので、ゴクゴク飲みたくなっちゃうコーヒー! これからの季節はアイスでゴクゴクいくのがよさそうです。「まずは店内で試しに飲んで、『美味しいね!』と買ってくださる方も多いですね」と関さん。

説明書きにはお湯150mlにティースプーン3杯が適量となっていますが、わりと濃いと感じる方も多いです(私ももうちょっと薄めが好み)。薄めがお好きな方は2杯でも充分かもしれません。

ちなみにギフトボックスも販売しています(店内のみ)。ここでしか買えないインスタントコーヒーは、ちょっとした手土産に、遠方の友人・親戚へ送るのにもピッタリ♪

店頭では、冷凍まぜそば・冷凍餃子の販売も行なっています

自動販売機はインスタントコーヒー販売になりましたが、当初の計画であった冷凍まぜそばはこちらのケースで販売しています。「今までは冷蔵で販売していたのですが、冷凍にすることでストックできるようになりました。これはリピーターが多いですね。手順通りに作ってもらえればほぼお店と同じ味のまぜそばが食べられます」

そして店頭の冷凍ケースでは、ウワサの『ジャンボ餃子』も販売中。これは丸上食品という会社が製造する餃子で、全て工場で手作りしているという売り切れ続出の餃子なんです! 楽天の通販でも人気が高く、製造がなかなか追いつかないそうですが、凛々亭さんとは長年のおつきあいがあるため入荷が可能なのだとか…。私も買って食べてみたのですが、おうちで焼くだけですぐ食卓に並べられるという嬉しさ♡ 1パック5個入りで2パック購入し、大人2人・子ども2人で食べたのですが、大人3つ・子ども2つで満足できるくらい餃子が大きい…餃子ひとつが普通の餃子の2~2.5倍ありそうな感じでした!

待っているだけじゃダメ。どんどんトライしていく

「苦しい状況ですが、ただ待っているだけではダメで、トライしていかなきゃいけない。今後は『カフェ・イグアス』だけでなく、ブラジルの調味料やナッツなど、日本で売っていないようなものも販売できたらと思っています」と関さん。確かに、中国や韓国・アジア・インドなどの食材店というのは見かけますが、ブラジルの食材を売っているお店ってなかなか見ませんよね。凛々亭さんでブラジル食材が買えるようになる日も近いかも…!?

コロナで苦境に立たされている中でも、新しいアイディアや新しい取り組みは日々生まれていく。どんな状況でも、人はそれを楽しみながら力に変えていくことができるんだと、人間のたくましさを感じた取材でした。

麺酒場 凛々亭…浦安市猫実5-1-51
047-351-7568
日祝定休、12時~20時(LO19時半、お酒の提供は19時まで)※現在時短営業中

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